新スマホ選び(2024年4月末)
こんにちは、積読の増加は抑えたもののガジェットの増加が止まらないカトユーです。物欲は無限なのです……
<追記>
5月にPixel 8aを含む大量の新作スマホが発表されました。本記事は4月末構想の記事であり、内容の一部が現在とは異なる可能性もあります。
そもそも何があったのか
今回の記事は、メイン機種更新に関する話です。
記事はまだ書いていないのですが、2023年の10月に機種変更をしてXiaomiのRedmi 12 5Gを使うようになりました。これは同じ月に発売されたエントリーモデルのスマホです。
これが癖のあるスマホで、Snapdragon 4 Gen 2を搭載し比較的処理性能の高いエントリーモデルですが、カメラが弱かった。
それに加えて、4/128GB版を発売してから8/256GBを発表するという鬼畜さ。これでXiaomiへの信頼はゼロになりました()
もうXiaomi製品は予約購入&発売後1か月は買わないと決めています……
エントリーモデルをボロクソいうのは酷ですけど、ミドルからエントリーの落差はエグかったのでいくらでも書けます。
本題はエントリースマホの更新の話。現状、エントリースマホでの問題点は3つあります。
1、メモリとストレージの少なさ
2、GPU性能の低さ
3、カメラ性能の低さ
これが毎日感じる不満点。
1はゲームや動画がストレージを圧迫するので毎日気になります。自分が持っているのは、4/128GB版でメモリもストレージも物足りないです。そもそも量が足りないうえに、規格も低いので他機種との差が出やすいポイントです。
中華OSあるあるなのですが、バックグラウンドでのタスクキルがめちゃくちゃ多いです。別のアプリを開いたら確実に再読み込みしますよ。これはアプリロックを使えば改善しますが、そのひと手間が面倒くさいですね(アプリ開くたびに指紋認証必須とか)。また、メモリ4GBだと今後遊べないゲームが出てくる可能性が高いです。直近では、ブルアカがメモリ3GBでのプレイが厳しくなりました。
ストレージも外部ストレージ(マイクロSDカード)が使えますが、アプリのデータは本体のみなので、動画は移せてもゲームデータは移せません。自分は、ウマ娘やブルアカ、プリコネ、艦これ、WTMをやっているのですがこれらのアプリのおかげでアプリデータのみで80GB以上が埋まってます。ちなみに、写真や動画は2GBです。昨今のゲームは高品質化が進み、アプリのデータ容量が肥大化しています。アプデの度に数GBのデータをダウンロードしています(すべてがアプリデータになるわけではありませんが)。メジャーなタイトルを複数遊ぶ場合には256GB以上が望ましいです。特に原神を遊ぶ方は……
また、メモリとストレージの規格も低いので読み込み性能が低いです。例えばブルアカは起動からホーム画面まで進むのに1分以上掛かります。ハイエンドであるiPhone等と比べると差がよくわかります。
2もゲームプレイ時に気になるポイントです。まず画質設定を下げる必要があります。中設定以下が無難な選択肢、そんな感じです。
意外と高画質、中画質の差が大きくて、輪郭がぼやけたりとクオリティの違いが視覚的にわかります。
なまじCPU性能が高いこともあってGPU性能の低さが目立ちます。
ちなみにですが、最低限の性能はあるので、動画再生等では全く問題ありません。
3はふとした瞬間に感じるものです。メインカメラは5000万画素でf/1.8とカタログ上は十分な性能があります。実際、晴天時の屋外撮影では不満はありません。また、夜景モードもあるので意外と暗所もいけます。
ただ、食べ物だけイマイチ。実物とはかなり異なる仕上げになります……
日光が当たると自然な色味っぽくなるのでなんともって感じです。
食べ物に関しては4年前のミドルスマホのほうがよく撮れていると思います。
屋内での撮影は厳しいというのが正直なところです。
あと、動画撮影も1080p30fpsまでなので物足りないところです。
個人的には4gen2はいいのだが、ハード(センサー等)、ソフト(Xiaomiの味付け)が問題ありだと考えています。
ちなみに、写真の味付けはXiaomiよりOPPOのほうが好みです。
長々と書きましたが以上3点が使っていて気になるところでした。
これらを踏まえて次の機種選びを考えてみましょう。
何を買おうか?
半年使ったスマホとはおさらば!ということは、新しいスマホをお迎えする必要があります。
そこで、今回は以下の条件でスマホを探してみることにします。
ミドル以上の性能かつ8万円以下
です。
細かな条件を書いても良いですけど、しょうもないものなので文字数減らしておこう……
以上の条件だと、ミドルハイあたりのスマホがメインになります。
明確な定義は知りませんが、GoogleのPixel 7aのライバルたち、そんな立ち位置のスマホがメインになります。
ちなみにPixel 7aはアウトオブ眼中です()
Nothing Phone (2a)
ミドル帯に颯爽とあらわれた新スマホ。背面が光るというユニーク
な機能を貫いてきたNothingの三台目の機種にして初めての廉価版モデル。OPPOとの関わりを噂されるNothingですが、スマホの雰囲気もOPPO味を感じるので期待値高め。電源および音量ボタンの配置と写真の味付けがOPPOスマホに似てるんですよね。
スペックはこんな感じ
MediaTek Dimensity 7200 Pro(TSMC プロセス)
5,000 万画素広角カメラ F1.88
4K 30fpsまで
8/128GB 12/256GB
5,000 mAhバッテリー
49,800円 55,800円
スペックは十分。ゲーム性能も一回り上。そしてメモリ、ストレージ、カメラも強化されている。買い替え候補として完璧ですね。
コスパも良い。
問題点は入手性。執筆時点で256版は出荷日未定となっている。本当に世界的にヒットいているようで日本向けの出荷が間に合っていないらしい。
いつ手に入るのかわからないというのは、Amazon漬けにされた私には苦痛です。
ちなみに128版は在庫ありで店舗等でも購入可能。ストレージのみ妥協してもよいのだろうか……
nubia Flip 5G
なんか颯爽とあらわれた割安折りたたみスマホ。イランや北朝鮮に通信機器を供給したことで一時期米国の制裁を受けていた中国ZTEの、日本法人であるZTEジャパンが発売。要は再上陸ですね。
ちなみにZTE関連では、RedMagicシリーズのスマホが日本で販売されています。
スペック
Qualcomm Snapdragon 7 mobile platform Gen 1(サムスン)
5000万画素
4K 30fpsまで
8/256GB
4,310 mAhバッテリー
77,382円(Amazon)
こちらもスペックは十分。ゲーム性能にもある程度期待できます。メモリとストレージは強化され、カメラもそれなりに期待できます(実質シングルカメラ)。
価格は折りたたみスマホの中では最安級です。
問題点は価格とカメラ性能。価格は折りたたみスマホの中では安いとは言え、ミドルハイの中でもハイエンド寄りのお値段。もう1万円出せば型落ちハイエンドが買えますね。カメラ性能は最低レベルのRedmi 12 5Gと比較すれば良いだけで、価格以下くらいの映り。とはいえ暗所撮影などでは、劇的な違いを感じられると思います。
選択肢の中で最も高価ですが、折りたたみスマホは一度使ってみたいですね。
Galaxy S22
選択肢の中で唯一のハイエンドスマホ。ただ、現在は二世代前の型落ち機種で、発売時の半分の価格で買えるようになり、価格的なライバルはミドルハイスマホになりました。
スペック
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform(サムスン)
5000万画素広角カメラ F1.8(トリプルカメラ)
8K 24fpsまで
8/256GB
3,700 mAhバッテリー
58,566円(Amazon未使用品)
型落ちではあるもののハイエンド機種の性能が魅力。チップセットは2022年の最高性能で、AnTuTuスコアは100万程度。今回比較する機種とは、ぶっちぎりではないですが2~3割ほど高いスコアです。あと、ゲーム性能はSnapdragonなので高めなはずです。カメラは三眼構成で3倍の望遠カメラがあるのが魅力ですね。自分は望遠で遠くのものを頻繁に撮るので欲しい性能ではあります。最近のスマホカメラは高画素化が進み、クロップで2倍ズーム可能という廉価版モデルも多いですが、やはり光学ズームの安定感は違いますね。
価格も発売当初性能なりの価格で12万円しましたが、型落ちになった昨年から各所で値下がりし、キャリアでも定価5万円で買える謎の安さになりました。iphoneに比べると圧倒的な値下がりの速さです。なので2024年の今では高いコスパの端末です。
問題点はバッテリーですかね。そもそもの容量が3,700 mAhと少ない上、電力効率が最悪レベルの8 Gen 1なのでバッテリー持ちが過去最悪レベルです。ゲームやカメラを頻繁に使う方は注意が必要ですね。このバッテリー持ちの悪さは、メインスマホには厳しいと自分は思いました。
motorola edge 40
2023年のハイコスパスマホ。ライバルは同期のPixel 7a。モトローラは中国のLenovo傘下の企業で、ここ数年は毎年複数の製品を日本で発売している。edge 40はミドルハイに位置づけられる端末だ。
スペック
MediaTek Dimensity 8020(TSMC プロセス)
約5,000 万画素広角カメラ F1.4(メインカメラ)
4K 30fpsまで
8/256GB
4,400 mAhバッテリー
50,490円
こちらもスペックは十分。Nothing Phone (2a)より優れた性能でありながら軽量コンパクトです。ただし、その分バッテリーも少なめです。
問題点はコンパクトスマホであるが故のバッテリー容量。前述のS22には勝る程度なので、一日フルで使い続けるのは厳しいでしょうね。
AQUOS sense8
シャープの2023年モデルです。前世代からキッチリ底上げしてきてくれた良いスマホです。個人的にはPixelよりワンランク下の価格で、ミドルど真ん中のベストな仕上がりだと思います。
スペック
Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform(サムスン?)
約5030万画素広角カメラ F1.9(デュアルカメラ)
4K 30fpsまで
6/128GB
5,000 mAhバッテリー
48,800円(UQモバイル)
どの点も最低限以上の模範的なミドルスマホです。チップは2021年、2022年とスマホオタクを泣かせたSD695の冬が遂に終わり、後継の6 Gen 1になりました。これだけで合格点を優に上回ります。
カメラもミドルの中では普通の構成。写りも自然な仕上がりになっていると思います。
バッテリーも十分。公称では二日使えるとしています。
問題点はメモリとストレージ性能ですね。2023年かつミドルど真ん中なので仕方ないですが、8/256GBあると嬉しかったです。
総じて欠点の少ない、総合力高めのスマホだと思います。価格も発売当初よりも安くなっているのでお買い得な端末ですね。
Xiaomi 13T
ラストはコスパお化けのシャオミからです。こちらはミドルハイ、ハイエンドのちょい下くらいの性能です。
スペック
MediaTek Dimensity 8200-Ultra
約5000万画素広角カメラ F1.9(トリプルカメラ)
4K 30fpsまで
8/256GB
5,000 mAhバッテリー
65,000円(KDDI)
少し価格が高い分、ハイエンドに近い構成となっているのが魅力です。トリプルカメラで、広角、超広角、望遠のレンズがあるのがポイント。
メモリやストレージの規格もミドルの中では一回り上のスペックです。
問題点は、MediaTek Dimensity故の不具合や個性です。
特に、シャオミのカメラは色を濃くする傾向が強く、好みが分かれるところです。自分は自然な仕上がりのほうが好きなので相性は良くないです。また、静止画と比べると動画性能が一回りも二回りも落ちるのが気になりますね……
結論
非常に悩ましいというのが現状です。というのも紹介した機種はあくまでミドルレンジ相当であり、総合的な観点ではどんぐりの背比べです。どれも一長一短で、総合100点といえるものはないです。
そこでいくつかの基準で魅力的な選択肢を挙げて、自分は悩み続けます()
バッテリー
・Nothing Phone (2a)
・AQUOS sense8
・Xiaomi 13T
以上は5,000 mAhのバッテリーを搭載しているので1日持つかなあといった感じです。
処理性能、カメラ
・Galaxy S22
・Xiaomi 13T
処理性能は8 Gen 1を搭載したS22が圧倒的です。時点は13T。ゲームを少しでも快適にやりたい人はこれらの機種がおすすめ。
カメラも処理性能が高いほうが優れている傾向があります。
安さ
・AQUOS sense8
・Galaxy S22
最も安いのはsence8ですがMNP適用などで必ずしも一番安いとは限らないです。また、S22は発売時の半額なのでお得感は桁違いですね。
総合(デザイン等)
・Nothing Phone (2a)
・Galaxy S22
筐体の完成度や洗練されたOS等はNothing Phoneの魅力です。個人的には2aのデザインはかなり好みです。
S22はiphoneと張り合うスマホというだけあってかなりの完成度の高さです。ただ、バッテリー持ちの悪さが致命的です。
2023年はミドルスマホの冬とまでいわれましたが、リアルに冬が明けると価格変動もあってミドルハイを中心に賑やかな状態になりました。
5月は新製品の発表も多く、市場はさらに賑やかになるでしょう。状況は日々変わるので「欲しい時が買い時」、これを忘れずに購入機種を選んでいきます。