(雑談)遠藤正明さんのライブ映像を見ながらいろいろ考えてみた
バケモノと呼ばれる由縁
バケモノ 歌のうまいゴリラなどの異名を持つ遠藤さん
いろいろ観察してみると、実はそんなにバケモノでもない…
いや…バケモノではないものをバケモノに仕上げたというのがわかってきました
喚声点を調べてみた
順番が前後しますが、第二喚声点 ここはB4とC5の間です
意外と普通(高めだけど)
でも、C5以上のあの伸びまくる声は裏声という事になります
そこがバケモノたる由縁
まあプロの人なら、結構そういう人はいますけどね…
あれだけ太い声でヘッドボイス(?)を出せるのは遠藤さんくらいでしょう
問題は第一喚声点
第一喚声点は、G4~G4#の間 これめちゃくちゃ高いです
通常の男性だと、高くてもF4くらいなので、張り上げてる可能性があります
実際やってみるとわかりますが、ここまで張り上げてからミドルボイスに転換すると、かなりひっくり返り易いです
ひっくり返らないだけの筋肉が声帯にもついているのでしょう
ゴリラaiko
遠藤さんはピッチがけっこう悪いです、たまに半音くらい音をずらします
もちろんこれは全力で歌ってる故ですが
スタジオで録音の場合はそんなことないですから半分天然半分わざとでしょう
それはともかく、遠藤さんがピッチをずらしたとしても不快な音がしません
ピッチがずれると言えばaiko 多分同じような聞く人を不快にしない音の外し方ができる音感をもっているのでしょう
プロでも音を外すことはよくありますが、全力に近いところで外しているのに、不快な音にならない音感というのはやはりバケモノと言っていいでしょう
カラオケでどう歌う?
とりあえず、ミックスボイスは必須として
ヘッドボイスを、かなり強化して鍛え上げなければなりません
ただ鍛えただけでは、あそこまで響き渡る高音にはならないので、共鳴とかにも工夫がいると思います
ただ、一つヒントがあります
遠藤さんの高音は、最大はE5まで聞いたことがありますが 大抵はC5#くらいまでなんです
ただのヘッドボイスならば、F5くらいまでは出せるはずなので
ここにヒントがありそうです
どちらにしても強靱な声帯(の筋肉)が作り出せる技
ヘッドボイスでもなくミドルボイスでもない…
なら、答えは一つ ミックスボイスです
本来ヘッドボイスで出す所をミックスボイスにして出している
というのが私なりの解釈
ただ、やってみればわかりますが常人には無理です
やり方は、ヘッドボイスの喉にしつつミックスボイスの筋肉も使って
口を限界まで大きく開けて歌うと
多少オーバードライブします
ですが、あの声は無理です…
結局、バケモノはバケモノ
常人が頑張ったところで、近づけることはできますが
あんな圧倒的迫力を出す事はできません
才能や体のつくりだけでなく、強靱な体や喉を鍛え上げたりいろんな技術を学んだり研鑽を重ねた結果なのでしょう
それと ここでは音の高さだけ話していますが
このパワーの中 多くのテクニックをつかっていることも忘れてはいけません
江川卓氏が「イチローと江川卓はあこがれても真似してはいけない」
という名言をのこしましたが(死んでないけどw)
遠藤さんも、同類項にいれていいのでしょう
ただ、全部が全部難しい曲ばかりではないので 元々の声が近い人であれば
モノマネする事は可能だと思います
-タイトル写真はWikipediaより-
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