保険は得しない!?
どうも!VNFPのKCです。
本日は保険についてまた少し解説をしていきたいと思います。
ヒトの保険もそうですがペット保険についても同様のことが言えます!
保険の本当の意味を理解して加入するようにしましょう(・ω・)ノ
保険で得するとは?
よく「保険って入っても得しないよね」とか「保険って入ると結局損する」なんて言われます。
まずはこの言葉の意味を確認してみましょう(=゚ω゚)ノ
みなさんの想像する”得”とは何でしょうか?
支払った保険料よりも多くお金がもらえたら得ということでしょうか?
もちろん保険の中には死亡保険金1000万円なんてものもありますから、月々8000円の保険料を支払っていても死亡時に損をするには104年間保険に加入する必要があります。だからほとんどの方が死亡保険金を受け取る時は”得”をすると感じるのかもしれません。
しかし、よーく考えるとそれは本当に”得”なのでしょうか?死亡保険金は亡くなられた方の遺族の方が生活するために必要とする金額を補填するものですし、何よりも被保険者の方が亡くなられた悲しみが大きいはずです。そう考えれば10年間保険料月額8000円で加入していた保険の死亡保険金を受け取って差額が900万円だったとしても、”助かった”と思う人は多くても”得”をしたと感じる人は少ないはずです。
さらには”損”とはどういう意味でしょうか?
例えばペット保険であれば、毎月4000円くらいを払っているのに健康で予防くらいでしか動物病院へ行くことが無く、保険を使うことなく寿命を迎えた場合で考えてみましょう。
15年間加入していたとして月々4000円くらいだと生涯で約70万円くらい保険料がかかってきます。確かに何もなかった子に対して保険料だけで70万円は高いようにも感じます。
しかしこれは本当に”損”なのでしょうか?
保険という商品の性質を理解した上で考えてみましょう!
保険はリスクの移転
保険という商品のはもともと「リスクの移転」を目的とした商品です。商品というからには物体こそはありませんがれっきとした売り物です。
「リスクの移転」とは何かというと、人生にはたくさんのリスクがあります。病気になったり台風の被害にあったり、泥棒に入られたり...誰だってそんなリスクは少ない方がいいと思います。だからリスク毎に合った対策方法があり、その方法の1つに保険というものがあるのです。
リスクを発生頻度と被害額によって4つに分類することができ、その1つに「発生頻度はあまり多くないけど発生すると被害額が大きいもの」というグループがあります。このグループに含まれるリスクに適した対策方法というのが「リスクを一緒に背負ってもらう」というものです。何かが起きたらそのリスクを一人で背負い込むのではなく、一緒に背負ってくれる人を見つけておくという方法です。そうすれば何も起こらなければ被害を最小限に抑えることができますし、何かあっても助けてくれる人がいるという安心感が得られます。これこそが実は保険なのです。
保険は損得じゃない
最初にお話ししていた”損”について再度考えてみましょう。
毎月4000円くらいを払っているのに健康で予防くらいでしか動物病院へ行くことが無く、保険を使うことなく寿命を迎えた事例です。
先ほどお伝えした保険の性質から考えると、大きな病気になった時に医療費が高額になるリスクを保険会社と一緒に背負っていくというのがペット保険です。そしてこの事例は生涯健康であったわけですから被害額を最小限(保険料だけ)に抑えることができたと考えることができます。
金額だけ見れば”損”と考える方も多いと思いますが、何かあった時に補償してくれる安心感を保険に入ることで得られていたはずです。ペット保険に限らず、すべての保険はその安心感を買うという商品なのです。
まとめ
今回は保険という商品の性質をご紹介しました。
保険は何か起きた時には「入っててよかった」と思いますが、何もなかった時には「入ってても意味なかったな」と感じるものです。それでも何かが起きてしまってからでは誰もそのリスクを一緒に背負ってはくれません。”後悔先に立たず”です。保険に入らないのであれば後で「やっぱり入っておけばよかった」なんて言わないように覚悟を決めておきましょう(`・ω・´)!(笑)
次回はこれまたよく言われる「保険と貯金」についても解説したいと思います。
それでは!
See you next time!!(*^^*)