夫のために生きている。
昨日はすごく病んでしまって、夫に迷惑をかけた。
完全に夫に依存している。
今、突然夫がいなくなったら私は生きていけないだろうな。
夫はだいたいのことに対して興味がない。
街中ですれ違う可愛い人も、話題のニュースも、Youtuberの炎上も、スポーツも、大きな事件も、政治も、夫に話しても「ふーん」で終わる。
また、興味がなくなるのも早い。
好きだったアイドルも、漫画も、ゲームも、興味が無くなったら途端に頭の隅っこに追いやられてしまう。
そんな夫の興味のど真ん中に8年間以上居座り続けているのが私だ。
(自分で言うのばかみたい、はずかしい)
夫が今好きなもののほとんどが私の影響だ。
私がでんぱ組を好きだと言ったから、曲をたくさん聴いて覚えてグッズを買って一緒にライブに行ってくれた。
接触イベで推しに会えて号泣する私を大勢の人の前でも気にせず抱きしめて慰めてくれた。
私がフェスに行きたいというので何時間も運転してくれてロッキンで最前ででんぱ組を見ることができた。
私が愛して止まないボカロも、最初はすごく抵抗があったみたいだけど、一緒にライブに行ってくれて、すごく好きになってくれた。
今となっては年イチのライブを私よりも楽しみにしているし、「尊い…」とか言って毎回号泣している。
元々、フェスとかライブとか、陽キャが行くような場所は毛嫌いしていた夫が、私に出会ったことで、毎月ライブまみれ生活を送っている。
夫は自分から何かを好きになることが少ないので、私を通して好きなものを増やしている。
逆に私はどんどん好きなものが増える。
私が勝手に好きなものを増やして新しい話をすると、夫は「それはイベントとかないの?行く?」と聞いてくれて、遠くても一緒に行ってくれたりする。
そして、楽しそうにしている私を見て、「よかったねえ」と微笑んで、いっぱい写真を撮ってくれたり、荷物を持ってくれたり、ご飯を買ってくれたり…。
私は自分を大事にできないから、代わりに大事にしてくれてるみたいだ。
病むとご飯を食べなかったり、暑さ・寒さをわざと我慢したり、眠いのに無理やり起きてみたりする私を見て夫はご飯を与えてくれたり、冷房・暖房を付けてくれたり、布団をかぶせて電気を消してスマホを取りあげたりして無理やり寝かせてくれる。
なんでそこまでしてくれるの?って何度も聞くけど、いつも返ってくる言葉は同じ。
「俺にとって一番大切なのはほしノだから、心も体も健康でいてほしい。」
私を全力で支えてくれる夫には感謝しかない。
母親にすら大事にされなかった私が、私よりも私を大事にしてくれる夫に出会えたことは本当に奇跡だと思う。
なんで好きでいてくれるのか、まじで分からないけど、昨日、「全世界の人間を疑ってもいいから俺の言葉だけは信用してくれー」って言ってたのでそうすることにする。