第856回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」ベトナムの航空乗務員が麻薬密輸で韓国で逮捕
本日の記事:
「ベトナム人客室乗務員2名が麻薬密輸容疑で韓国で拘束される」
原題:
" Two Vietnamese flight attendants held in S.Korea for alleged drug smuggling "
【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
まぁ、もう何回やれば気が済むの?というベトナム人アテンダントの麻薬密輸事件ですが、今回は韓国で発見されました。
これだけ世界中でアテンダントの禁輸品や麻薬の密輸が摘発されるというのは「国家の恥」ですから、まぁ、我々が思う一般的な国であれば、ベトナムの空港での持ち込み品チェックを厳重にして、「国家の威信を損ねる行為」を止めようとするもんでしょうが、ベトナム側の空港でこういった摘発がされた、というのは寡聞にしてあまり聞かず、いつも外国側の空港で発見されている印象があります。
まぁ、これがいかにベトナムの空港や一部の航空会社で「既得権益」として黙認されているか、という疑惑を感じざるを得ないですね。。。
容疑者はいつもの如く「それが麻薬だとは知らなかった」と答えておりますが、これはどうなんでしょうねぇ、、、
まぁ、航空機の乗務員が禁輸品、ましてや麻薬を持ち込む、なんていう大事件が、まるで日常のニュースのように頻繁に流れて、我々も「またか」と思っている時点でかなり異常ですよね。
私がベトナムへ来た2011年からベトナム人の平均収入は2倍以上になっているのに、こういう航空乗務員の密輸犯罪は全然減ったように見えないのは、人の欲望にはキリがない、という人の業の話なのか、それとも、これがかなり組織だった犯罪で、個人レベルの倫理観など関係ない、ということなのでしょうか、、、
以上 豊田英司
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