ほぼ素人がゆるく手がける完璧を目指さないguitar DIY 15 忘却!初心者向けの王道 LEGEND!!
ども VNDです
皆さんは1番最初に買った楽器って何ですか?
学校以外で楽器を買うことって実は少ないと思いますし
音楽に憧れを抱いてたり 幼少期から何かしら音楽に
触れてないとあまりないかもしれませんが
最初に買った楽器って思い入れとか思い出が
人それぞれあると思います
自分の場合はベースでした
初めてバンド組む時よくある
今ギター弾くやついるから
ベースやってよ!ってやつが
きっかけだった気がします
地元の楽器店で緊張しながら
うわ たっけぇーな楽器 とか思いながら
数あるベースの中で ジャズベでもなく
プレベを選んだのはたまたまだったのか
約四半世紀の時が経ち 日焼けとサビがついたものの
ケースに入っていたからか 割と綺麗な状態
数年前に引っ張り出して弾いた時 ネックの反りが
かなりひどいのは覚えていた
初心者向けの楽器なのでそんなにいい材は
使ってないのは元より承知
当時 低価格帯の楽器だと
フォトジェニック レジェンドあたり
ちょっと良い感じになるとアリアプロとかグラスルーツ
予算も限りがあったし ひとまずベースが揃えば
そう思ってアンプとかチューナーとかのセットで
レジェンドを買ってみたものの
今まで触っていたギターと違う感覚に戸惑った
四苦八苦しながらスコアをなぞり
下手くそなりに頑張って覚えた
同級生の上手いやつを見るたびに
羨ましさと悔しさが胃の底を熱くする
それでも少しずつ上手くなると
楽器はすごく楽しい
弾けなかったフレーズが少しずつ弾ける まるで
スケボーでオーリーを覚えて物を飛べたように
難しさが達成感に変わる快感は
ちょっと似てるかもしれない
その後 訳あってベースからギターに転向して
あまり弾かなくなってしまったベースだったが
2本目を終えたあたりで
ほんの少しだけ 時間が残った
再塗装までは流石に手は出せないが
リフレッシュして弾ける状態にしたい
まず 現状はと言うと
・ネック状態の修正
・指板 フレットの掃除
・コントロールにガリがあるので修復
・弦交換
・ステッカーなどの処理
それと全体が気になるので全バラシも行う
ピックガードについていたステッカーをコツコツと
シール剥がしを使って撤去
ピックガードやネックをボディから外し
ホコリや動きの悪いところは5-56で
剥がすのもったいないな と思ったステッカーだけ
ちょっと残しました
配線みてビックリしたのは
アースの配線がハリガネ....しかも
むき出しの状態で
ブリッジにつながっていたり
コントロールの配線も 硬めのチューブに
同じようなハリガネを通して 配線してあったこと
低価格とは言え ここまでパーツをシンプルにしていた
何よりこの配線でも 音がしっかり出ている
なんて低コストなブランドだ...
だがこの低コストにこそ このブランドの価値がある
楽しむ事を忘れちゃいけない
高い楽器が全てではない もちろんハンドメイドゆえに
出来 不出来はあっても その人が良い と思えば
最高の楽器になる そう 弾き手次第だ
コレはある意味振り切っていて 気持ちいい笑
なんなら塗装の膜厚もかなり厚め
剥がして塗装薄くしたら 鳴るようになるかな....
と リメイク欲を掻き立てられた
打痕もあって 再塗装も一瞬考えたが
1本目の塗装落としであんなに苦労して時間かかったのを
さらに時間をかけてやるのは 厳しい状況...
この時点で配線は特にいじらず
外装やパーツをキレイにすることをメインにした
1番苦戦したのはネック
外してトラスロッドを緩めておくと
フラットにはなるが
弦を張ると張力でかなりの順反りになる
こうなるとロッドをいじっても仕方ない
逆反りには効果のあるロッドも
順反りには意味をなさない
元々のネック材がどうであれ 改善できるのは
・順反りをさせたまま フレットを合わせていく
・ブリッジで弦高をあわせる
・1番ゲージの細い弦で張力を弱める
・最終手段としてネック単体をやや逆反りで固定して
ネックの反りを矯正する
最後の方法はかなり無理があり リスクがあるので
最初の3つの方法でやってみることに
結果として順反りは直らなかったが
まだマシなレベルで落ち着いた
ネック自体ももう限界の状態にきてたので
フレットをすり合わせて 弦高で調整した
ピックガードの日焼けをどうにかするために調べていた
・上からクロス的な物で貼ってしまう
・漂白剤で白くする
・新しく買う
悩んだ結果 クロス的な物を張ることに
漂白剤は効果が薄そうだし
買うにしてもモノがあまりない 欲しい色もない
黒の単板はあるが色がボディと合わない
ホームセンターで物色して 良さそうな粘着シートを
ピックガードに合わせてカットして貼った
コレは作業時間も短く 剥がれてもまたすぐ直せる
そんなこんなで組み込みして 配線をし直して
弦を張り 弦高調整 オクターブ調整やら
その諸々の調整をして 完成させた
ボリュームとトーンのノブを 元のモノだと
数字がないタイプだったため ちと見にくい
今どれくらいノブを回してるか 見やすくする為
手持ちのfenderアンプノブタイプのものに付け替え
音出しの際に ややガリが出ていたが
回しまくってたら直っていた笑
完成したベースはバンドを組んでいた時の
友人Bにそのまま譲ることになった
昔 Bが弾いていた 同じLEGENDの
ジャズベタイプのベースがめちゃくちゃ弾きやすかった
あれは個体差なのかどうか 今となってはわからないが
ジャズベタイプの方が 弦高も低く
弦のテンションも強すぎず ネック幅も細かった
それに比べてこのプレベタイプは ネック幅も太く
テンションが強い為 弦を押さえたり
ピッキングするにしても やや力がいる個体だった
友人Bのジャズベは Bの実家にあったのだが
だいぶ前に処分されてしまったらしく
残念そうにしていたが またベースが弾けることに
とても嬉しそうだったので 直して良かった
思い返せばエピのセミアコの手入れから始まり
1本目と2本目の作成
さらにおまけでベースまでやってしまったが
なんだかんだもう夏が終わりに近づいていた
あっという間の夏 久しぶりに楽器を作ることに
手探りで苦戦しながらも なかなか充実した時間
来年はこんなふうにはできないだろうから
また時間を見つけて 1本目と2本目を
少しずつ 改造していきます
コレで終わりではありませんが
ここで一区切り とさせていただきます
そのうち番外編的なものを書いたりすると思います
それではまた!