個人でできるサステナブルな取り組み・活動・暮らしを検証してみた!!
「SDGs(持続可能な開発目標)」への注目の高まりとともに、「サステナブル(持続可能性)」という言葉も多く使われるようになりました。
次の世代の未来へも美しい地球の環境を持続させるためには、日々の生活の中にサステナブルな取り組み、活動を取り入れることが重要です。
そしてそれらを取り入れる際は、「楽しそう」「やってみたい」という気持ちがあると、継続的に取り組めると思います。
個人でできるサステナブルな取り組み・活動とは何か、身近な事例を交えて紹介し、1つでも気になったものがあれば幸いです。
1:おうちの電気代削減 まずは家計から! 地球のためにできること
2:お風呂の水節約術 エコ先進国スウェーデンに学ぶバスタイムの工夫
3:お財布にやさしいリサイクル生活 古着やペットボトルが大変身!?
4:健康的な食生活を実践する オーガニック食材を使った料理レシピ集
5:マイボトルを持ち歩く 水筒で簡単エコライフ
6:自転車通勤でエコ&健康促進 運動不足解消にも一役買う?
7:スマホの充電をソーラーパネルで 地球に優しいモバイルバッテリー
8:エコバッグ持参で買い物も楽しくなる レジ袋有料化に向けて
9:節電対策はエアコンの設定温度見直しから 今すぐ始められる省エネテクニック
10:食品ロスを減らすための3つのポイント
11:災害時の備えは普段からチェックしておきましょう
12:トイレットペーパーはダブル使いで
13:ゴミ出しのルールを守りましょう
14:マイカーの利用を見直す
他にもいろいろなサステナブルな事例はありますが、今回は上記の中から3つご紹介します。
■1:おうちの電気代削減
地球環境のため、家庭でできる一番簡単なことは何でしょうか?
答えはズバリ、消費電力の削減です。
とはいえ、節電意識の高い人ならともかく、そうでない場合は何をどうすればいいのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回紹介するのが、スウェーデンの電力会社であるセーブエナジー社によるサイトです。
このサイトでは、家庭におけるエネルギー消費を削減する方法について詳しく解説しています。
たとえば、夏になると電力需要が増えるため、冷房の温度設定を高めにする傾向があるようですね。しかし、これだと逆にエネルギー消費量が増えてしまいます。なぜなら、室内の熱交換器には冷却した空気しか流れないため、室外機の排熱を利用して涼しさを得ることができないのです。
また、テレビなどの家電製品も使用時には消費電力が上がりますよね。特に夏の時期は日中の時間が長い分、照明器具よりも消費電力が多くなりがちです。
これらの問題を解決するには、次のような方法が推奨されています。
・照明機器は白熱電球よりLEDのほうが光熱費を抑えられる
・冷蔵庫など冷暖房を使用する家電製品は、できるだけ使わないようにする
・エアコニングによって部屋全体を冷やすのではなく、寝室や書斎など特定の場所だけ冷やすようにすると効果的
・テレビは見る時間を短くし、必要なとき以外は消す
・扇風機やサーキュレーターを活用する
・エアコンの設定温度を下げるときは、こまめにタイマーをかけておく(10~15分程度)
・夏場はなるべく窓を開けるなどして換気をよくする・パソコンやスマートフォンの使用時は、画面の明るさを下げて使用する
・外出時は必ず電源を切るか充電ケーブルを抜く これらを意識して実行することで、かなり電気代の節約になるはずですよ!
■2:お風呂の水節約術
節約術と言えば真っ先に思い浮かぶのが水道料金ではないでしょうか。
実は、お風呂のお湯を沸かす場合、一般家庭で使う水の量は年間約13万リットルにもなると言われています。
毎日シャワーを浴びるとしても1日あたり500~600ml程度なので、ざっと計算しても年間で12,000円以上の節約になりますね。
さらに追い焚き機能を使うと、水道代はさらに跳ね上がります。
そこで、今回はそんな無駄なお金をかけずに、もっと手軽に節約できる方法をご紹介します。
それは、お風呂に水を溜めないということです。
一般的にお風呂の給湯システムは24時間フル稼働しているため、水を抜いてしまうとすぐに水が溜まってしまいます。そのため、普段は蛇口をひねるだけで自動で水が流れ出るようになっています。
しかし、給湯システムが常に動いているということは、それだけ多くの水が使われているということでもあるわけです。
節約のためには、給湯システムを止めてしまうのが一番です。
とはいえ、いきなり水を止めると故障の原因になってしまうので、まずは水栓のコックを閉めてみましょう。これで水の流れは完全に止まります。
次に、水栓ハンドルを手前に引いて水を流しっぱなしにしてみましょう。すると、水は少しずつしか流れません。
これなら、水道代を年間で約1,000円節約することができるそうです。
■3:お財布にやさしいリサイクル生活
ペットボトルのキャップを開け、そこに水を入れて再利用する…………。これはエコロジーの観点から見ても非常に有効な方法です。
しかし、ペットボトルのキャップを開けたら、そのまま捨てている方も多いでしょう。その行為が実は環境によくないことをご存じですか? ペットボトルのキャップはプラスチック製ですが、プラスチックの原料となる石油が採掘される際には、大量の二酸化炭素が発生します。そして、その排出権は企業に売ることでお金に換えられます。つまり、ペットボトルのキャップが環境を破壊する原因になっているのです。
そこで、ペットボトルのキャップを洗ってきれいにしてから再利用するという方法があります。
ペットボトルのキャップには、中に異物が入らないようにゴム製のパッキンが取り付けられています。これがあるおかげで、中の飲み物はこぼれることがなく、蓋をして持ち運ぶことができるのです。
では、このパッキンを取り外せばどうなるでしょうか。
答えは簡単。キャップが外れやすくなり、ちょっとした衝撃で中身が出てしまいます。そうなると、せっかく節約した費用も水の泡になってしまいます。
そこで、ペットボトルのキャップを外す際は、あらかじめ紙コップを用意しておきましょう。こうすれば、キャップに水が入ってしまっても被害を最小限に抑えることができます。
もし、それでも心配な方は、使い捨て用のストローを利用するという手もありますよ。
以上、3点を紹介させていただきましたが、いかがでしょうか?
どれも実際に家庭で簡単に実践できそうなものばかりだと思います。
あなたもぜひ試してみて下さいね! 【今日のポイント】
○節電とは、電気を使わないことではなく、電気代を減らすこと
○お風呂の水は、できるだけ溜めないようにする
○ペットボトルのキャップは、洗って再利用しよう