病気をサクッと学ぼう~気胸~
どうも!VNFPのKCです。
今回から普段の診療でも役に立つし、きっと国試にも役に立つかもしれない”病気”のことについてサクッと学ぼうという広く浅くをテーマにしたシリーズをはじめていきたいと思います(^_^)/
僕が普段の仕事の時に気になったりしたことをまとめるのでマニアックなやつだったりするかもしれませんがそこはご理解ください(`・ω・´)笑
そして、サクッとですのでポイントを絞って気楽に見れるようにしていきたいと思います。
気胸って?
胸腔内(胸膜内)に何らかの原因によって空気が貯留している状態のことを言います。
原因と病態にによって分類分けされます。
~原因による分類~
①自然気胸
②外傷性気胸
③医原性気胸
~病態による分類~
①閉鎖性気胸
②開放性気胸
③緊張性気胸
この中で一番怖いのが緊張性気胸です!!
緊急性を要するものであり、胸腔内にどんどん空気が溜まり、呼吸不全や低酸素血症、血圧低下、ショックを起こしていきます...(;゚Д゚)
一番多いのは?
犬で最も多いのは交通事故や咬傷などによる外傷性気胸です。
気胸と共に肋骨が折れているとフレイルチェストと呼ばれる現象がみられることがあります!
これは呼吸の動きとは逆の動きで胸郭が動揺する現象のことで、非常に痛いそうです(; ・`д・´)
診断は?
もっとも有効なのはレントゲン検査!
こんな感じになってしまいます↓↓↓↓
上:DV像 下:ラテラル像
他にもエコー検査も重要でLung slidingという特徴的な動きが認められます。
治療は?
緊張性気胸であれば緊急度が高いので、なるべく早く空気を抜いてあげる必要があります。
その時は動物の胸郭に針を刺してとりあえず空気を抜いてあげます。
何度も繰り返して空気が溜まってしまうようであればドレーンを設置することもあるそうです(´・ω・)
まとめ
気胸をサクッとまとめるとこんな感じです(=゚ω゚)ノ
気胸は怖い病気です!
気胸=緊急を要するかも?と思えることがまずは大事だと思います(`・ω・´)ゞ
それでは!
See you next time!!(ノД`)・゜・。
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