第771回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」ホイアン、観光都市としてのさらなる魅力向上へ
本日の記事:
「ホイアン、”格安観光”の罠」
原題:
" Trap of cheap tourism "
記事リンク:https://english.thesaigontimes.vn/trap-of-cheap-tourism/
【本日のポイント】
(1)ホイアンへの観光旅行者は増えているが、収益性としては問題があるかも、という記事
(2)あるレストランオーナーは「路上の屋台が激安で料理を提供してしまうので、正式なレストランにお客様が来ない」と嘆いています
(3)観光都市としてベトナムだけでなく海外でも名前は通っているホイアンですが、観光収益をもっと上げるためには、より戦略的な取り組みが必要と関係者は語っています
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
最初、タイトルの「Trap of cheap tourism(格安観光の罠)」っていうの見て、
「あぁ、なんか、大使館から注意喚起とかが出る系の話?」
と思ったら、全然違いました。
要するに、ホイアンへの観光客は増えてるんだけども、旅行者が安い屋台ばっかり行くので、ちゃんとしたレストランとかが苦戦してますね、という話でした。
ホイアン名物のカオラウ(麺料理)とかが屋台で1人前3万~4万ドン(170円〜230円)くらいで食べられるので、それなりのレストランは閑古鳥が鳴いているそうで、レストランオーナーは
「多くの観光客は格安旅行を好むため、ホイアンは知らず知らずのうちに格安旅行の罠にはまってしまうかもしれない。」
と言っていますが、こりゃ、まぁ、自由競争の世の中ですから、しょうがないですよね。
これは、完全な私の主観ですが、申し訳ないですけど、ホイアンて、正直、2日間過ごすほどの「見どころ」がないから、どうしても、「ダナン旅行とセット売り」みたいな位置付けのような気がするんですよね。
なので、まぁ、仮に1泊くらいはするかもしれないですけど、2泊はきついな、と。
観光都市として、収益性を上げたいなら、まず、
「外国人が2泊するには、どうしたらいいか」
というのを考えた方がいいと思います。
最近でいうと、ホイアンのスタバは、結構、話題になってましたよね。
まずはこういう「ホイアンにしかないもの」作りから始めて、「歴史」「安らぎ」「食事」、どんな価値を提供していくかの一本筋の通った観光戦略をきちんと作ってホイアンの街自体の「ブランド力」を向上させていくことが大事で、
「メシの値段を高くしよう」
は明らかに間違ってるだろうな、というのは私でも分かります。
以上 豊田英司
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