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【ネタバレ注意】もののあはれは彩の頃。感想

今回もネタバレ有りの感想なんですが、この作品の一番の仕掛けにあたる部分ももちろんネタバレするので未プレイ勢が見るのは結構もったいないので気になってる方はご自身でプレイすることを強く推奨します。また500円セールが来た時にでも買ってください、てか買って。
まぁそもそも今までのネタバレ感想を未プレイで読んでいる人がいるのかって話なんですけどね。

一応僕は既プレイ勢が共感できる感想を書くっていうスタンスでやってます。



前回のファタモルガーナの館からあまり経ってませんが、この作品が面白すぎたので駆け抜けちゃいました。500円でこの神作遊べちゃっていいんすか??
シナリオライターは冬茜トム先生ということで今回もまた見事な伏線回収を魅せてくれました。



本編がスタートしてからしばらくして感じたのはト書きに違和感があるということでした。言語化するのが下手くそで申し訳ないですが、僕が思うにト書きとは人物の心情や情景の説明をする文というものなのですが、その中に時々登場人物とは別の自我があるように感じるト書きがありました。さらにはまだ判明してない事について登場人物たちがそれぞれの考えを述べているセリフの次のト書きで「実際には〇〇はこういうものだ」と言ってしまうなど
(あ、それ言っちゃうんだ……)と何回思ったことか。

しかしそれこそが今作一番のトリックだった訳ですね。僕たちが見ていたのは、すごろくの"真のプレイヤー"である物部が現実世界からみた暁たちでした。「正解だ」しかない3択を選んだときには、賽の目をいじってたのは物部でありゲームをプレイしている僕たちでもあるという、黒幕への没入感という新しい感覚を味わえました。
僕はゲームなどの、いわゆる「メタ的な要素」というものが好きなのですが(DDLCとか)、ルート分岐するという事自体が後に別の意味を持つというのは一種のメタ要素であり僕の趣味にドンピシャでした。
この仕掛けに関するものやそれ以外の伏線回収も素晴らしかったです。流石トム先生!


今回も大満足の作品でした。こうなってくるといよいよジュエナが早くやりたくて仕方がなくなってきます。どうやらすでにpixiv FANBOXでopが先行公開されているそうなので、半年以内には発売できそう?まぁ気長に待つとします。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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