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台風凄いですね。

8/31、名古屋から開始予定だった喜多直毅クアルテットツアーも打撃を受けています。
こういう時、思い出すのは、丹精込めて耕し育てた麦畑やトウモロコシ畑が嵐や雹にやられ、へし折れた麦を手に茫然と立ち尽くすチャールズ父さんです。
自然の威力を前にして人間には為す術なし。
ただひれ伏して従うのみ。

とはいえ、名古屋での公演が流れたことは本当に残念でした。
実は今回名古屋での公演をお世話してくださった方とは古いお付き合いで、この方の尽力により、喜多直毅クアルテットの一枚目と二枚目のアルバム制作が実現したのです。
ところがこれまで何故か彼女の地元である名古屋での演奏は実現したことがなかったのです。
そういう意味で今回の名古屋公演は記念すべき初・名古屋ライヴであり、意味深いものになるはずでした。
僕も彼女のホームグラウンドである名古屋で素晴らしい演奏を残し、彼女にちょっとでも恩返しができればと思っていました。

それがこの台風…、そしてキャンセル。
僕もしばらく立ち直れないような気分でいましたが、ちゃんと向かうべき町があり、立つべき舞台があると気持ちを取り直しました。
そして奏でるべき音楽がある。

まず東海道新幹線がず〜っと止まっています。
関東から西へ行くことが出来ません。
台風は弱まってきている様ですが、東海中部地方辺りにものすごい雨を降らせています。

もう新幹線は諦めて、飛行機で羽田から伊丹に飛ぼうと思いました。
しかし全席予約済みでした。
考えた末に、ちょっと気が進まなかったのですが、北陸新幹線を使って敦賀経由で関西に入る方法を採用することにしました。

どうやら現在、台風を避けてこのルートをとる人たちが急増しているようで、指定席は売り切れでした。
僕はかろうじて途中乗り換えのある人気のないルートと時間帯を窓口の係員に選んでもらって、その切符を買いました。

心配なのはコントラバス。
デッキに立てておく他になく、ここにも立ち乗りの乗客が溢れていた場合は厄介です。
寄りかかって倒されたりする可能性があるからです。
メンバーが交代制で見張るしかありません。

でもなんとか関西まで向かいます。

敦賀周りなら何とかなるかも!と思っていたら、台風は明日の晩、大阪に向かうみたいですね。
我々も敦賀の後、特急サンダーバードで大阪に向かうんだけど。
琵琶湖の辺りでクロスカウンターパンチかも。
それか、サンダーバードが運休になるかも知れませんね。

馬鹿野郎!!!!!

喜多直毅クアルテット西日本ツアー

作曲・ヴァイオリン:喜多直毅
バンドネオン:北村聡
ピアノ:三枝伸太郎
コントラバス:田辺和弘

9/2(月) 神戸・100BANホール
9/3(火) 大阪・日本基督教団 島之内教会
9/4(水) 広島・東区民文化センター スタジオ1
9/5(木) 福山・Grand soul cafe Guns'


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