第897回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」ベトナム人労働者の42％が頻繁なストレスを報告 ILO、WHO
本日の記事：
「ベトナム人労働者の42％が頻繁なストレスを報告 ILO、WHO」
原題：
" 42% of Vietnamese workers report frequent stress: ILO, WHO "
【本日のポイント】
（１）国際労働機関（ILO）と世界保健機関（WHO）の統計によれば、ベトナムの労働者の約42％が頻繁にストレスを経験していると報告しています。
（２）特に「不安」と「うつ病」が広まっており、職場のストレスや家庭のプレッシャーも従業員の生産性に影響を及ぼしている可能性もあり、企業はメンタルヘルスを焦点を当てるべき問題として認識し始めています。
（３）専門家は従業員のメンタルヘルスを強化するために、職場でのリスクを予防し、支援プログラムを実施することを提唱しており、企業は業績だけでなく、幸せな職場環境の育成を奨励されています。
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
まぁ、一般的に日本人から見るとベトナムの人って幸せそうに生きてるなぁーと見えることが多いと思うんですよね。
種類にもよりますが、「幸せな国ランキング」的なものでも、結構、上位にいたりしますもんね。
ただ、私もベトナムに10年以上いて、つくづく思うんですが、客観的に見たら、どう考えても日本の方が幸せな国だと思うんですよね。
日本は、まず、公的な医療費が相対的に安価で享受できる、というのは、これは本当に人生のストレスを相当軽減すると思うんですよ。
特に小さい子供がいると、ある意味、金があるかないかで人生決まる面もありますし。
そして、年金制度も、まぁ、危ないとは言いつつも、今の50代以上の方なら、なんとか生きていけるくらいの年金は当面は支給されると思うんですよね。
歳を重ねた時のお金と健康の不安に対して、国が相当サポートしてくれる日本はそういった公的サポートが非常に弱いベトナムに比べたら根本的な生存の不安は絶対、低いはずなんですよね。
なので、ベトナムで鬱や不安が広がってるというのも「でしょうね」と思います。
「日本人として生まれただけで、スーパーハッピー！」とか思う人がもっと多くてもいいような気もするんですが、まぁ、人は皆、自分の望む未来の期待が大きいほど、そのギャップで苦しみますからね。。。
以上 豊田英司
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