【ネタバレ注意】ふゆから、くるる感想
こんにゃん! 気になってたけどなかなかセール来なくてずっと待っていたのですが、ついにセールが来たので購入しました。
以前プレイした「あきゆめくくる」と同じシナリオライターさんの作品です。
かっこいいOPとあらすじに惹かれたのですが、あらすじを見ればなんとなくわかると思いますが世界観がかなり独特で、個人的に興味をそそりました。
学園SFミステリーADVということですが、たしかに学園で起こる殺人事件を追うし世界観もSFです。しかしSF要素が思ったよりとびきりで、驚きの数々でした。
まず、学園には女子しかいないのですが、そんな世界で男子になることができるというのは今までにない感覚がありした。
各女子同士でのHシーンがありしばらく進めば片方が男子になりモノがついた状態でのHがはじまります。男子になると言っても胸はあるので、いわゆるふたなりというやつですね、多分。
今までふたなりに触れてこなかったので僕の勝手なイメージなのですが、ふたなり作品って特に脈絡ないまま突然女の子にモノを生やしているという印象があったのですが、この作品ではしっかり設定に基づいてのふたなりであり、無理矢理生やした感がないのが個人的には良かったところです。
少し話が逸れましたが最も驚いたところは、登場人物達の真の姿は針だったということです。学園などはすべて幻想で登場人物達は宇宙を漂う、生体情報が詰まった針である。このことが発覚する場面では殺人事件の真相に迫っているところで、どのような動機や手口だったのかなーと思っていたところに予想の斜め上から衝撃の事実を突き付けられて、いきなり宇宙に飛ばされたような感覚でした。リアルに声出た。
途方もない旅に、卒業や新しい命を作っていなくなる生徒が増えるという終末感のする中、目的地や自分を宇宙に放った人たち、自分の人生や生きた意味を見てくれている誰かに思いを馳せる彼女たちの姿がとても美しいかった。
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