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Agapé(メロキュア)の歌詞の意味を推察してみる

平成アニソン大賞にも選ばれたこの曲
歌詞をみているといろいろと意味深なんですよね
ひとつひとつみていきたいと思います

Would you call me, if you need my loveどこにいたって聞こえる

突然意味深な始まり、丁寧語の英語から始まる
近しい間柄に話すのであれば、こんなまどろっこしい英語である必要がない
つまり手紙である可能性が高い
しかも Will you ではなく Would youであるから とても丁寧な文章であることがわかります

『もしあなたが私の愛を必要とするならば、いつでも呼んでください どこにいたとしても聞いていますよ』

どこにいたとしても? まあ、この頃はスマホがないですから比喩表現として普通にどこでもという意味にも捉えられますが この場合は多分 「この世に存在していなくても」という意味でしょう

君がくれるAgape 力の限りDive

ここで気になるのが「Dive」
Diveっていうのは基本的に上から下に飛び込むわけであって
そこに力なんかは必要ない…
ここは「心に飛び込む」という意味なんでしょうけど、力の限りというのはやはり普通に使う表現ではないですよね?単純に「全力で」という意味ではないのでしょう

みつめる 触れあう その時 愛は二人を試している
Time is now Time is now (Are you ready?) この世の果てまで

二人の絆の強さを尋ねているという意味でしょう
「あなたは 今すぐ私とこの世の果てまで一緒に行ってくれますか?」
ではなく「私が今この瞬間にこの世の果てに行ってしまっても心の準備はできていますか?」たぶんこっちの意味でしょう

信じる 応える その時 愛が僕らを ひとつにする
Time is now Time is now どこまでも生きて

なにげない日常が二人の絆といういみですが
不穏なのは「どこまでも生きて」
通常愛の話であればこういう歌詞にはなりません
これは「私がいなくなったとしても強く生きて」
という意味にしか捉えられません
と同時に「いまこの一瞬を大切に力の限り生きます」という決意かも知れません

このあとサビが4回続きます

普通に解釈すると、好きだけど別れる恋人の歌なんですが…

だいたい分かる通り、これ…遺書ですよね
多分、日向まなみさんに向けた

これを作った時にはかなり病状は悪かったのでしょう

ただ、アルバム一枚仕上げているのですよね
タイトルは「メロディック・ハード・キュア」

これだけの歌詞と、独特の旋律をかける人材を早々に失ったのは
アニソン界にとって大きな痛手でした

もうお亡くなりになって19年経ちます はやいものです
なんとまとめていいかわからなくなりました



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