歌う鳥は、歌うしかない
クリスマスがおわって、いよいよ2021年もあとわずか。
きょうの歌は、プリファブ・スプラウト“Nightingales”。
ナイチンゲールは日本語だと「小夜啼き鳥(サヨナキドリ)」
たいへん美しい鳴き声の鳥だそうです。
そもそもグループの名前からして意味がよくわからないですが
危ういほど繊細なバランスのうえに成り立っているような
独特の美意識を持っているバンドです。
後半の歌詞に、こんな感じのくだりがあります。
「歌う鳥がただ歌うほかないのなら
僕達にとってはこの声で歌うことこそが生きること
僕達はたぶん、ナイチンゲールなんだ」
僕は出会ってしまった。
音楽に、あるいは、君という存在に。
運命への諦念が、美しく描かれているように感じます。