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ジブリ感!?王道に寄ってきた新海監督作品「すずめの戸締り」

どうも、カズしんです。

今回はもう公開されてだいぶ経過しておりますが、

「すずめの戸締り」

の感想をゆるゆると書いていこうと思います。
いつも通り特に深い考察とか解説というよりは一感想程度ですので悪しからず。

ちなみに1月1日の新年一発目に鑑賞して参りました。ファーストデイだし新年一発目映画って意外といいかも。

まずは僕の評価点数ですが、…4.0点です!
終始楽しかったですし、鑑賞後に浸る時間も多くてそういう作品ってやっぱいいなと思ったので高評価となってます。

冒頭から感じるめっちゃジブリ感!?

ストーリーは今さらだらだら説明しなくても良さそうですが、主人公のすずめとイスにされた青年との各地の災いの戸を閉めていくというロードムービーです。

とにかくこの作品冒頭の12分でタイトルドーンって出るのですがそこまでの展開がテンポもよくハラハラもして本当に引き込まれました。しかも、タイトルの出るとこカッコいい!
(動画配信サービスで無料で公開していて何回か観たけどやっぱ最高)

この時点でかなりテンション上がりました。

その冒頭シーンも何ですが、しばらく観てたら感じるこの感情。
めっちゃくちゃジブリ感ある!

最初の災いのエネルギーみたいなやつも「もののけ姫」を感じたし、それ以降もなんかジブリ感あるなぁと。鑑賞後知りましたが、監督が「魔女の宅急便」を参考にしたとのことだったのでなるほどと。

ただ似てるっていうか、そこの新海監督ワールドもてんこ盛りなのでジブリ感があるっていうのが単純に王道よりになってめちゃくちゃ観やすくなったなぁと思いました。

ぶっちゃけ前作「天気の子」は嫌いではないけどノイズが多かったなぁと思ってたので個人的には本作のが好みです。

日常的風景の美麗アニメーションの多幸感

新海監督の作品は毎回美麗な風景や現実より現実でよりキレイな日常描写がありますが、今回は時に九州~東北まで各地でそれがあるので楽しかったです。

僕は西日本出身で今も住んでますので、九州や四国など割と近場だったり通ったことがある場所なんかが描写されるだけでなんだか嬉しかったです。

それにその土地土地の特徴や人の雰囲気もしっかり違ってるから見応えありました。

描き方なのか見せ方なのか、リアルな街やちょっとした日常の風景をアニメーションにしたらなんでこんなに多幸感があるのだろうってくらい、気持ちいい。

ロードムービーとして各地を巡っていく中で印象的ないろいろな場所や日常があったなぁと、あとで思い出すことが多いっていうのが個人的に一番の魅力だと感じました。

廃れて忘れられた場所に災いの戸が開く、でもそこにも人々の確かな生活があってそこに思いを馳せる…そんな作品のテーマにも通じる部分かなとも思いました。

クセが薄くなって王道に寄った新海作品

ということで、新海監督の特徴もしっかり出ているけど、"クセ"がうすくなってめちゃくちゃ観やすくなった作品だと思います。

その"クセ"が良かったって方もいるかと思いますが、良い意味で王道によってより面白くなったなぁと思います。もちろん、「君の名は。」はめっちゃ好きだし初期の作品の青い感じも大好きだけど、本作は思った以上にジワジワ好きになる魅力はありますね!

運命の赤い糸のような話ではなくて、様々な人との関わりの中で自分と向き合う話になっていてより普遍的な魅力がある話になっているように感じました。

ちなみに今回もラッドウィンプスが音楽担当していますが、劇中でガンガン流れるとかもなかったのでやっぱり色々と観やすさは意識してるのかなと思いました。曲は相変わらず最高に良いですが!

今回はこの辺りで!それではまた。


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