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分析して、ものまねする
ヴォーカリスト【たいやき1/2C】です。
※読み方は「たいやきにぶんのいちしー」です。
以下のヤフーニュースの記事を見て、思ったことを書きます。
つんく♂ あることを「できる人が売れる」と断言
リンクは貼ってありますが、ニュース記事は消えることもあるので、以下ポイントを引用しておきます。
「モノマネできる人が売れます」と断言
「売れたいなら、より忠実にいろんな歌手やダンサーの良い部分悪い部分含めて分析して、ものまねするということです」
「これは何を意味するかというと、それだけ集中して自分で見て、歌手を分析して、頭の中で数値化して記憶することになる。そうすることで、別の違う曲の時にあの人ならこう歌って、この人ならこう歌うから、俺はこうやって歌えばいいとこどりができるな!と、個性に変わっていく」
私の場合ですが
カバーヴォーカリストとして歌を歌うときに、オリジナルの真似と言われることに対して自分の考えをどう持つか。
そのうえで、自分色をどうやって出していくか。
こういった点で悩んでいたことがあり、私が教えていただいているボーカル教室の先生に質問したことがあるのです。
その時の回答は(一字一句同じ文章ではありませんが)
カバーの場合は、せっかくのお手本があるんだから、まずはそのお手本どおりに歌えるようになることを目指せばいい
それができるようになってから、次の段階に進む
冷静に考えてみれば。
お手本どおりに歌えていないから、そのために練習をしているのであって。
相手を引き付けるプロアーティストの歌唱レベルまで行けてないのは一目瞭然で、自分色を考える以前の問題。
実際に、カバーしたい曲を何回も何回も聴き込むと、
ごくわずかな息遣いやブレスのタイミング
テンポ感のクセ
ボーカルに集中しすぎて気づけなかった他のパートの演奏音
発音のクセや変化
何回聴いても、そう何回も何回も聴いても、毎回新たにこういった点を発見することになるのです。
だから、聴けば聞くほど、ハードルがどんどん上がってくる。
近づいていたと思うゴールが、どんどん遠ざかっていくような感覚になって滅入ったりもしますが、しばらくすると「それでもやっぱり近づきたい」と奮起する自分がいるから不思議なものです。
音を合わせるだけでも大変なのに、こんな表現してるなんて
↓↓↓
無理ゲーじゃん!
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やっぱりすごい、この人。
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挑戦するならこのレベルに到達したい。
こんな感情の変化が自分の中で起きているという感じ、でしょうか。
書いているうちにずいぶん長くなりましたが、この「ものまねをする」ということの大切さは、自分自身が身に染みて痛感しています。
数日後にはボーカル教室のレッスンが入っていますが、忠実にものまねができるレベルを目指して練習しておきたいと思います。