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【基本】ミドルボイスは全ての基本 高音・ミックスボイス出したいならまずはミドルをマスター

ミドルボイスとミックスボイスの関係

ミドルボイスは
チェストボイス|ミドルボイス|ヘッドボイス
という、声区です

ミックスボイスは
ミドルボイスとヘッドボイスをキレイにつなぐテクニックです

なので、そもそもミドルボイスができないければミックスボイスが出来る訳がないんです

ただ、ミドルボイスとミックスボイスに関しては いろんな人がいろんな定義で話しているので 話が混乱している状態です
それが、間違った指導はされてないのに結果に結びつかない最大の要因です

ミドルボイスとは

ミドルボイスとは中音域で楽に発声できる発声の仕方です
実をいえば、チェストボイス(地声)でも同じ音域が出たりします
ただ、チェストボイスでこの音域やさらに高い声をとなると
声が大きくなったり音質が雑になったり、音がフラットしたり さらには喉を痛めるなど
いいことは一つも無い上に 素人っぽい歌い方になります
そこで、ミドルボイスを使うのです

ミドルボイスを作ろう!

ミドルボイスをつくるのにまず欠かせないのが喚声点を見つける事です
喚声点さえ正しくみつけられれば、ほぼ9割マスターです

第一喚声点

ド レ ミ ファ… と発声してみてください
少し喉がピクッとして、息を吸いたくなったり つばを飲みたくなったりする部分があると思います
そこが第一喚声点です。おおまかにわかったら半音ずつ丁寧に調べてください

平均的な第一喚声点の位置は 男性はD4~F4 女性はG4~B4
思ったよりだいぶ低い音だと思います
ちなみに私は、E4とF4の間です

これより何音も上という場合は張り上げてる可能性が高いのでもう一回調べてください 小さな声でやるといいかもしれません

第二喚声点

これは簡単で、力を入れないと裏返ってしまう場所です
張り上げがクセになっている人は、見つけにくいかもしれません
正しい位置を見つける事が重要なので、高い位置にしようと頑張っても意味がありません
こちらも小めの声でやるといいかもしれません

平均的な位置は 男性はG4~B4 女性はC4~E5くらいです
女性の方がちょっと誤差が大きいかも知れません
ちなみに私はG#4とB4の間です

実際にミドルボイスを出そう

喚声点がわかったら、実際に声を出してみます
その前に、声を出してみて なんだかやりにくいな?とか感じた場合
喚声点が間違っている場合が多いので、しっかり調べ直してみてください

ミドルボイスの出し方は…
喚声点の間の音で「あーーー」とでも言ってみてください
まずはチェストボイス(地声)で
そしたら、今度は同じ事を裏声(ヘッドボイスでもファルセットでもいい)でやってみてください

2つの発声で、明らかに喉の形が違う事は実感できると思います
さらに声量も違うと思います
地声側の声量を裏声側に近づけると…
多分裏返ります

ですが、その裏返る手前に ちょっとひっかかる所があるのを感じてください
完全に感覚の問題なので、感じて貰うしかありません
地声と裏声の間にちょっとだけ、安定する場所があります 見つけてください

裏声と同じ声量でも、地声とほぼ同じ感覚の声が出たら それがミドルボイスです

これも小さめの声でトライしてみて、徐々に大きな声にして確かめるとという感じがいいと思います
このとき表返らないように注意です

ミドルボイスの音域

ミドルボイスの音域は、さきほど調べた 第一喚声点から第二喚声点までです
それ以上は裏声にしてください(最初は)

(例)ドレミ(チェスト)|ファソラ(ミドル)|シド(ヘッド)
   ファソラ(チェスト)|シドレ(ミドル)|ミファ(ヘッド)
こういう感じです 喚声点が違う場合は自分の喚声点に合わせてください
ミドルとヘッドの間には(ファルセットだったらもっと)段差がでるかも知れませんが、今はこのままでいいです

ミドルボイスをオーバードライブさせるやり方もありますが
ロック系以外ではあまり意味がないですし、最初はやらない方がいいでしょう

そこでミックスボイスなんですが… この説明は今回は割愛します

ミドルボイスとはなんぞや?

そもそもミドルボイスは何かといえば、チェストボイス(地声)とヘッドボイス(裏声)の中間の声です
裏声の筋肉も使いつつ地声の筋肉で歌うって感じでしょうか?
裏声か地声かといわれれば、どちらかというと地声です

ただ、チェストボイス(いわゆる地声)より、明らかに高音が楽に出ます
(とはいえ最高音がぐっと上がったりはしませんが)
現代の音楽であれば、ほぼミドルボイスだけで歌えるといっても過言で…(いやそれは過言)

ミドルボイスはみんな使っている

ミドルボイスは日常で多くの人はつかっています
上司や取引先と電話するとき 舞台や会議で発表するとき
ちょっと普段より高い声でませんか?
あれがミドルボイスです

ただ、女性や最近は男性も ミドルボイスはあってもチェストボイスがないという事例もあります

これはこれで問題で、ミドルボイスでしっかり歌うにはチェストボイスもヘッドボイスも鍛えないといけないのでそれができなくなります

これについては、レッスンが必要になる事なので
プロの指導者の指導を受けてください

最後に

ミドルボイスを獲得すれば、ボイトレのいろいろな世界が開けてきます
ミックスボイスもヘッドボイスもベルティングもボイトレ系Youtuberの言っていたあの技もこの技も
すべて、ミドルボイスが根底にあっての事です

ともかく、ミドルボイスの感覚をしっかり焼き付けてください
「あの人が言ってたことはああなんだ」と理解が深まるはずです


そして地声での張り上げ発声は今日で卒業しましょう!


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