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残念なVMDにはこれが共通する

今日もいくつかお店を廻りました。
お店のスタッフからの問いでよくあるのが、
「この什器目立つし、汎用性も高いから何を展開するかわからず、いつもこれを置いてしまうんですよ」
「このディスプレイは効果的ですか」
まあ一番多い声は実際「VMDに自信がありません」です。
結構密にやりとりを重ねても変わらないお店の声。

お店のスタッフのやらねばやらなきゃ!のノルマはVMD以外にたくさん幅広くあるから、効率よく店を運営していく上でVMD専属スタッフなんてなかなか設けられないのが現実。

私が声を大にして言うことであり、ずっとずっと信念として持ち続けていることがその答えだと信じています。
内向的な人でも、いつも明るい人でも、「ありがとう」の言葉が自然に出るときその気持ちがその人の中にあるし、相手にありがとうの気持ちが伝わるように、気持ちに「意思があること」だと思います。

汎用性の高い什器で目立つ什器だからこそ、お店からアピールしたいし知ることでプラスの関心をつかみたいなら、お店が主張したい展開分類をその時々に提案すればいいし、
ディスプレイの構成形とか、ダサく感じられないだろうか・・・に意識が向いたらなんのこっちゃわからない作業をしていることにもなります。
残念なVMDに共通するのは、出来上がりのカッコよさみたいな中身ではなく外っつらを意識しているのが目に見えることです。

今日個人的に話題に出たのがTV番組の背景。なんであんなおもちゃっぽいものにしちゃうんだろう。いろいろPOPに詰め込めば番組に色が作って感覚に見えちゃう。など。おじさん、タレント、評論家が意見を交わす場で何を伝えたいのかが私には魅力に見えないように。

自信を持って伝えるために一番大事なこと。
意思を持つことです。だと思います。
その商品をディスプレイしたい意思があり、どんな風に伝えたいか、の意思があれば効果的なアプローチにつながると思うんです。

クリスマスに赤い下着、は以前ほどメジャーではなくなってきたこの頃。
それでも赤いランジェリーは特別感があって、それをクリスマスっていうイベントシーズンに楽しむご褒美アイテムとして楽しむ女性の幸せな時間を一人でも多くに感じてほしいから、
・クリスマスは自分へのご褒美を送ろうというメッセージを伝えたいからギフトボックスを使った演出を
・赤をぎゅっと集め、赤の選択肢が見える選べる場を設けたい
・赤が際立つよう、周りにはモノトーンの品揃えを色別で見せたい
など、いろんな形のアイディアがわいてきます。

何を伝えたいかを深く考えることがVMDに自信を持つ近道になると思います。しかも絶対ポジティブな意思で!

読んでいただきありがとうございました★

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