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【全編ネタバレ】Masayuki Sakamoto Billboard Live 2024【横浜初日】

オタクもすなるコンレポといふものを、キモオタもしてみむとてするなり。レポというか感想の煮こごりのようなものですが自分の記録用なのでご容赦ください。



===念のための余白===



初日となる横浜1日目(12/2夜)に運よく当選。
そもそも300席しかないことからある程度の近さは担保されてたので、(近過ぎるとタヒぬから遠目でじっくり見たい…けど平地は見づらそうだからできればカウンターで…)って思ってたらベストな席引けたので完璧だった。
ドリンク選べたけどデフォルトがスパークリングワインだったのでそのままにした。30分前くらいに入ったんだけどドリンク出るのに10分くらい待ったかな?フードの皿にフタついてて自力で外していいのか迷ってドリンク待ってたんだけど食べるの遅いワイでも20分でちょうど食べ切れるくらいの量だった。味はどもデパ地下のちょっといいとこの惣菜くらいの雰囲気。個人的にはマッシュポテト、ティラミス、パンあたりが好みの味だったので満足。

===ここから本編の話===

食べ終わってお皿下げてもらって数分で暗転して青照明、各奏者がスタンバイしてご本人登場。出てくるなりルームライトを灯してグラスの水を飲む姿が絶妙におしゃれで良き。そのまま一曲目、『僕らはまだ』でそういえばソロバージョンあったもんな〜と思ってたら隣のお姉さんが速攻泣き始めて若干虚をつかれた笑 冷静になると本当にべらぼうに上手いんだよな〜と思ってるうちに2曲目のスタンバイ。ライト緑?と思ったら『You'll〜』でターザンの緑か!と納得。生で聴く機会ないと思ってたから激アツだったしまだ20代だった坂本くんがオーディションで掴み取った曲を25年経った今の声で歌ってるのが重みも乗って素敵だった。
このへんで一回軽くMC挟んでた気がするけどYou'llの余韻であんまり覚えてない、しっとり落ち着いたMCでトニの時と違った様子だな〜とか考えてた気がする。
3曲目が『太陽のあたる場所』でちょうど会場着いた時に聴いてたから個人的にタイムリーで沸いた(?)。全編まーくんパートだから井ノ原くんのパートも全部まーくんの声なの新鮮だった。言っても仕方ないけどこの曲はカミのラップパートも聴きたくなるな(立ち位置ミスって井ノ原くんに呼び戻される映像が脳裏によぎりつつ)…とか思ってたけどこの後の『愛のかたまり』で邪念全部吹っ飛ぶことに。「カウコンの大野くんと歌ったやつ話題になってるのちゃんと把握してたんだ…!」ってなったしそれをここで持ってくるの本当にあざとい男だよ………(そしてその後「本家より評判がいいかもしれないという噂を聞いた」などと言い出し客席をざわつかせるのであった)
ソロコン何歌うんだろうな〜ソロ曲いくつかとV6の曲は聴けるだろうな〜とか能天気に考えながら会場向かったんだがまさかこんな爆弾こさえてるとは 本家とは違う歌唱力と声量で殴ってくるタイプの愛のかたまりを聴かせていただけるというこの有難さよ(って書くとキンキより上手いって言ってるように見えそうだけどキンキのほうが個性が強くまーくんの方がストレート寄りの歌い方だなと思ってるだけなので要するに単に味付けの違いを主張したいオタクなのであった)
かたまり終わりのMCで中山優馬くん登場。爽やかイケメン顔ちっちぇ〜〜と思いながら眺めるなど。余談だけどこれまでの経験を後輩に伝える立場になったことを意識している様子が見えるたびに温かい気持ちと寂しい気持ちがない交ぜになるのは私だけでしょうか…
優馬くんがいて先輩の曲で優馬くんが物心ついた頃から知ってる曲っていうから勇気100%?この雰囲気で?まさかね…?って思ってたらSMAP2連チャンだったのでほあぁ〜〜〜ってなった、『夜空ノムコウ』はしっとり歌い上げてて哀愁と微かな希望とが伝わってきて本当に歌上手いなあと思ったしこんな先輩の隣で歌う役を買って出てくれて優馬くん本当にありがとうだった、あんなアウェーで歌が売りの大先輩とデュオするの緊張したろうに…次の『セロリ』も歌い分けとかアイコンタクトで決めてる様子だったので即興みが強かったと思うんだけどそれを悟らせないクオリティで歌ってくれたのですごい子だった。坂本くんが出だしで歌いながら振ってたシェイカー(楽器)を歌い分けと同時に手渡された時だけ明らかに動揺してたので可愛かった笑 最初は未知の楽器の扱いに困ってそうだったけど途中から慣れてきたようで縦持ちながらも楽しそうに振ってくれてたのでこれにはオタクもニッコリでした。
2曲歌って優馬くんは降壇して自席に…とは言っても関係者席なんてないのでフロアの片隅に追加で椅子置いてそこに座ってらしたのだが、存在感消されてたというかステージ上の推し見るのに必死でこんな近くにいたのに気づかなくてごめんの気持ち、、
この流れで少年隊挟むやろと思ってたら案の定だったんですが、聴いたことあるけど曲名なんだっけ〜となってたけど『星屑のスパンコール』だったわ。バブリーな世界観だけど品が良くてドラマティックで、ステージの赤カーテンにはミラーボールの反射光が巡ってて、このライブでまーくんが表現したかったものが凝縮されてたような気がした。好きだな、あの感じ。
この後のMCでV6時代の曲でリリースしたけど披露してない曲の話し始めたけどオタク的には結構種類あるけどどれ…!?ってなってた笑 『意味のないドライブ』ってこんな色気ある曲だっけ…?ってなったけど原曲はもう少し無邪気な印象なのでアレンジとマサマジックかな。実は披露してない曲のくだりでCrazy Raysでもやってくれたらタヒねるなと思ってたので今度どこかでぜひやってほしい(強欲オタク)
ちなみにその後の『蝶』が素晴らしすぎて結局タヒねた。雰囲気的にアップテンポの曲やらないかなと思ってたんだがストリングスアレンジ合う〜〜〜原曲が既に激アツなのに弦楽器とピアノで再編曲されてそこにまーくんの歌声が乗るの、ハーモニー通り越してマリアージュだった……完全に魅入ってたし曲後の拍手も明らかに熱量違ったので私だけじゃなかったんだなって…
しかもこの後に来るのが『BRAND NEW DAY,BRAND NEW LIFE』でもう リリース当時健ちゃんがラジオで好きな曲として挙げてたの思い出したし頭サビ照明カラフルだな〜と思ってたら以降も各パート歌ってるメンバーのメンカラだし坂本くんはこの曲で歌われている「あなた」側としてぴったりになってるし選曲天才すぎた。あと普通に曲としても好きだから聴けてよかった。記憶が正しければ後半ハーモニカ吹いてた気がする。多才だな…
もうこの辺りでチケ代の元は取ったなという感覚だったのにマサはといえばクリスマス気分も味わわせてくれるんだと。曲振りでピアノがハッピークリスマス弾いてたのでそのまま歌うんか?と思っちゃったんですが『コバルトブルー』だったし今調べてたらハッピークリスマスってジョンレノンか!!!!!!手口がおしゃれすぎる 天才か?一生坂本昌行の掌の上なんだが……(嬉しい)
そして記憶が正しければハッピークリスマスも主旋律じゃなくてコーラスの「War is over〜」の方弾いてたのでもしかしたら昨今の情勢への祈りも込められていたのかも。単に喋りの邪魔にならない音階を選んだだけかも知れないけど、ブイロクの木あたりから世界がより良くなるための働きかけみたいなものを感じ取っているのでつい深読みしてしまうな。
『コバルトブルー』は王道バラードすぎて実は原曲そこまで刺さってない勢のはずなんだけども生で聴くと情感溢れる歌唱もあいまってマサとのシャボン玉われるような短かい恋の"無い記憶"が見事に捏造されましたね。記憶が曖昧だけど青い照明にミラーボールで雪を散らしてたような…?本当に記憶捏造してる可能性あるけどすごく綺麗な世界でまーくんが歌っていた印象だけ残ってる。あと歌い終わって「ソロ曲は一人で歌う用だから歌いやすい、蝶とか疲れる…」ってぼやいてひと笑い作ってたのも記憶にある笑
本編ラストが『愛なんだ』なのも納得だしV6時代の定番曲をこうやって解散後も大切に歌ってくれるのはオタクとしても嬉しいなって思った。冒頭のハーモニカ逆に持って吹いちゃって爆笑起こしたりラップパート入り損ねて後で「特別バージョンです」って言い出したりするのもホームだから気を許されてるんだなと思っておく笑
アンコールはチェンザワの同時収録曲って言われて(なんだっけ…)ってなってたんだけど「2000年リリース、2000年…(遠い目)」とか言い出して笑ってしまった、最近まーくんの遠い目よく見るな(三銃士初日入ったオタク) ファンになる前のリリース曲だからちゃんと把握してなかったけど『上弦の月』はVery Best IIで中学時代に無限に聴いてたので歌い出しですぐ分かった。幸せなラブソングでめちゃくちゃハッピーに帰してくれるの最高…って思いながら締めの挨拶で「この空間で歌うの楽しい(意訳)」って言ってるの聞いてたんですが最後の最後で「皆さんお酒も飲んで楽しくなってるでしょう?足元が心配なので僕も出口までお見送りします。では」とか言い出してもう普通に「えっ」て声出てしまったわ。花道沿いの方々にハイタッチしつつ颯爽と退場。規制退場のアナウンス。困惑しながら手汗を拭くオタク。圏外と知りながらも「え?」しか言ってないツイートを下書きに溜めるほかなかったですわよ。関係ないけど退場時にも譲り合って綺麗な列が出来てたの、ファンの治安の良さ出てるな〜と思って妙に感心してしまった。
階段にできた列の先ではご丁寧に左右に仕切りが組まれており何か渡している様子で、マジで接触イベじゃん聞いてないよ〜〜〜(初日&サプライズなので当たり前)となってるうちに列は進み自分の番に。いや背ぇ高っ眩しっ格好よっとなりつつ必死で目を合わせたところ優しく美しい瞳で微笑み「ありがとうございます」と仰る御仁が。あせあせしながら復唱するしかできないでしょあんなん。逆に考える余地皆無のシチュエーションで助かったわ。本当にあまりにもスペシャルすぎる体験だった…今一番お気に入りの服でCoordinateしてきてよかった……
放心状態で会場から吐き出されたら同じ状態の人と意識を取り戻してハイになってる人で混沌としてて面白かった。あんなキャーキャー言ってる坂本担なかなか見ないぞ…と思いながら渡されたポストカードを拝見。フードのお品書きも今回のイベント用のものだったけど、こちらは厚手だし箔押しだしでお金かかってるのが一目で分かる仕様(職業病)。限られた予算の中で何か記念になるものを、と考えてくれたんだろうなと思うとやっぱりファン想いの人だなあと。
チケ代2.3万は決して安くないけど、体験の質を考えると少なくとも倍くらいは払ってもいいんじゃないかと思う。し、お渡し会のタイミングで一言お伝えするとしたら「チケット代が安すぎます」だった(当然チキってやめた)。本人はあんまり残す気ないんだろうなという気もするけど、落選組が気の毒すぎるし自分でも見返したいので円盤の要望上げつつ過去の持ってない円盤買い漁ろうと思いました。

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