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ランナーの思いやりってすごい

私ボイスカプセルのサルは11月28日に、
人生初のフルマラソンに挑戦してきました。
マラソンおたくのボイスカプセルの佐坂も、
ペースメーカーとして一緒に参加してくれました。

始まる2週間前あたりから不安な気持ちでいっぱいでしたが
終わってみればすごく楽しい経験でした。

山梨県の河口湖をぐるっと回る富士山マラソン、
雲一つない富士山を眺めて絶景を満喫しました。

42.195㎞というフルマラソンを初めて走りましたが、
『走ってみてわかるマラソン大会の良さがあるんだ』
ということを学びました。

今回感じた良さは本当に色々ありましたが、
その中でも一番良かったことを是非とも報告したく記事を書いております。


マラソン大会の良さ、一番深く私に響いたのことは、


『人があったかい』


ということです。

このあったかいは体温の暖かさ的な意味ではなく、
心の温かさです。

マラソン大会に関わる人ってみんな心綺麗すぎない??
ってくらい思いやりにあふれていました。

私は今回、
「スタート前」「レース中」「ゴール後」の
全シーンで感涙レベルの思いやりを感じました。


ものすごく色々語りたいのですが、
まず今回は「スタート前」の感涙話を是非とも伝えたい!!


スタート地点周辺に到着し受付を済ませた私と佐坂。

諸事情があり、手荷物預けを事前に申請していなかったのです。
しかし、ありがたいことに総合案内でお願いすれば
後からでも預けられるとのことで受付に向かいました。

受付到着して早速、


佐坂「二人分荷物を預けたいんですが、事前に申請できてないんですけど大丈夫ですか?」

スタッフ「あ、大丈夫ですよ!」

よかった~と、一瞬ほっとして束の間、
私と佐坂はどん底に突き落とされます。

スタッフ「二人で1000円です!」

サル「え・・・佐坂、現金もってる?」
佐坂「いやない、サルは?」
サル「・・・車に置いてきたわ」

3人「・・・・・・」


さあ、どうしたもんでしょう。
このままだと我々2人は荷物を放り出して
スタートを切ることになります。

困り果てたその時に、佐坂が苦し紛れのお願いをします。

佐坂「あとでお金持ってくるのでダメですか?」

スタッフ「えーーーーっと、うーーん・・・」


スタッフさんが困るのは当然です。
こんなありえないお願い許されるわけがありません。

コンビニで買い物をするときに1000円ですと言われて、
お金後で持ってくるのでとりあえずもらってっていいですか?
と同じ原理で、頭がおかしいやつだと思われます。


サル(おいおい、佐坂、よくそんなお願いできたな)

とサルがあっけらかんとしている最中、
スタッフさんが決意したような顔でこのように切り出しました。


スタッフ「わかりました。私は今日ここの総合案内にいるので終わった後に払いに来てください。よろしくお願いします。一応連絡先とお名前だけいいですか?」


サル・佐坂「え!いいんですか!!ありがとうございます!絶対払いに来ます!」


感動のあまり涙が出そうでした。
参加選手にとって荷物が預けられないのは致命傷すぎます。
そのことを考えてくれての優しさだったのでしょう。
このようなマニュアルにとらわれない臨機応変な対応ができる人が
どれだけいるでしょうか?
しかもこのスタッフさんボランティアの学生です(たぶん)。


もう我々二人にはこのスタッフさんが女神にしか見えませんでした。
このスタッフさんが総合案内にいてくれなかったら、
今回の富士山マラソンは絶対無事に終えられなかったです。


もちろんマラソン終了後、最速でお金を返しました。


私も困っている人には臨機対応な対応ができる人間になりたいものです。


スタッフの小川さん。
本当にありがとうございました。
このご恩は忘れません。
小川さんのおかげで初めてのフルマラソンを堪能することができました。
この経験があったからこそまたフルマラソン挑戦しようと思えています。
本当に本当にありがとうございました。


また来週に、別の感涙エピソードも書こうと思います。
今日は思いの外文字数が多くなってしまったのでここまでにします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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