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【全39曲】2017年ミク誕曲を振り返る!【シリーズ第6弾】

リンレン誕も終わり、昨夜にはじんさんが新曲を発表。怒涛の12月だったけれど、それらも過ぎ去りついに明日は大晦日。2017年もいよいよ年の瀬!という感じの空気が流れているのを感じます。別れ際に「良いお年を」なんて言葉を聴くとなおさら実感するわけです。

さて、2017年を象徴する様々な出来事の中でもミク10周年生誕祭は本当にお祭りでした。多くの名作が改めて親しまれ、古参プロデューサー達も多数のお祝い曲を投稿しましたね。一方で新参者たちも多数いた。ボーカロイドの明るい未来を感じさせてくれた、そんな夏でした。

というわけで今回は、時系列を追ってミク誕に関わった全39曲を紹介していきます!選曲は動画になっているもののみかつ、完全にぐりーんの趣味趣向なのでこの曲がない、この人がいない!って思う人もいるとは思うけどごめんね(あと今回だけ通し番号を敢えて割愛するので適宜補ってね)

【第1部 ビッグ3揃い踏み─フライング生誕祭─(〜8/23)】

いままでも、このときも、これからも──/cosMo@暴走P(3/15)

時は3月まで遡ります。「初音ミクの消失」に代表される「消失シリーズ」を中心に、ボーカロイドという存在と常に向き合ってきたcosMoさんが発表したこの曲は、ミク10周年に先立ってEXIT TUNESから発売されたコンピアルバム「EXIT TUNES PRESENTS Vocalohistory feat.初音ミク」への書き下ろし曲。

「終点」で一連のミクとのお話に区切りをつけ、以降はGUMIを中心に楽曲発表を行ってきたcosMo。「リアル消失」のような楽曲も経て10周年を迎えようとしたこの頃、いざミクと対話したとき生まれた真っ直ぐなメッセージが載せられた一曲になっています。

Initial Song/40mP(7/15)

EXITのアルバム発売から4ヶ月が経ったこの頃までに、ミク10周年を祝うもう一つのアルバムの存在が明かされました。「HATSUNE MIKU 10th Anniversary Album 『Re:Start』」です。ボーカロイドを牽引してきたまさに最大手と呼ぶべき面々が揃いました。そこに書き下ろされた曲の多くはニコニコにおいても動画として発表されました。その先陣を切ったのが40mPです。

『Re:Start』収録曲の中でも一番ストレートにミクの10周年を祝っているのが40mPだと僕は考えています。どれだけ時間が流れても、ミクの歌声は初めてその声を聴いたあの日と変わらないまんまです。

砂の惑星/ハチ(7/21)

あの「ハチ」が帰ってくる。5/31にkemuが復活した直後、6月に発表された「マジカルミライ2017」のテーマソング、その概要に人々は目を凝らしました。当たり前です。その曲は、ボカロ曲としては「ドーナツホール」以来実に4年振り、ミク曲としては「Christmas Morgue」以来実に6年振りとなるハチ待望の復活作だったのですから。

来たる7月21日、その時は唐突にやってきました。衝撃的な曲の内容には様々な考察が飛び交いました。まさに「サンドストーム」と言うべきか、ニコニコに砂塵が舞い上がります。再生数は瞬く間に伸び、歴代最速ミリオンを僅か一週間足らずで成し得てしまいます。

その曲の内容は表現者、アーティストのハチらしい独特な世界を描いたものでこそありましたが、彼がボカロに、あるいはニコニコによりよいミライを築いてほしいと考えたのは紛れもない事実です。

ソノリティ/R Sound Design(7/28)

詞からメロからギターから、安定のクールでオシャンティーなRさんクオリティが十全に発揮されたミク誕フライングソング。ソノリティというのは音声学などに用いられる専門用語で、ざっくり言うと「聴こえやすさ」のことです。相変わらず目の付け所がシャープ。そのハイセンスさに舌を巻きます。

ハングリーモンスター/TOKOTOKO(西沢さんP)(8/2)

月が変わり、ミク10周年を祝う機運がどんどん高まる中で発表されたこの楽曲は平常運転のざわそロック。ざわそ自身の欲求もストレートに表現された、腹を空かせた怪物の歌です。

ざわそ曰く、「今年は初音ミク10周年!とはいえありがとう的なミュージックは他の方々にお任せします、、、もちろん初音ミク、及びVOCALOIDの文化には感謝してもしきれないくらいですが。」とのこと。

ヒバナ/DECO*27(8/4)

二人目となる『Re:Start』組は、2016年のボカロ界隈の盛り上げにも大きく貢献したDECO*27。意識的にゴーストルールを代表とした彼自身の楽曲群に似せ、まとめ上げたまさに集大成というに相応しい一曲になっています。

一方で『Re:Start』を意識してか、本格的な英詞パートを初めて作詞曲するなど挑戦的な側面も。真っ直ぐなおめでとうではないけれど、歌詞を咀嚼すればするほどそれがミクへの愛情であることがよく伝わってくる一曲です。

君のいない世界には音も色もない/doriko(8/14)

ボカロバラードの第一人者であるdorikoがミク10周年に向けて書いた曲は、奇を衒うことのないとにかく直球なバラード。懐かしい気持ちにさせられる一方で、この10年間で変わったことも様々なところから実感する一曲です。

Next Galaxy/nonemu(8/20)

VOCAROCKの持つ幅広い可能性を様々なアプローチで表現するnonemuさんのミク誕曲。サビのバッキングらしからぬリズミカルでメロディアスなリフが特に印象的。気付けばまた聴いてしまっています。

アンノウン・マザーグース/wowaka(8/22)

名盤として今なお語られ続けるアルバム「アンハッピーリフレイン」を世に発表した後、「ボカロらしい曲」=「wowakaらしい曲」という漠然とした風潮に呑まれて自身を見失ってしまったwowaka。ヒトリエというバンドの結成と活動を経て自分自身を取り戻し、活動に一区切りをつけたタイミングで舞い込んできたのは『Re:Start』への楽曲書き下ろしの依頼でした。

今までにはないほどストレートに自分の気持ちをミクに重ね合わせて語られるこの歌は、「アンハッピーリフレイン」の発表以降wowakaが抱えてきた葛藤や苦難の全てをぶつけた渾身の作品です。

Tell Your World(カバー)/PSGOZ(8/23)

ミクを代表する楽曲として外せない一つの「Tell your world」を、10周年が迫るこのタイミングでカバーしたのは調声に定評があるPSGOZさん。原作の電子調の雰囲気から一転、ピアノでバラード風なアレンジを加えられた新しい「Tell your world」。皆さんも是非一度聴いてみてはいかがでしょう。

【第2部 ミク誕週への突入(8/24 〜 8/30)】

君が生きてなくてよかった/ピノキオピー(8/28)

ミク誕が直前に迫る中、『Re:Start』勢からピノキオピーが曲を投稿しました。14年には「すろぉもぉしょん」、15年には「頓珍漢の宴」などのヒット曲を生み出し、ボカロ衰退論が囁かれた時期を力強く支えたピノキオピー。

この曲が謳うのは、ミクと共に紅白歌合戦を目指すと語っていたピノキオピーだからこそ書ける一曲。唯一無二の相棒であるミクへ宛てた歌になっています。

quite room/有機酸(8/30)

前夜祭に投稿されたミク曲なのでラインナップに入れましたが、この曲は恐らくミク誕一切無関係のいつもの有機酸さんですね。ただ、前夜祭の雰囲気に浸るためにはこの曲の存在が必要不可欠です。今をときめく中堅勢の中で真っ先にその存在感を力強く示してくれました。

アンハッピーバースデイ/かいりきベア(8/30)

「 ― 2107.8.31 ― 」
100th ANNIVERSARY UNHAPPY BIRTHDAY
かいりきベアによる、少しフライングのミク誕ソング…かと思えばこの曲が志向しているのはさらに90年先のお話。ベア節全開の不調和で不気味なロックは聴けば聴くほど中毒に。

ゆりかごのキミへ/アンメルツP(8/30)

ゆりかごに乗ってるのはそう、赤子。ここでは2007年に生を受けた初音ミクのことですね。マジミラ2017の楽曲コンテスト応募楽曲の一つでもあったこの曲は、「2017年の初音ミク」から、「2007年の初音ミク」へのメッセージを綴った歌。こころりPの可愛らしいイラストも曲の魅力を引き立てています。

【第3部 そして迎えたミク誕2017当日(8/31)】

おかえりロンリー/アゴアニキ(00:00)

お祭りのはじめは楽しまねばの心意気で起きていたのですが、起きていてよかった深夜0時でした。ミク誕のはじめを飾ってくれたのは前作「とびくらげ」から一年ぶりのアゴアニキニキ。深夜に刺さる最高にエモーショナルなギターサウンドから幕を上げるこの曲は、「君」と過ごす時間の尊さを噛み締めてまた傍にいてくれよなと歌い上げる一曲です。ちなみに止めたら止まる。

恋のミュージックアワー/パピ子りん(00:00)

これまた0時組から。パピ子りんがミクの誕生日を祝わんと作った渾身の一作はミクの本懐「アイドルポップ」。2次元と3次元の狭間で質感リアルなMMDミクが歌って踊るPVが可愛いのなんのです。ニコニコらしい雰囲気を湛えていてどことなくノスタルジックな気持ちになれる一曲。

印税大好きフォーエバー/オワタP(00:00)

オワタP、なんだかんだで祝い事にびっくりするくらい律儀ですよね。こんなタイトルで曲書ける人オワタPを除いては他にいないでしょっていうユニークなセンスが爆発してます。古参だからこそ様々な出来事を見てきて、自分も経験して、そういったことをコミカルに歌にしたためることが出来るんですよね。感動のラストにも注目、最後まで見るべき名曲です。

10周年なのに終電まで仕事してた/ますお(00:00)

悲壮感に溢れる切ない想いが綴られた…と思えば途中からはボーカロイド仲間たちが大集合してミク誕をあの歌で祝ってくれる誕生日ソング。久々に見に行ったらタグに「終電P」ってついててかつてのニコニコっぽいなって思わず懐古してしまいました。イラストに詰め込まれたネタにも注目です。

夢よ未来へ/3910project(00:00)

ミク誕の先陣を切った0時組を締めるのは、ミク10周年を盛大に祝うべく集合した3910project珠玉のバラード。

プロジェクト名の読みは「ミクとプロジェクト」。主催はあごなすび氏、梅文氏、作詞曲と編曲を担当したのはEVERGREEN LELAND STUDIO(はりー、前略P、koyori(電ポルP)、YoP)の豪華メンバー。イラストには総勢52名の絵師さんが参加。ミクさんの声がこれからもミライへと響いていくことを確信させられる一曲でした。

って終わりみたいな空気だけどまだ0時ですよ。ミク誕は、お祭りはたったこの瞬間に始まりました。

さんきゅ/とあ(03:09)

03:09組からはとあさんの「さんきゅ」をピックアップです。「初音ミク 10th Anniversary Book」収録曲にもなっているこの曲は、マジカルミライ2017でも公演された「ツギハギスタッカート」を始め、今までとあさんがミクと一緒に発表してきた曲の歌詞が散りばめられてます。

快晴/Orangestar(05:56)

その日の僕の家から見える空は雲一つない「快晴」だったのをよく覚えてます。IA曲であるこの曲をミク誕曲として上げるのは、Orangestarが紛れもない『Re:Start』勢の一人としてこの曲をミク曲として書き下ろした事実があるからこそです。

とはいえ流石に朝起きて見たらOrangestarのIA曲が出てるのだから驚きました。それと同時に、ミク誕の日でもあったその日がOrangestarを象徴する「夏」の終わりでもあることに気付きます。そしてこれは彼にとっては活動休止前の最後の歌でもありました。でもこの曲を聴いていたら絶対彼はよりよい音楽と共にまたここに戻ってくるのは間違いないって思わせてくれる、そんな歌です。挑戦的な転調も印象に残ります。

Nice to meet you/ラマーズP(06:00)

8月のラマーズPはものすごい投稿ペースでしたね。それは、彼もまた活動休止直前だったことが理由に挙げられます。ボーカロイドをこよなく愛していることは曲から絵からよく感じられます。前回noteの最後で紹介した「最初の一歩から」が「みんなでにこにこしよう」という歌ならば、この曲は「10年前の自分」へと向けた自分のための歌。

そういったこだわりもあり、前者とは異なってこちらはニコニコ動画と「初音ミク 10th Anniversary Book」の特典CDでのみ聴くことが出来るようになっています。

初音ミク/ひかっぴ(10:39)

誰も到達できない 頂点へ

ひかっぴさんの、初音ミクと全てのVOCALOIDファンに感謝を込めて捧げる渾身の超大作VOCAROCK。その激情は音楽から漏れ出して、曲を聴いた人たちの心を貫いていきます。一度聴くべきです。

だいあもんど/みきとP(15:09)

──不器用な両手で、さあ何を創ろう。
午後3時9分勢からはみきとPの曲を紹介します!朝の盛り上がりと夜の盛り上がりの間の時間というのはどうも注目が集まりにくかったようで、少し伸びが悪いのが心底惜しい。

拙い声でも歌って、鈍臭い体でも踊って、不器用な両手でも描いて、そうやって素敵な作品は生み出されていく。クリエイターひとりひとりが素敵に輝く「だいあもんど」だと明るく歌い上げる楽しい一曲です。

社畜♡Addiction/Eve(18:00)

社畜!万歳!社畜!万歳!
Eveさんは二人いてややこしくなりがちですが、こちらは「病ンデレ///Sickness」「月華❁乱れ牡丹」などで知られる歌い手出身じゃない方のEveさんです。ゴリッゴリのロックサウンドに定評があるEveさんらしいヘビーロックに、思わず頭をブンブン振ってしまいますね。

消えた夏の夢/*Luna(19:00)

メロディアスロックの伝道師(?)*Lunaさんの爽やか切ない夏曲。タイトルに夏を含めた曲は何曲か発表されていますが、今作はミク誕に合わせたミク曲でした。あんまり話題にはなってない気がするけど調声すごい。心地よいエモさなので無限ループして聴いてられますね。

ロストインジャングル/Dios/シグナルP(19:00)

レトロな雰囲気がノスタルジックな気持ちにさせる、古参Dios/シグナルPのミク誕ソング。個人的には裏10選にも入れているくらい好きな曲です。

Aメロから転調を駆使してサビまで繋いでいく盛り上げ方と、さらにパワーアップした人の声さながらの調声がリスナーをヘビロテ沼に突き落とします。ラスサビの破壊力は感涙モノです。

リバースユニバース/ナユタン星人(20:39)

侵略は一回おやすみして、今日はミクさんにおめでとう。

これは…ナユタンの曲で一番好きだ。ナユタンのボカロへの愛の深さというのは曲を聴けば一発でわかります。名曲のタイトルや歌詞が次から次へと登場するほか、相当のファンじゃなきゃ知り得ないような小ネタ(sippotan、胸が熱くなるな)を多く織り込んで作られている曲です。

『Re:Start』収録版とは一部の歌詞が異なっています。「無数の愛で惑星に雨は降るから、あんな週末論者のノウは」のところですね。「あの」米津玄師もTwitterで取り上げて高く評価したこともあって、話題になりました。

君は大嫌いな8月に、涕のように落ちてゆく/しじま(21:00)

さてミク誕も終わりが少しずつ迫ってきたころのこと。今後のボカロを担っていくだろう一人であるしじまさんが満を持して楽曲を投稿しました。個性的な調声をこれでもかというほどに活かした珠玉の作品。サビの破壊力が凄いし、それを遥かに上回るラスサビの破壊力は最早言葉にするのも烏滸がましい気がしてしまいました。

初嵐/DECO*27(21:30)

(このnoteで)ミク誕当日を締めくくる最後の一曲はDECO*27「初嵐(チゥーラン)」。正直このタイミングで投稿があるとは思ってなかったからめっちゃくちゃ嬉しかったです。10年でミク自身も大きく前進してることを象徴する一つである中国語ライブラリ、初音ミクV4Cのデモソング。「ヒバナ」ではDECOらしい個性的な言い方で「おめでとう」を伝えていたけれど、こちらはびっくりするほど真っ直ぐにその感謝の気持ちを伝える歌です。どちらにもどちらもの良さがあると思うので、対比して聴いて恍惚しましょう。

【第4部 遅刻勢もたくさんいたよ(9/1〜)】

ストラテリウム/ねこぼーろ(9/1)

遅刻勢最初の一人はねこぼーろさん。2015年「きかせたいのは」以来、2年ぶりとなるミクの新曲です。切ないラブソングかとおもってきいていたので、歌詞に「そらのさかな」が出てきたその瞬間には鳥肌が立ちました。ミク10周年を一緒に祝いたかった、ねこぼーろさんにとっては同時期に活躍した、今は亡き盟友にしてライバルだったあるボカロPに送る鎮魂歌です。言われてみれば彼が亡くなったのもまた2015年のことでした…涙なしに聴けないですよね…

大江戸ジュリアナイト/Mitchie M(9/1)

『Re:Start』勢からも遅刻組です。神調教で一躍脚光を浴びたMitchie Mもこれが約2年振りのボカロ曲投稿。KAITOのラップとミクの歌声との掛け合いがとても楽しい、平成と江戸の交差したような絶妙な楽曲観がたまらなく中毒になる一曲。

裏マンPのお姉さん、竜宮ツカサさんと多彩でスピード感のある動画に定評のあるNot-116さんのコミカルでユーモアに溢れるイラストとPVにも注目です。

8月32日/コウ(9/1)

ボカロバンドDiaraysの「忘却日記シリーズ」第2章として発表されていたリンレン曲を、作詞曲を担当したコウがミクさんでセルフカバーしたバージョン。夏の終わりの寂しい雰囲気に、とてもエモい気持ちにさせられる曲です。

つまんねえな/梨本うい(9/1)

がっつり歪んだ弦楽器のサウンドに、がっつり歪んだ想いを乗せた作品群で人気を博している梨本ういのミク誕曲は、タイトルからお祝いとは縁遠いひねくれたもの。オブラートに包むことなく胸の内をぶちまけたリリックも平常運転過ぎて好きです。ほんと心から梨本さんらしい祝い方だなあ。

セカイ再信仰特区/ろくろ(9/8)

多くは語らねえ!というか過去に語ったからこっちを読んでくれよな!(ステマ)

とまあ一応簡単に紹介は添えさせてください!今年デビューした超新星ろくろのミク誕ソングです。その歌詞内容は、ろくろなりの砂の惑星へのアンサーソングとしても捉えられますね。音楽的な完成度も高くて本当脱帽するばかりです。

ハウリング・マイハート/のぼる↑P(9/24)

僕の尊敬するPの一人、のぼる↑Pの待望の一作です。個人的にはハチとかwowaka、kemuといった面々の復活よりも嬉しかったまであります。という私情は置いておいて。そのミクの歌声は懐かしいあの日のV2ミクの歌声。ギターソロやラスサビ前の迫り上げシャウトはいつかの「ショットガン・ラヴァーズ」を想起させ、Cメロの旋律からは代表曲の「白い雪のプリンセスは」を想起させ…とにかくぐりーん的にはこれほどノスタルジックにそしてココロがハウらされた曲はなかったです。シンプル・イズ・ザ・ベストなオフボもまたよくてですね。キメが美しすぎてもうダメです。自分でも何書いてるかわかんなくなりそうなので機会を改めて言葉まとめて語るかも知れないです。まとまれば。

never ender/kz(9/25)

のぼる↑P復活で個人的に大歓喜していたその日の変わり目に次はkzさん。「僕にとっての10周年は今日です」と。やめてください感極まって泣いてしまうわ!!!!

何かとんでもないことが始まるのを予感させるイントロから始まって、歌メロはもちろん間奏まで終始ワクワクさせられるEDMサウンドを聴いたのが久しぶりで興奮して寝られなくなってしまった最高の晩でした。

ひとごろしのバケモノ/和田たけあき(くらげP)(10/1)

『Re:Start』聴いて、これに絵が付いて投稿されたら絶対伸びるじゃんヤバいじゃんって思ってはいたんだけれどこの時既に12曲のうちInitial Song、ヒバナ、アンマザ、君が生き(ry、快晴、リバユニ、大江戸と7曲投稿済みで、増して復活勢でもないくらげPの曲は来ないんだろなと残念がってた折に来たからまたとんでもないことになりました。(結果として期待していたほど伸びてはないんだけれど、PVが見れて僕はお腹いっぱいです)

これもミク誕曲と言うべきなのかはご本人のインタビューなどを読んでいて考えさせられたところではあるのですが、快晴取り上げるし、ミク誕タグも付いていたので取り上げます。色々語りたいことはあるんだけれど、ここでは一つ。この曲はラスサビだけで世界取れると思います!終わり!

Steppër/halyosy(10/9)

さて、ここまでの曲紹介はいかがだったでしょうか?めちゃくちゃに感情が入ってしまって申し訳ないのですがこの曲で最後です!アルバム『Re:Start』でも大トリを飾ってクリプトン組みんなで歌い上げられている一曲ですね。

時の歌い手たちによるニコニコラボ、Smilingに端を発し、Blessingからはボカロ版も同時に発表してきた本シリーズですが、今作Steppërは歌い手版をhalyosyの側から発表することはないことが明言された初めてのニコニコラボ曲です。

色々なことがあったこの10年、何があっても変わらずに居続けてくれたその存在と、これまでの歩みに感謝を込めて作られたまさにニコニコラボの集大成とも言うべき一曲。

そうして"君は"大人になる
守りたい人と巡り逢い
あの日々を忘れてく
だけどそれでいいんだよ
いつかまた出会えた時は────

特にこの歌詞には本当に感動しました。もしいつか自分と界隈との間に距離が出来てしまっても、それが新しい出会い故のものであるなら寂しがることなく前向きにやっていきたい。そして必ず戻ってきたい。そしたら「こんにちは」って「お元気ですか」って言いたいです。

とまあ、そんなこんなで終わりです。このnoteだけで全39曲という密度!書いている僕もかなりスタミナを使った気がしますが楽しかったです!もし読んでくれた皆さんが楽しんでくれたり、感慨に耽ってくれたのなら、それはさらにこの上ない喜びです!

年内の振り返りは予告の通りこれで終わりです!来年もどしどしnote書くぞ〜ということで読んでくれたら嬉しい限りです!それではここまで読んでくれてありがとうございました!

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