ペット保険の考え方
ペット保険もたくさん数がありますね。
どの保険会社も、どの商品も必ずメリットとデメリットがあります。
そこでVN(動物看護師)である僕が自分の立場から考えるペット保険の在り方について今回は書いていこうと思います。
今回のペット保険についての考え方は同じVNさんであれば参考にしていただきやすい内容であると思いますのでマネをしていただいてもいいのではないかと思います。
しかし、その他の職業の方には正直に言っておススメできる方法ではありません!笑
でも…
「動物たちの傷病について日々勉強し、予防方法や治療方法を知り、毎日のように動物たちの病気を目の当たりにしいるVNですら、ペット保険は必要であると感じている」
ということがわかっていただければ幸いです。
ヒトのお医者さんや看護師さんだってなにかしら保険に入っていますよね?
プロでも避けられない病気やケガはあります。
だからみんな保険に加入するんです!
僕の情報
今回は僕の個人的な考え方から自分の飼っているペットたちの保険について書いていきますので、まずは自己紹介をさせていただきます。笑
・名前 KC
・職業 VN(動物看護師)兼FP(ファイナンシャルプランナー)
・年齢 もうすぐ30歳💦
・性別 オス
・家族構成 妻、娘、ペットを含めた大家族(笑)
・飼育動物 トイプードル、シリケンイモリ、熱帯魚(複数)
・経歴 動物業界は9年?くらい、VNとしては6年目くらいです
1~2次診療や救急診療等を経験。
現在は関東の田舎にある動物病院に勤務中。
関係ない情報も多々ありましたが…こんな僕が現在飼っているトイプードルのペット保険についての考えをまとめていきます!
トイプードルの保険を考える
年齢は1歳8か月くらいの避妊雌です。
体重は3㎏ちょっとですが、最近はおやつの影響なのかお腹のたるみが気になってきているくらいの大きさです。
訳あって6ヶ月齢ごろに我が家にやってきました。
そんなトイプードルさんですが、現在はなんと無保険状態です!!
簡単に言うと保険には入っていないということです。
「保険が必要とか言って早速入ってないじゃないか!」
なんていわれてしまいそうですが、これにもちゃんと理由があります。
すぐに保険に加入しなかった3つの理由
①迎え方が特殊
1つ目の理由が我が家への迎え方です。通常であればペットショップやブリーダーさんから生後3~4ヶ月頃の子犬をお迎えすることが多いと思います。その場合、お迎え当日から保険に加入できるところもあり、無条件で保険に加入できたりするので非常に便利です!
しかし、我が家のトイプードルの場合は知人から譲り受けた子で、その時点で無保険状態だったためすぐに加入の申込をしても”待機期間”が発生してしまうため、すぐには保険に加入していませんでした。
②年齢が6か月齢
2つ目の理由は、すでに6か月齢ということもあり以前の飼主から飼育時の性格や体調等をしっかりと聞くことができていました。そしてケガのリスクはあまり高くないだろうと判断したのが2つ目理由のです。
③ある程度は自分の病院で診れる
この理由が最大の理由とも言えますが、環境変化による体調不良でも検査は自分でできますし、スタッフの飼育動物であれば治療費は保険使うよりも安く済みます!
また、幼齢犬に多いケガや事故の場合でも異物誤食は自分の病院で対処できますし、手足の骨折だとしても手術が可能なので保険には加入しませんでした。
これらの理由から”現段階では必要ない”と判断したためすぐには保険に加入していませんでした。
幼犬から成犬へ
我が家のトイプードルはもうすぐ2歳を迎えようとしており、犬としてはもう立派な大人になっています。
傷病のリスクから考えると、1歳までと比較すればケガや病気のリスクは減ってきます。現在のところ先天性の疾患等も無さそうなので、いたって健康的なプードルさんです。
そうなってくると…
「リスクが少ないなら今更保険なんて必要ないんじゃない?」
と思われる方が多いと思います。
確かにリスクが高い幼齢期(~1歳)に保険に入らず、リスクの低い若齢期(1~4歳くらい)に保険に入る意味はあるのでしょうか?
答えは、YESです!!
僕はこれからペット保険に加入します!笑
今更ペット保険に加入する4つ理由
①保険料の違い
ペット保険の保険料は基本的に年齢が変わるごとに更新されます。
なぜなら、歳をとると傷病のリスクというのは変化するからです。
そしてその変化は必ずしも増え続けるとは限らないのです!
0歳の時よりも1歳の時の方が保険料が安いというケースがあります!
これはリスクが低くなったことが要因の1つです。
なので…
”低リスク=保険料が安くできる”
というメリットがあるのです。
そこで、生涯保険料を安くするためにあえて0歳(~11ヶ月齢)は保険に入らず、今から入ろうと思ったのです。
②動物病院のスタッフでも限界はある
いくら自分の勤めている病院で治療ができると言っても、できることには限界があります💦
むずかしい手術や専門的な治療というのはそれを得意とする獣医師の先生がいる病院の方が良い場合があります。
さらには、夜中に突然異変があっても先生を叩き起こすのはさすがに僕も気が引けます。笑
そんな時は夜間救急の動物病院へ行くことも考えるとやっぱり保険はVNでも必要だと思うのです。
③しっかり見極めれば保険料も安くできる
3つ目の理由はVNならではですが、定期的な診察やお薬であれば自分の病院でできてしまうので、加入する保険を「通院での補償なし、手術や入院のみ補償」というような保険でも良いと考えています。そのためトータル補償の保険に比べると保険金支払いの条件が厳しい保険の方が内容さえしっかりと自分に合ったものを見極めれば保険料を安くおさえることができるからです。
④いつか入るなら健康な時から!
「歳をとって治療費がかかりそうになってきたら入ろうかな」なんて思っている人も多いのではないでしょうか?
でもそんな人は大抵保険を後回しにしてしまい「もっと早く入っておけばよかった💦」と思うことになってしまうのです。
だからこそ「まだちょっと早いかな?」と思う頃に入ってしまえば、前述したような後悔をする可能性は減らせるはずです!
だから僕は今のタイミングで保険に加入するのです!!
まとめ
今回の僕の考えている方法はゴールドスタンダードと言えるような正しい方法だとは僕自身も思っていません。
本来であれば一番リスクの高い幼齢期に守備範囲の広いトータル補償の保険に加入し、どんな傷病であっても対応できるようにしつつ、リスクの低下とともに保険の範囲を絞っていく、又は様々なリスクに備えて同じプランで継続するというのがゴールドスタンダードなのだと思います。
我が家のトイプードルは2歳になるまでに保険に加入すると決めていますが、保険の補償開始日までは基本的に最低でも1か月の待機期間があります。
いくら若いとは言ってものこの期間に何もないとは言い切れませんし、もしかしたら何か大きな病気を患ってしまうかもしれません...
それでも僕は「その時はしょうがないから全額自己負担する」と心に決め、現在は各社の保険内容を比較しています!!笑
比較せずにとりあえずで加入し、結局思っていたのと違ったなんてことになるとその方が僕は後悔すると思ったのでこのような方法をとりました。
ただし「とりあえず入っておく」が悪いわけではありません。
むしろ「加入する気ではいたけど考えいたら病気になってしまい保険加入が間に合わなかった💦」なんてことになったら最悪です...
ペット保険も「乗り換え」をすることができますし、なんなら重複して2社契約することだってできるのです!!
とりあえず入ってから詳しく比較して本命を決めるのもありかもしれません。
ペット保険に限らず、自分の場合もそうですが保険を見直すのってすごく億劫ですよね💦笑
保険ってよくわからいし、難しい漢字とか聞きなれない言葉がたくさん出てくるし…
保険の約款なんて辞書みたいに小さな文字がたくさん並んでて読む気にならない...
それでも大切なものだからVN(動物看護師)としてもFP(ファイナンシャルプランナー)としても真剣に考えてほしいと思うのです。
保険の考え方は人それぞれです。
自分で納得できる内容で、自分の納得できるタイミングで保険を検討してみてください。
それでは!
See you next time!!(´・ω・)
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