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第964回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」フィリップ・トルシエ、インドネシア戦の屈辱的な敗戦でベトナム代表監督を退く

本日の記事:
「フィリップ・トルシエ、インドネシア戦の屈辱的な敗戦でベトナム代表監督を退く」
原題:
" Philippe Troussier steps down as head coach of Vietnam after humiliating loss to Indonesia "

記事リンク:https://tuoitrenews.vn/news/sports/20240327/philippe-troussier-steps-down-as-head-coach-of-vietnam-after-humiliating-loss-to-indonesia/79019.html


(写真:ベトナムサッカー代表のヘッドコーチから退任することが決定したフィリップ・トルシエ)


【本日のポイント】

(1)元・日本代表監督で、現在、ベトナム代表監督のフィリップ・トルシエ氏は、2026年FIFAワールドカップ・アジア2次予選のインドネシア戦での屈辱的な0-3の敗北後、ベトナム代表監督を退任した。

(2)トルシエ監督は、2023年3月1日から2026年7月31日までの契約でベトナム代表の指揮を執り、月給は50,000米ドルを超える条件であった。

(3)ベトナム代表は、トルシエ監督の下で14試合を戦い、10敗4分けと低迷し、FIFAランキングも94位から107位に落ち込んだ。

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【解説】

アジアゲートベトナム代表の豊田です。

さて、今日の記事について。

トルシエ監督といえば、我々世代の日本人にとっては2002年の日韓共催のワールドカップの時の日本代表監督で、初の決勝リーグに行った思い出が強烈に残っているのではないかと思います。

そういえば、通訳のダバディさん、先日、DAZNでサッカー見てたら解説してましたね。

で、昨年からベトナム代表の監督をしていたんですが、ベトナム代表チームはトルシエ監督の下で14試合を戦い、10敗4分けと低迷し、FIFAランキングも94位から107位に落ち込んだ、ということで、インドネシアに3−0で負けた後、2026年7月までの任期を待たずに解雇となったそうです。

実際には、ベトナムサッカー連盟の体制など、いろいろな問題もあるのでしょうが、まぁ、この結果では監督として解雇は仕方ないでしょうね。


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【記事の日本語訳】
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フィリップ・トルシエ、インドネシア戦の屈辱的な敗戦でベトナム代表監督を退く

ベトナムサッカー連盟(VFF)は火曜日夜、ハノイで行なわれた2026年FIFAワールドカップ・アジア2次予選のインドネシア戦での屈辱的な敗北を受けて、VFFとフランス人監督フィリップ・トルシエとの間の契約解消を発表した。

ミーディン・ナショナル・スタジアムのホーム・サポーターの前でインドネシアに0-3という屈辱的な敗戦を喫した。

ベトナムがインドネシアに敗れるのは1週間足らずの間に2度目で、3月21日にジャカルタで行なわれた第1戦は1-0でベトナムに軍配が上がった。

ハノイでの試合直後、VFFは緊急会議を開き、連盟とトルシエは26日からの契約を打ち切ることで合意した。

フランス人監督は、選手、クラブ、VFF、そしてファンからのサポートに感謝の意を示すとともに、ベトナムのサポーターにチームの不振を謝罪した。

VFFは、彼の貢献、プロ意識、責任感を認めるとともに、彼と彼の家族の幸せを祈った。

同連盟は、代表チームの最近の成績不振について国内のサッカーファンに謝罪し、引き続き応援してくれるよう希望を表明した。

2022年末、韓国のパク・ハンソ監督はベトナム代表のヘッドコーチを退任し、VFFは後任を探していた。

日本代表の前ヘッドコーチであるフィリップ・トルシエ氏が後任に選ばれた。

トルシエ氏は就任前、北部のフンイエン省にあるPVFフットボールアカデミーでユースの育成に携わり、ベトナムU19のヘッドコーチとしてVFFで経験を積んでいた。

VFFとフランス人監督との契約は当初、2023年3月1日から2026年7月31日までの3年間で、ベトナムが史上初めて2026年FIFAワールドカップの決勝トーナメントに出場できるようにすることを主な目的としていた。

トルシエの月給は50,000米ドル(税引き後)を超え、その他の手当もつく。

初年度のトルシエは、約束通りカンボジアで開催された第32回東南アジア競技大会の男子サッカーでベトナムU22代表を決勝トーナメントに導くことができなかった。

2024年の契約では、ベトナムを2026年FIFAワールドカップ予選の2次ラウンドに導き、2024年ASEAN三菱電機カップでメダルを獲得することが求められていた。

ベトナムは現在、4チームからなるグループFで4試合を終えて勝ち点3の3位につけている。

イラクが勝点12で首位に立ち、インドネシアが勝点7で続き、フィリピンは勝点1で最下位に沈んでいる。

トルシエ監督は1年以上の在任中、14試合を指揮し、10敗4分けだった。その結果、ベトナムのFIFAランキングは94位から107位に下がり、ここ数年で最低となった。

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以上 豊田英司
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