フリーランスの音楽家と日本代表メンバーの共通点
サッカー カタールW杯に向けた予選が始まりましたね!
フリーランスの音楽家と日本代表って似ていると思うのです。
実はこれ、ずっと前から思っていて、プライベートのfacebookにも書いたことがある話だったりします。
最近は、合宿に50人ほど代表候補を呼んで、そこから28人程度に絞って、25〜23人と段階的に日本代表を選ぶことが少なくなっているように思いますが、音楽家と日本代表って似ているんです。
試合に呼ばれる≒仕事に呼ばれる
ここでは日本代表=サッカー日本代表としていますが、お好きな他の競技に置き換えてお読みください。
■16型と言われるオーケストラの弦楽器の人数
第1ヴァイオリン16人、第2ヴァイオリン14人、ヴィオラ12人、チェロ10人、コントラバス8人
■14型と言われるオーケストラの弦楽器の人数
第1ヴァイオリン14人、第2ヴァイオリン12人、ヴィオラ10人、チェロ8人、コントラバス6人
と大編成のオーケストラの場合は、これだけの弦楽器が必要になるのです。
これだけの人数がいると予算も多くなるので、なかなか大編成のプログラムのコンサートも難しいので、予算の都合上8型、10型でやることも多いように思います。
こうなると1stヴァイオリン、2ndヴァイオリン合わせて、14〜18人
スタメン11人+交代枠3の14
スタメン11人+ベンチ入りメンバー7人の18
サッカーとなんだか同じですね!
ヴィオラ以下や、管楽器、ピアノも、ポジションごとと考えれば同じです。
W杯などの登録メンバーは23人、ベンチ入りは18人、試合に出られるのは最大14人
でもゴールキーパーは1つの試合中、怪我や退場がない限り1人しか出場できません。
ピアノだったりハープだったり管楽器の首席なんかもそうですね。
この限られた枠には「レギュラー」「サブ」「候補」といるわけですが、音楽の世界も同じです。
初めての依頼が来た場合、まず間違いなく「誰かの代わり」です。
つまりは「サブ」
でも、話が来る前から実は「候補」には含まれていたはずです。
「候補合宿」なんてものがないので、目には見えないですが
機会があったらあの人呼びたいな〜呼んでみようかな?
といった「候補」から始まり、どなたかの都合が付かず巡り巡って依頼が来て「サブ」となり、徐々に「レギュラー」へとなっていくのです。
今回(2019/10モンゴル代表、タジキスタン代表)の代表選考では、大迫選手が怪我のため代表から外れ、タイプの似た興梠慎三選手ではなく、スピード型と言われる選手が呼ばれました。
2次予選だから国内組、オリンピック世代で代表を組むべきだ!なんて意見もあります。
サッカー同様、戦術や相性もありますからドンピシャのタイミングがないと「依頼」という形にはならないかもしれません。
いろんなご縁で依頼があった公演ですから、1つ1つ丁寧に演奏していきたいですね!
さて、日本代表は新星、久保建英選手はこのW杯予選でレギュラーになっていくのでしょうか。
明日のワールドカップ2次予選 ホーム開幕戦 埼玉スタジアムに行ってきます!