長期人狼 第4.5回後日譚〜せーららSS集まとめ〜
(※Twitter上では140文字だったけど見やすいように改行したから140文字じゃなくなってます)
『たった一分でいい』
來咲は星羅の寮の部屋に入っていく。
そして一言…「一分だけ目を瞑って欲しいの…。」
そう言った。
星羅は不思議そうにしながら首をこくりと動かし目を瞑った。
……「ギュ」……!?
星羅は唖然とした表情を浮かべていた。
1分経ち目を開くと目の前に來咲が居た。
來咲は一言、「今日寒いから……ねっ?」
『愛してる、って言ったら満足?』
今日は來咲と一緒に買い物…所謂デート。
一緒にずっといられたら、
いいな…なんて思ってしまう。
來咲の顔を見るときっと來咲もそう思っているのだろう…
「あ……もう星が綺麗に見える時間ね…」
外は暗かった。
來咲は寂しげな表情を星羅に向けた。
星羅は囁く。
「愛してるよ、って言ったら満足かな?」
『約束事項』
……あの日、
わたしはポラリスと"約束"を交わした。
決して軽くない、そんな"約束"を。
そして数ヶ月の月日が過ぎていった。
その月日の経つ早さはまるで刹那に匹敵するほど速く感じた。
遂に今日は…………ポラリスの卒業式。
その"約束"を果たす時が来た。
二人で、笑顔で、
決して寂しくならないように、
『目を閉じて、三秒』
いま、わたしは先輩と二人っきりで星空を眺ていた。
日が落ちるのが早くて寒い。
星を眺めてるのに先輩の方が眩しいのは内緒。
…なんて考ていると先輩は
「目を閉じて、三秒でいいから」と言った。
わたしは素直に目を瞑る。
すると先輩が巻いていたマフラーをわたしにも巻いてくれた。
「これで暖かいねっ」
『入れ替わり』
……はっ!ここは……ららの部屋…?
確か中等部の部屋は二人で一つだったはず…。
ららのパジャマモッコモコしてて暖かいな〜……なんて、、
でもどうしよう…今頃ららも困ってるんじゃないかしら…
その頃來咲は…
え〜!先輩の部屋めっちゃ綺麗!!!
パジャマもかわいくていい匂いする〜!楽し〜!!
『寂しいなんて言えない』
…「寂しいなんて、言えない…」
今日でこの議論は終わるはずなの。
謹慎にされた先輩のためにも……
わたしが頑張らなくちゃ……
もう最後の敵は分かってる……
ここでわたしが「寂しい」なんて弱音は言っちゃダメなの………
……だから!…………だから!!…
…………やっぱり寂しいよ………ポラリス……
『共犯者の笑み』
「わたしたち、共犯者になっちゃうねっ」…と、
わたしはせーらに告げた。
今日は2人で…──────。
「怖くない?でももう逃げないでよねっ?」
…そう言って2人で訪れたのは"夜の街"だった。
もちろん危険なのは承知の上、
でも…せーらと星空をこの大きな観覧車から眺めるのが夢だったから………!
『一心同体』
「この謎解きの答えってなんだろ〜?」
今、來咲と星羅は花車先生から出題された謎解きの答えを一緒に考えていた。
「あっ、ここの数字とかを……」
「すっご〜い!!お姉ちゃん天っ才!!」
「そんなことないよ〜、だってららもいないとわからなかったから、それにわたしたちって一心同体だもんねっ」
『クリスマス』
今日はクリスマス。
わたしは今……、せーらと夜の街を一緒に歩いている。
人がたくさん、どこを見ても人だらけ。
でもせーらだけは、輝いていて、絶対に見失うことは、、なかった。
前々から思っていた。『答えが聞きたい 怖くて聞けない』でも、こういう時に聞かなくちゃ…
「先輩、わたしのこと──
※この下センシティブifです!!!
見たくない人はここで止めてください!!
センシティブIf
『たった1分でいい』
來咲と星羅は同じベッドに腰掛けていた。
そして來咲は小さく言う
「一分で星羅を私の虜にしてあげる…」
そして星羅のポカンとした顔に口付けをした。
そのまま押し倒し、星羅は抵抗するどころかまるで誘うような甘い顔を來咲に向けていた。
來咲は背徳感と同時に大きな快感を覚え、二人共に堕ちあった…。
センシティブIf
『愛してる、って言ったら満足?』
「愛してる、って言ったら満足してくれる…?」
せーらは涙ながらに訴えてくる。
でもそれがたまらない。
かわいすぎて…どうにもできなかった。
そう…理性のリミッターはとうに外れてしまった、いや、外されてしまったのだから。
「お姉ちゃんが悪いんだよ?」と残酷に告げ、甘い悪戯は夜明けまで続く…
センシティブIf
『言うと思った』
毎日せーらのことを求めてしまう。
あの日渡されたクスリを飲んだ日から。
…でも、…あのクスリには何の効果もないって告げられてしまったの…。
それなのに、わかっていても…。
「…、明日も来ていいかな…?」
「言うと思った…。」ららはわたしの虜になっちゃったんだからっ。
逃れられないからねっ?