【ネタバレ注意】ファタモルガーナの館感想
ファタモルガーナの館クリアしました。
ゲーム全体としては、世界観と絵画の様なイラストのタッチ、オリジナル曲の数々がマッチしてていいなと思いました。
シナリオは悲劇中心の物語で、館の中の扉の先に刻まれてる記憶を巡っていく感じのお話です。
鬱要素がてんこ盛りで、真相編に入っても先が見えなくて終始「これどうやって終わらせるの?」ってなってました。終わってみればこの物語は真相編に入ってから本番、というかスタートでした。各章に衝撃の展開や伏線回収があり「え、そうだったの?」と何度も思いました。
真相編の本筋はモルガーナの認識を塗り替えて館の呪いを終わらせることですが、モルガーナの例の3人に対する憎しみはそれぞれの視点では理由や背景があって、許される訳ではないかもしれないけど情状酌量の余地がギリギリあり、それを知ったからこそ呪いを終わらせることができた。これを見て進撃の巨人をふと思い出したのですが、進撃の巨人も1つの立場しか知らずに誰かを憎んだ結果、憎しみの連鎖が起こってしまいました。現実世界においても他者を知らずにただ誰かを憎んだり、恨んだりするのは多くの悲劇を生むのだと思います。
鬱ゲーはあまり経験なかったからどんな結末になるか不安だったけど、ちゃんとハッピーエンドを迎えられてよかったです。最後の方は不本意ながら真面目な感想文っぽくなっちゃったけど、そこまで重く受け止める必要はないと思います(笑)
とても引き込まれるシナリオでおもしろかったです。
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