はじめてのひとり暮らし
現在のみなさま、そして未来のみなさま、いかがお過ごしでしょうか?みなみです。三日坊主どころの騒ぎではなくなってしまいました。ご無沙汰しております。
久しぶりに何か書こうと思ったので、テーマをいただいて書いてみようと思います。
はじめてのひとり暮らし、概要
私はいま、2度目のひとり暮らしで、通算ひとり暮らし歴14年です。
1度目のひとり暮らしは、高校卒業後、東京の専門学校の近くにひとり暮らしをしていました。
「東京の」と言いましたが、私の地元は「神奈川県横浜市」。ひとり暮らしをする必要はまったくなかったのですが、両親の教育方針、
親は必ず先に死ぬ。一人でも生きていける大人になれ
学生時代は社会人への最終準備期間
のもとの、初めてのひとり暮らしでした。
当時私は高校生だったので、住む家はほぼ母が決めました。母は都心で働いていて都内にも明るかったですし、私は「ここはイヤ」と言ったくらいだったと思います。
ひとり暮らしを始めてからは、毎月一定額の仕送りをもらい、そこから家賃、水光熱費、食費、学校の教材費を支払って生活していました。まさにひとり暮らしサラリーマンの生活ですね。
母は常々私の浪費癖に悩んでいて、それを克服するために「擬似サラリーマン体験」をさせたのですが、残念なことに浪費癖は全く治らず。笑
月ナカにはもうカツカツ生活になり、2週間毎日もやしとパンの耳を食べたり、学校が忙しくて定期のバイトに入れなかったので「明日食べる金がない!」となると翌日の単発バイトで5,000円稼いでまたもやしとパンの耳を買って食べたりしていました。母ちゃん、ごめんよ。今でも浪費家だぜ。
はじめてのひとり暮らし、突然の終わり
そんな感じではじめてのひとり暮らしを始めた私ですが、2年ちょっとで突然の終わりを迎えます。
なんと、うつ病になってしまったのです。私が。
うつになった原因はたくさんありましたが、大きくは学校のこと。
特に、学んでいることと自分の才能のなさに折り合いをつけられなかったことでした。(こっちの話は長くなるので割愛)
もうひとつ、今から考えるとですが
「ひとり暮らしそのものがしんどかった」
というのもあったなー、と思います。
はじめてのひとり暮らしで、不安がたくさんあって
学校は課題が忙しくて寝る暇もなくて、
私才能ないんじゃないか・・・って毎日毎日うなされて、
それでも家事をしなければ生きていけなかったことが、しんどかった。
洗濯も、掃除も、料理も、ゴミ捨ても、エンドレスにやってくる。
この「エンドレス家事」を「完全ワンオペ」でやらなきゃいけない、という事実を、始まる前は全然計算できてなかったんですよね。
今になれば、生きているなら当たり前のことだとわかりますが、それまでの18年間は祖父母と両親が手分けしてやってくれていた、なんてこと、そこら辺のオットの皆さんの中にも気づいていない方がいると聞くのに、お金に困らず幸せに満足に生きてきた18の小娘が気づくわけないのですよね。
さらにもともと「お片づけ」や「節約」が得意でない私に、限りある時間と資源の中で3日徹夜とかしながらちゃんと暮らす、なんていうのをいきなりやるのは無理だったわけです。
でも無理なんて、誰にも言えなかった。
多分無理し始めたのは入学式のその日から、2年少し、ずっと無理し続けた結果、見事にうつになりました。
いろいろあって、父と母の知るところとなり、(この辺も長くなるので割愛)ある日突然母が迎えにやってきて、実家に強制送還。
私の初めてのひとり暮らしは、2年と3ヶ月で終わりました。
誰かをはじめてのひとり暮らしに送り出す方へ
2つだけ、気にしておいて欲しいことがあります。
送り出した先の生活がどれだけ忙しいのか、ということと、
訪ねて行った時、部屋にすぐあげてくれるか、ということ。
進学や就職ではじめてのひとり暮らしをするとき「仕事あるいは学業」と「家事」のバランスの計算なんてしない人の方が多いはずです。私はそんなことを考えなければいけない、なんてことも思いつきませんでした。
もし徹夜や泊まり込みが続くような学校・職場環境なら、きっと疲れて果てて部屋は荒れ放題になっているはず。汚い部屋を見られたくなくて、訪ねて行っても部屋にあげてくれないかもしれません。
そういう時に、弱音を吐いて、解決方法を一緒に考えられるような関係性を、ずっと保っておいてください。今は相談してくれなくても、いつか頼ってくれる日が来るはずです。
次回、ふたたびのひとり暮らし
ちなみに私、はじめてのひとり暮らしで「これもよくなかったんじゃないかな・・・」と思うことがもう1つあります。
割とばかばかしいことのような気もしますが、それも含めて、数年後再びひとり暮らしを始めるにあたって決めた条件や解決したことを、次回書きたいと思います。(自分にプレッシャーをかける)
それではみなさま、引き続きよい1日をお過ごしください。