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誰も読まない映画評 [番外編] 「あなたは本当のエマ・ロバーツを知らない?」

おかげさまで前回の「フュリオサ」映画評は本シリーズ初の10スキをいただきました!

今日は番外として女優エマ・ロバーツさんにスポットを当てた翻訳記事をご紹介します。

そもそも本note最高のクリック数を叩き出した「マダム・ウェブ」評にも名前が出たエマさんですが、その後「こんな映画には二度と出ない」と発言したダコタ・ジョンソンと反対に「またこんな映画に出てみたい」という彼女の発言を詳しく紹介した Entertainment Weeklyの記事です。

翻訳の前に一言。エマ・ロバーツと言えば、オスカー女優ジュリア・ロバーツの姪っ子として知られ、十代の頃から女優として活動してきました。最新のメジャーなヒット作と呼べるのは2011年公開の「スクリーム4」という流れで、近年は「アメリカン・ホラー・ストーリー」(非常によく出来たテレビシリーズです)のベテランとして知られています。彼女も「スクリーム・クイーン」(一般的にホラー映画で有名になりその名声がキャリアの長い期間を占める女優を指す)として今後のキャリアを送る...かどうかは分かりませんが、「マダム・ウェブ」は彼女にとっては珍しいスーパー・ヒーロー・アクション映画だった、ということなんですね、きっと。

一方のダコタ・ジョンソンも、女優のメラニー・グリフィスの娘としてデビュー、「フィフティー・シェイド・オブ・グレイ」で名を馳せたわけですが、
「マダム・ウェブ」の興行的な失敗をまるで全て他人のせいのように言うのは、プロとしてどうなんでしょうか...。おっと話が逸れましたが、個人的にはエマ・ロバーツの「スクリーム4」以前の作品として「ワイルド・ガール」(2008年、原題 「Wild Child」) 「プリティ・フープ」(2009年、原題 「The Winning Season」)といったコメディ作品に彼女の演技力と個性が反映されていて好きですね。

以下がざっくりとした抄訳です。正確さについては原文を参照してください。

画像もエンターテイメント・ウィークリーでの記事から借用しました。

マダム・ウェブは、エマ・ロバーツのスーパーヒーローへの欲求を満足させるには至らなかった。

ComicBook.com との最新インタビューで、女優はスパイダーマンのスピンオフで小さな脇役を演じてとても楽しかったが、今後のコミック映画でもっと大きな役を演じたいと語った。

「マダム・ウェブでは一般人でした」とロバーツは語った。「ちょっと出てきてピーター・パーカーのお母さんを演じることができて嬉しかったですし、
あの映画の監督 [S.J. クラークソン] も大好きです。とても楽しかったです。
コミックのキャラクターを演じるのはとても楽しいと思います。もう少しアクションのある役を演じられるチャンスがあればいいなと思います。」

『マダム・ウェブ』でロバーツは、限られたスクリーンタイムの大半で、将来スパイダーマンとなる男の子を妊娠しているメアリー・パーカーを演じた(ピーターの名前は明確に出ていないが)。
メアリーはベン・パーカー(アダム・スコット)の義理の妹で、ベンおじさんは主人公キャシー(ダコタ・ジョンソン)の唯一の友人として映画の中で大きな役割を果たしている。メアリーはベンと一緒にいる間に出産するが、
これは、脅迫されている3人の若い女性を彼の家に隠しておくというキャシーの計画に重大なひねりを加えることになる。

インタビューの別の部分で、ロバーツは、マダム・ウェブではスパンデックスの衣装を着ていなかったが、それでも彼女の役は英雄的なものだったと述べている。

「私は妊娠9ヶ月のお腹を着けなければならなかったのです」と彼女は言う。「もう一度言いますが、それは英雄的なことです!それがどんなものか、あなたには分からないでしょう。そして、私はアメリカン・ホラー・ストーリーで、人生のさらに6ヶ月間、お腹を着けたままでいなければなりませんでした。今頃は3人の子供がいるはずでしたが、妊娠しなければならなかった回数を考えると、今は1人しかいません。」

マダム・ウェブの他の出演者たちは、この映画の制作期間についてさまざまな反応を示している。シドニー・スウィーニーは、この映画が彼女のキャリアを前進させる上での実用的な「基礎」になった、と指摘した。
シドニー・スウィーニー「この映画のおかげでソニーとの関係を築くことができました。マダム・ウェブに出演していなければ、ソニーのプロデューサとの関係は築けなかったでしょう」と彼女は語った。「それができたからこそ、映画『Anyone But You』 のセールスに結びつけることができ、さらにはもう一つの映画『Barbarella』 を手に入れることができたのです。」

(ダコタ・)ジョンソンは、ロバーツやスウィーニーほどマダム・ウェブを好意的に評価せず、この映画の否定的なレビューはショックではなかったと語った。

「このような結果になったことに驚きはありません」とジョンソンは Bustle に語った。「私はこれまでこのような映画に出たことがありませんでした。
おそらく、二度とこのような映画には出ないでしょう。なぜなら、私はあの世界では意味をなさない役だったからです。そして、今ではそれがよく分かります。」「この業界では、時には、何か映画の出演契約して、映画を制作していくうちに、映画が全く違うものになってしまい、『え、何?』と思うこともあるのです。」(以上が翻訳になります。)


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