ポニーテールが無くなった
1年振りに髪を切った。
何ともいえない野暮ったさと重さにとうとう嫌気が差したからだ。
産後なかなか髪を切れず、まとまるんだったらまぁいいかと1つに結ってはいたものの限界だった。
当たり前の話だが、分厚くなった髪の毛は乾かすのに時間がかかる。息子はドライヤーの音は嫌いだし、そう考えるといいことはひとつもない。
「ザクッと切っちゃって下さい!」
今朝、ほんのさっきまで1つに結いていたポニーテールが、お団子が、スパッと無くなった。
傷んでいた部分が束になって無くなり、はらはらと細かく切られた髪の毛が落ちていく度に軽くなった。
まさに、憑き物が取れたような感覚だった。
髪の毛ってこんなに重たかったんだなぁとしみじみ感じた。
とにかく頭をブンブン振っても軽いので、とても嬉しい。
そして、ありがたい。
スキップできそう、しそうなくらい身体が軽い。
あまりにもバッサリ切ってしまったので、かわいらしいママを目指すには程遠くなってしまったが、それも良い。
何だか身体はしゃんとしたし、気分は爽やか。
そしてドライヤーの音嫌いの息子にとっては少し素敵なママになったかもしれない。