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ウラジオの交通事情①市内バス
この記事ではウラジオの交通事情について少しお話ししたいと思います。
ウラジオストックに来る観光客の主な交通手段はバス、タクシーになるかと思います。またウラジオストックは中心部であれば基本的には徒歩で回れるコンパクトな街です。
まずはウラジオストックのバスについてお話しします。
ウラジオストックには地下鉄はなく地元民の市内の移動は基本的にバスか自家用車です。
バスの料金は一律28ルーブル※(ウラジオストック市内)、支払いは現金かコンタクトレスのクレジットカードで行えます。(Google pay、Apple Payも使用可)
筆者は支払いにはApple Payを使っています。
※日本円で約40円(2020年7月現在)
中心からはバス停Изумруд (Izumrud)から15番、29番バスでルースキー島に行くことができます。(中心地から極東連邦大学キャンパスまで約1時間、ルースキー島にある沿海州水族館までは1時間10分ほどです)
元々個人的な印象ではウラジオのバスはあまり快適なものではありませんでしたが、最近のバス事情は改善されてきており、去年はモスクワで使われているロシア製の新車のバスが百台ほど導入されました。
昨年導入された新型バス(写真は沿海州水族館行き15番バス)
しかし、バス事情は改善されてるとはいえウラジオストックにはまだまだ古いバスも多く未だに韓国製の古いバスが走っています。これらの古いバスはバスドライバーの運転も荒く、毎回バス停で5分〜10分ほど停車するためとても移動時間がかかってしまいます。(これらのバスはよく故障するため真冬にいきなり故障し降ろされることもしばしば笑)
また英語表記も特にこれらの古いバスにはなく車内放送もないため何がどこに行くのか、どのバスに乗ればいいのかなどとても分かりづらく外国人旅行客にとってはまだまだ利用しづらいのが現実です。
韓国製中古バス(ウラジオストック駅前)
車内
ちなみに「なぜウラジオストックには日本の中古車が大半なのにバスは韓国の中古車なのか」との質問をたまに寄せられます。これはロシアは日本とは逆の左ハンドルの国であり自動車の場合なんとかなりますが(日本で左ハンドルの外車に乗る感覚)バスは右ハンドルの中古の日本バスを使うと乗客を道の真ん中に降ろすことになり左ハンドルの国ロシアでは使用できないことが理由です。
これらの理由もありバスだけは韓国から中古車を輸入しているようです。
ウラジオストックのバスには基本的に時刻表がありません。なので以前であれば根気よく自分の乗るバスをバス停で根気よく待つ必要がありましたが今ではYandexが提供してる地図アプリで自分のバスの位置を確認することができます。(他のロシアの都市でも利用可能です)
皆さんもウラジオストックでバスをご利用の際は事前に行き方をこのアプリで調べてあとどのくらいで来るのか確認しておくと便利かと思います。
例として中心地から沿海州水族館までの行き方を検索してみました。
次のバスはいつ来るのか、どこにバスがあるのかが表示されています。(交通状況により時間通りに来ないこともあるので注意)
今回のウラジオストックのバスについての紹介はここで終わりにします。
次の記事ではタクシー事情についてお話しします。