「ボカロみんはや民」はどこから来たのか 「ボカロみんはや民」は何者か 「ボカロみんはや民」はどこへ行くのか
Twitterにはボカロリスナーがごまんと生息するが、その中にもいくつかのコミュニティがある。今回テーマにする「ボカロみんはや民」はその一つだ。
私も、おそらくはボカロみんはや民のひとりである。
「ボカロみんはや民」は数百人を数える巨大なコミュニティであるがその実態は外部からあまり理解されていない。
もしかすると、「ボカロみんはや民 とは」とでも検索して本記事に行きついた方もいるかもしれない。
本文章は主に「ボカロみんはや」が外部から気になっている人を想定して書き連ねたものである。したがって、本noteではそもそも「ボカロみんはや」とは何かの説明から始まり、界隈のこの先について考えていることも書き連ねて行く。
また、既存の「ボカロみんはや民」に対しては新規勢との接し方について多少の提言をすることとする。
著:あー (Twitter:@l0_0l333K)
「ボカロみんはや」とは何か
某所の説明文を引用させていただく。出典元は・・・諸事情につき割愛。
著名なクイズアプリに「みんなで早押しクイズ」というものがある。
「みんはや」とは「みんなで早押しクイズ」の略称。
本アプリのフリーマッチでは「ユーザーが作った問題」を通してユーザー同士が対戦をすることができる。対戦とは表現したが、勝ち負けよりも問題を各々で楽しむほうが重視されているかもしれない。
このように形式は歌詞クイズや文章題など様々なものが行われている。
だが、現在のところ「ボカロみんはや民」とは必ずしも「ボカロみんはや」を行う集団と同義ではない。これが中々ややこしい。
これに関しては「ボカロみんはや」の歴史を理解する必要がある。次項にて説明する。
「ボカロみんはや」の歴史
1. 黎明期
「ボカロみんはや」の歴史は少なくとも2018年にまで遡る。
彼らのほとんどは競技クイズプレイヤー(※1)であり、青問(※2)の一つとして「ボカロみんはや」を楽しんでいたという見方が適切である。
すなわち、彼らはあくまで「アニメクイズ」とか「声優クイズ」とか、そういった企画と同じように「ボカロクイズ」をたまに企画していただけの集団であった。
したがって、現在あるような「ボカロクイズ界隈」も存在しなかったし、「ボカロみんはや民」という言葉もこの時代には存在しない。
※1
競技クイズプレイヤー:クイズを競技として楽しんで日々取り組んでいる人々のこと。イメージとしては高校生クイズの本選に出場してるような人。
※2
青問:アニメ・ゲーム系のクイズのこと。
この時期の「ボカロみんはや民」をあえて定義するなら以下のようになるだろう。
この時代を知るボカロみんはや民はおそらく4-5人程度。
2. フリーマッチ実装期
2019年10月、「みんなで早押しクイズ」にフリーマッチが実装される。
フリーマッチはユーザーが作った問題をみんはや内で公開してプレイできる機能。
「誰でも作れる」「誰でも参加できる」という性質はまさに革命そのもので、フリーマッチには様々なボカロ問題が立ち並ぶこととなった。
部屋によっては「ブラジール」が出題されるなど怪しい問題も多かったが、様々な層がボカロクイズを行うようになったことは明らかである。
アプリ「みんなで早押しクイズ」内にはプロフィール設定機能やチャット機能も設けられており、クイズで知り合ったプレイヤーがTwitterで繋がるような流れも生まれた。これにより現在の「ボカロみんはや民」の土台が出来上がる。当時を知るボカロみんはや民は30人程度か。
この時期の「ボカロみんはや民」を定義するなら以下のようになるだろう。
3. ボカクイ期
2020年2月、都内で「ボカクイ」というボカロクイズの大会が行われることとなる。
本大会の宣伝は効果的で、「ボカロ好きのクイズプレイヤー」だけでなく「クイズ未経験のボカロ愛好家」が一堂に会するイベントとなる。
参加者は全62人。本大会への参加を通じて「ボカロみんはや」界隈に入ってきた者も多い。
界隈の大枠は前項と大きく変わらない。ボカクイを通じて界隈に参入した者も含め、皆アプリ「みんなで早押しクイズ」でボカロクイズを楽しんでいたのだ。
3. 界隈形成期
ボカクイの成功に重ね、みんはやのフリーマッチで知り合ったプレイヤーが輪を広げたことにより、気が付けば50人程度の集団が形成されていた。
彼らを指す「ボカロみんはや民」という呼称が誕生したのもこの時期である。
彼らは毎日ボカロクイズを嗜み、ボみ予定botと呼ばれるTwitterアカウントには企画の予約が絶えない日々が続いた。
クイズが立たない時間帯にはボカロの話題がTLを埋め尽くすこともあり、またボカロとは全く関係のない話題がTLに華を咲かせることもあった。
エイプリルフールには彼らのほとんどがアイコンと名前をデタラメなものにし、TLやみんはやで遊び回るなど非常に仲の良い集団であった。
やがて彼らのうちの一人は界隈のdiscordを設立することを提案。現在まで続く界隈鯖が誕生することとなった。
少しずつ界隈の風向きが変わっていく。
4. discord創設期
界隈にdiscordが導入されたことは革命的なイベントであった。
彼らの多くはdiscordに集って好きなボカロ曲を鑑賞し、ボイスチャットを繋ぎながらみんはやをプレイする者もあった。
クイズの形式もますます多様化が進んだ。
みんはや外部で行われる早押しイントロクイズは、現在まで毎週企画される恒例行事となった。指定されたイントロ部分を持つ楽曲を数十万のボカロ曲から制限期間内に特定するという奇妙な定期企画も現れた。
やがて彼らの共通項は必ずしも「みんはやをやっていること」ではなくなった。
この時期の「ボカロみんはや民」を定義するなら以下のようになるだろう。
5. ~現在
discord導入から3年。驚くべきことに、現在でもコミュニティは毎日活発に動いている。
みんはやを今日までプレイし続ける者もいる。みんはやよりもイントロクイズに特化する者もいる。
discordで行われる活動はクイズだけではない。
コミュニティに数百の人間が属していれば、通話しながらスプラトゥーンやマリオカートなどをプレイする人間だっている。
界隈は多様化の一途を辿る。
界隈の変遷につれ、「ボカロみんはや民」は常に「ボカロみんはや」を行う集団を指す言葉ではなくなった。
まあ、それでも良いのかもしれない。各人がやりたいことをやった結果がそうなら、特に咎めることもないだろう。実際みんな楽しそうだし。
一方で、こうなってくると新規層には「ボカロみんはや民」の実態がますます掴めなくなってくる。
「ボカロみんはや民」を取り巻く課題
「ボカロみんはや界隈」の実態はdiscord導入を機に少しずつ変化を遂げてきた。彼らを繋ぎ止めるのは、もはや必ずしも「ボカロみんはや」ではないかもしれない。
そして、その実態は界隈の外側から見てあまりに不明瞭なものである。「みんはやでボカロを毎日取り組んでいる集団」と考えている人もいるだろうし、「Twitterでいつも馴れ合いをしている仲良し集団」と考えている人もいるだろう。人によっては、「discordでゲームを一緒に遊んでいるらしき集団」という風に観測しているかもしれない。
このことは界隈に「新規層の取り込み」の面で一つの課題を生じさせた。
ざっくり言えばどのような人を界隈に招き入れるか、である。
そもそも界隈内部の人間でも、何をもってボカロみんはや民と呼ぶかは人によって異なるであろう。あるいは、そのような定義など決めないほうが柔軟で良いという考え方もある。
私の本音としては、「界隈」「界隈外」という括りを積極的に押し付けたくない。人間関係に壁を作っている感覚があるからだ。
ただ、界隈に対する解釈が各人に委ねられていることが常に良いとは限らない。ある者が「ボカロみんはや界隈に興味を持ってくれたら、みんはやをやってなかろうがボカロを聴いてなかろうが鯖に加入していいよ!」と思ってdiscordサーバーに勧誘することは、ボカロみんはや界隈における「ボカロみんはや」要素を重視している別の者にとって望ましくないものである。
実際、誰が誰でも招き入れてしまうことにリスクがあるのも確かだ。
過去にはクイズで不正行為を繰り返す不届きな輩や、未成年の異性への接触を執拗に試みる最低な輩もいた。
このようなトラブルを防ぐためには界隈を完全に外部から秘匿・隔離した存在にすればよいかもしれない。
だが、ボカロみんはや界隈はもはや秘匿できないほどに大きく成長した。
私は、界隈がどのようなものであるかを再定義することが必要であると考えた。
すなわち、「この界隈はこういうコミュニティなんだよ」ということを提言したい。
界隈の再定義は既存のボカロみんはや民だけでなく、これから輪に入りたい人々にとっても良いものになると考えている。
本界隈は規模間の大きさに対して、実態が外部からは推測しづらいコミュニティだ。そのせいで、いざ入ったはいいものの、よく分からずに、あるいは馴染めずに、場を去っていく人間も多くいる。
それだけでなく、実態がよく分からないせいで本界隈にぴったりなリスナーをはじめから遠ざけてしまっているかもしれない。界隈の外に第二ベンガルさんや第二RRRさんがいるのなら、何としてでもこちら側に引き入れたい。
以降の項では界隈に対してある程度の枠組みを定めるものであるが、これはその属性を持たないメンバーを排斥しようといった意図を持つものではない。
あなたの周囲には「ボカロみんはや界隈が気になっているけど、どうしよう」と考えている人がいるかもしれない。あるいは、あなた自身がそういう人かもしれない。本noteは、そういった人に対して、こういうコミュニティだからあなたに向いているよ、あるいは、こういう風に楽しめるならぴったりだよ、といった感じの道標を与えるものである。
「ボカロみんはや民」とは何か?
それでは改めて現在の「ボカロみんはや民」の実態を解説する。
人によって意見が分かれるだろうが、私は現在のところ以下のような集団であると考えられる。
かつて「ボカロみんはや」をプレイしていた集団を表す「ボカロみんはや民」は、もはや全員が全員「ボカロみんはや」を楽しんでいる訳ではない。
が。
大事なことなので断っておくと、古参新参問わず、「みんなで早押しクイズ」をそもそもプレイしたことすらない人間はほとんどいない。
程度は問わず、「みんはやでボカロクイズをやった経験がある」という枠組みは今でもある程度守られているようである。
また、現在も「みんはや」を毎日のようにプレイしているみんはや民は数多く存在する。
体感、「みんはや」をほぼ毎日プレイしている人間が25%、週1くらいでプレイしている人間が25%、月1くらいでプレイしている人間が25%、巨大企画のときのみプレイする人間が25%くらいであろうか。
いずれにせよ、界隈には「ボカロみんはや」を日常的にやるやらないにかかわらず様々なメンバーが存在する。
それではこの先のボカロみんはや界隈において、どういった新規層が受容されるべきだろうか。
「ボカロみんはや民」のこれから
本界隈に所属する人間は「ボカロみんはや民」と呼ばれるものの、もはや全員が「ボカロみんはや」を日常的に遊んでいる訳ではない。
とはいえ、ボカロも知らない、みんはやも知らない、という方を無条件に招き入れるのも少し考えものだ。
本界隈はこれから新規層にどう向き合っていくべきか。
これは人によって意見が異なる部分であろう。以下は私の持論である。
コミュニティが共通項を持つことは重要である。
本界隈は、誰かが「こんなボカロクイズ企画を打ちたい!」と告知し、界隈の人間の多くが「楽しそう!」と思って様々なイベントが行われる、このようにして集団が団結し、今日までの3年間盛り上がりを見せてきた。
私の持論としては、ボカロみんはや民は様々な企画をみんなで楽しむことによって絆が深まり、それによって仲睦まじいコミュニティが形成されたのだと考えている。
このような流れは「全員がボカロを好んでいること」「全員がボカロクイズを好んでいること」「全員がボカロみんはやを遊んでいること」などの共通項がなくして生まれ得なかったものである。
正直なところ、もしも「ちょっとボカロを聴いたことがある」「クイズには一切興味がない」なんて人を無差別かつ大量に誘っていたのでは、界隈全体のそういう流れが失われてしまうかもしれない。少なくとも諸々の企画に参加する熱量のある人を、より受け入れるべきだと考える。
では、新規層に対して「みんはや民」であることをどれだけ重視するべきだろうか。
正直なところ、私は「みんはやでボカロを常日頃プレイしている」という条件はこの界隈に参入するのに必須の条件でないと思う。
この界隈に馴染むにあたって大事なことは「ボカロに関する知識量」や「ボカロみんはやの経験値」ではなく「諸々の企画を一体となって楽しみたい気持ち」である。
この界隈では、ボカロみんはやに関する経験値が多い人よりも、諸々の企画を人々と一緒に楽しめる人の方が愛される(前者を下げる意図はない)。
したがって、みんはや経験が浅いからまだまだ輪には入れない・・・という考え方はあまり適切でないと考える。
とはいえ、みんはやがインストールされていないのではそもそも企画に参加できない。みんはや外の企画も増えたとはいえ、みんはや上で立てられる企画の方がおそらくまだまだ多い。
なので、「みんはや」のインストールはしておくべきだし、ボカロクイズ部屋に潜って空気感を押さえるくらいはしておいた方が良い。
これから「ボカロみんはや界隈」に参入するために
私は、今なお本界隈に興味を持ってくれる人が多くいることを本当にありがたく感じている。
とはいえ、前述したように無差別に人を招き入れるのは界隈にとってあまり望ましくないし、界隈の空気感にも向き不向きがある。
正直なところ、これから参入しようとしている人に対して二、三の注文を付けてしまうのは偉そうであまり気が向かないが、界隈の空気感のためである。容赦していただきたい。
必須条件1:諸企画を楽しもうという気持ちがあること
前述したとおり、本界隈は各々が企画を立て、それをみんなで楽しむ・・・そんなことの積み重ねで絆を深めてきた。
鯖内でスプラトゥーンやFALL GUYSをプレイしている人間もいるが、彼らは諸々のゲームを遊ぶためにこの界隈に来たのではない。たぶん。諸々の企画を通じて仲良くなった人たちだからこそ、仲良く鯖内でゲームをプレイしているのだ。
新参の方でも、諸々の企画に入って感想ツイートなんかをしていれば自然と輪に入れる。
ボカロみんはや民は自分の企画に感想を贈ってくれる人が誰だって大好きだ。
まあこんなことを書くと「本当にいろんな企画が楽しめるかな・・・」と不安に考える人もいるだろうが、あくまで「諸企画を楽しもうという気持ち」が最初にあればおそらく充分である。実際にやってみて合う合わないはあるだろうから、楽しそうだな~~と思う企画にだけ参加すればよい。
そもそも界隈の空気感が苦手であったら途中で界隈をフェードアウトしたって構わない。なんとなく戻ってきたくなったら、戻ってきたって構わない。
もしご自身でも企画を打ちたくなった場合は、ボみ予定botという便利なアカウントがあるのでそれを活用すると良い。
必須条件2:みんはやをインストールしていること
そもそもみんはやをインストールしないことには大半の企画に参加できない。
一応イントロクイズ企画はみんはやがなくとも参加できるが、みんはやをインストールすらしていない人を「ボカロ"みんはや"鯖」に入れることに抵抗を感じる人もいる。そんなに容量を食うアプリでもないので、インストール、しましょう。お願いします。
必須条件3:治安を乱すような行為をしないこと
ボカロクイズをプレイしていると、時に成績が振るわず落ち込んでしまうこともあるかもしれない。
このような時に魔が差して、歌詞を検索するなどの不正行為を行うと間違いなくバレる。こういった不正により企画が潰れることもあるので不正情報は一気に共有され、やがて界隈に居づらくなる。
それから、この界隈には未成年の人間も多く所属している。今のところ良識のある人間が多いため、規模感の割に大きな喧嘩・トラブルは起こっていないが、界隈の鯖に入るのであれば最低限のマナーは守ってほしい。
・・・
以上である。
ここには記していないが、界隈に参入するにあたって「ボカロ100選」を作ることもオススメしたい。
これは自分の好きなボカロ曲を100曲集めたリストを指すものであり、おそらく8割以上のボカロみんはや民が制作している。
完成した「ボカロ100選」を固定ツイートにでも置いていれば「ボカロリスナーとしての自分」の最大の自己紹介になる。作る過程で聴いた曲はボカロみんはや界隈を泳ぐにあたって財産になるであろう。
また、界隈に入ってから、自分と好みが近いリスナーの発見にも大いに役立つはずだ。場合によっては、向こうの方から好みが近いリスナーとして接近してくるかもしれない。
ボカロ100選をまとめた「ボカロ100選Wiki」もこちらに記しておく。
なお、ボカロみんはや界隈に参入するのに豊富な曲知識は必要ない。
正直なところ、曲知識なんて入ってから身に付ければよい。あるいは、身に付けなくてもよい。そんなものなくたって楽しめる。
そもそもどれだけ曲を聴いたところで上には上がいる。多くのボカロみんはや民は(知識的な面での)トップ層に対抗意識を抱いていない・・・と思う。
とはいえ、曲知識がないのでは諸企画に参加するのが不安、とりあえず最低限の教養は身に着けてから入りたいという方もいるだろう。
あと、そもそもみんはや内でどうやって企画をキャッチすれば良いのかわからない、誰と繋がればいいのか分からない、など実際に参入してからの困り事も多くあることが想定される。
少し横道に逸れるが、これに関して次項で解説する。
これからの「ボカロみんはや界隈」の歩き方
私は、本コミュニティに新しい人が入ってくるととても嬉しい。
本項では少しでもそういった方の手助けになるようちょっとした歩き方を記させていただく。
どのように企画をキャッチするか
部屋番号を告知するTwitterのDMグループが存在する。
私 (Twitter:@l0_0l333K)にDMで連絡を入れていただければいつでも招待する。
それから、以下のbotも役に立つ。
が、これらのツールは正直なところ一部企画しかカバーできていないのが現状である。
大半の小企画はこれらのツールで告知されない。
あらゆるみんはや企画をキャッチするにはみんはや内で「ボカロみんはや民」をフォローするのが確実である。彼らの多くは「立てた部屋をフォロワーにだけ通知する」という機能を用いて参加者を募集しているからだ。一見閉鎖的な印象を受けられるかもしれないが、野良で立てるとカンニングプレイヤーがしばしば乱入するので仕方ない。
アプリ内で「ボカロみんはや民」っぽい人を探して、その人のFFをひたすらフォローすれば大方のボカロみんはや民はカバーできる。
僭越ながら、私のIDに通じるリンクも貼らせていただく。
外部企画の多くはdiscordにて行われるが、discordの入り方などは後述。外部企画のキャッチには上に添付したボみ予定botが便利である。
どのように曲知識をつけるか
ニワカはボカロみんはや民失格、という風潮は全くもって存在しない。点が取れずとも企画に進んで参加するような人はかえって愛される。
とはいえ、曲知識があったほうが企画を楽しむ幅が広がるのも事実である。
どのように曲知識を付けるかを解説すればそれだけでnoteが1記事書けてしまうのであまり深くを書かないが、まずはニコニコ動画でミリオン(100万再生)を達成している楽曲を履修することをオススメする。
ボカロみんはや内では、ミリオン曲を出題範囲とする企画が何かと多い。nicoboxボカコレにミリオン曲をひたすら詰め込んで聴くなどすれば守備範囲も自ずと広がるだろう。
気になっているリスナーの100選を巡回するのも良いかもしれない。知識が付くだけでなく、巡回元の100選の制作者がたいへん喜ぶだろう。
どのようにdiscord鯖に入るか
イントロクイズ企画の多くはdiscordサーバーにて行われる。
このサーバーへの招待URLはどこにも掲載されておらず、サーバーに入っている人からDMなどでURLを受け取ることにより初めて加入できる。
したがって、サーバーに入りたい場合はサーバーに入っている誰かしらに声を掛ければよい。
サーバーのメンバーには、みんはやをプレイしている形跡がなく、ボカロを聴いているかどうかも怪しいような人をサーバーに招待することに懸念を感じる人もいる。前述したように、ボカロみんはや界隈が諸企画をみんなで楽しむことで発展してきたコミュニティだからだ。
このため、サーバーに入る前にはみんはやのリザルトツイートをするなどしておくほうが確実である。
誰に声を掛ければよいか分からない場合は私宛にDMを送っていただく形でも大丈夫です。
おわりに
以上、非常に堅い感じで文章を記した。偉そうに「界隈はこういうものだ!」なんて本当は言いたくない。基本的にどこまでも自由なコミュニティだ。このコミュニティに興味を持っている人がいるなら、諸手を挙げて界隈に引きずり込みたい。
ボカロ企画なら「ボカロ曲ドラフト会議」とか「100選聞き合い」とか「タイマンイントロクイズ」とか個性的な企画が日々立ち続ける。
ボカロみんはやとは関係なしに競技クイズの練習会が行われたり、ボイチャ越しに野球観戦が行われたり、人狼ゲームや麻雀大会や大規模な謎解き企画などが行われることもある。毎日が本当に楽しい。私は、このコミュニティに救われた人間だ。
ただ、界隈を維持していくにはどうしても条理が必要だ。
本noteでは界隈がどのように成り立ち、どのような性質を持っていて、これからどのようにあるべきかを私の目線から提言した。
現状ボカロみんはや民向けに企画される歌詞クイズや文章題はなかなかハイレベルなものが多い。
だが、初心者の方がこれからも入ってくるなら…彼らのために初心者用企画をもう一度打ちたいし、レベル感によらず楽しめるような企画もたくさん打ちたい。あるいは、新参の人たち同士で初心者向け企画を打ち合うような流れを観測したい。
本noteを読み、界隈に興味を持ってくださった方は是非ボカロみんはやをプレイして私に連絡してください。
喜んでサーバーに迎え入れたいです。
著:あー (Twitter:@l0_0l333K)