有馬記念の8枠16番について分析


はじめに

12月21日に有馬記念の枠順抽選が行われ、生涯馬券内を続けている最強牝馬のスターズオンアースfeat.Cルメールが8枠16番となりました。
なんとこの枠、0-0-0-25です。
ここにきて究極のデータ矛盾です。
それならばこの枠は本当に魔物なのか、ただ強い馬が入ってないだけなのか。
過去を紐解き信頼に足るデータなのか見極めていきましょう。
なお、馬齢表記はすべて現行のものに合わせて表記させて頂きます。

過去レース簡易振り返り

1981年 

ミナガワマンナ 牡3 5人気 9着
菊花賞勝利を引っ提げて参戦してきましたが、当時の感じとしてはフロック感があったかも。
後の戦績を見れば重馬場専門だったわけですけどね…

1893年

スイートカーソン 牝4 15人気 13着
乗り替わり&芝転向から圧倒的な安定感で重賞2つ勝って駆け上がってきたわけですけども、G1ぶっつけ&距離延長は流石にキツかったのかしら?
ちなみにこの年は12番人気が二着の大紐荒れでした。

1987年

マックスビューティ 牝3 4人気 10着
当時の3歳世代最強牝馬でこの年は桜花オークスを制し、エリ女で2着一回のみの無双ぶり。
そして1.3人気は落馬と故障で競争中止。何故かレース展開はドスローになり直線で捉えられず結果大荒れ。意味わからん。
前走のエリ女で燃え尽きてしまったという説もありますが…

1989年

スルーオダイナ 牡5 10人気 8着
イナリワンにスーパークリークにオグリキャップにサクラホクトオー。
このスター軍団相手にどないせえっちゅうねん。無理やろ。

1990年

ラケットボール 牡6 14人気 16着
重賞オールカマーしか勝ってなくてG1初出走はキツイって…
結局この後は勝てずに地方転向へ。

1992年 

ライスシャワー 牡3 2人気 8着
お前その枠順だったんか…
展開はスローになった挙げ句上位が牽制し合って逃げ切りを許して総崩れに。
中山適性もあるはずなのになにしとんねん。

1997年  

アロハドリーム 牡4 16人気 12着
これまたG1初出走で参戦。
前走の登録ミスで崩れてしまったのは響いているかもしれませんが、4コーナーでは上げてきていたのでシンプルに力負けなんですかね?

1998年

エモシオン 牡3 9人気 11着
菊花賞でスペ相手にクビ3着から参戦。
決して弱い馬ではなかったと思うんですけど、グラスワンダーステゴウンスetc…と周りが強すぎて格落ち感はどうしてもありましたね。

2000年

メイショウオウドウ 牡5 12人気 8着
毎日王冠でグラスワンダーと競ったり実力は確かにあったと言えるんですけど、流石に距離長くないっすかね…?
大阪杯以降不調だったのも厳しいポイントだったかもしれません。

2005年

オースミハルカ 牝5 12人気 15着
ディープハークラに競れるわけないだろ!いい加減にしろ!
大外からでも頑張って先行はしてましたが後ろのキレが段違いっすよね…

2007年

ウオッカ 牝3 3人気 11着
安定の府中専用機。
まあ府中専用機になるのは翌年以降なんで当時はそんなこと見抜く余地もないんすけども…
JC4着から行けると思ってた人も多いハズですが、結果はスローペースと外が災いして伸びず。
無念。

2009年

フォゲッタブル 牡3 4人気 4着
ここにきて過去最高着順、そして鞍上はルメールです。
直線キレイにハマりましたがアタマ差で届かず…しかし前は4馬身差ついてるとかいうなかなかのバグ。
今回は4歳世代がおらず、下位人気がそこそこ差がないように見えたのでまぁ無くもない結果だったんすかね?

2010年

ジャミール 牡4 15人気 15着
重賞未勝利でなんとかなるわけないだろ!いい加減にしろ!
残念だけど当然。

2012年

ルルーシュ 牡4 6人気 8着
アルゼンチン共和国杯で重賞初勝利から参戦。
4コーナーまで前目で頑張るもゴルシ捲りに屈し前目は揃って全滅。
メンバーがきつかったのもありますが…+12キロはちょっと増やしすぎじゃあありませんこと?

2013年

トーセンジョーダン 牡7 5人気 14着
実績はあって人気していましたが、1年連対すらできなければ厳しいですね。
JC3着で期待されたんでしょうけど…

2014年

オーシャンブルー 牡6 15人気 16着
中山金杯勝ってからひたすら二桁着順で負け続けてここへ。
むしろよく選出されましたね…?

2015年&2016年

マリアライト 牝4-5 12-6人気 4-10着
まさかの連続出場連続同枠だったのでまとめました。
初年度は前走エリ女勝ってきてるのでもーすこし人気しても良かったとは思うんですが…
2年目はラストランだったこともあるので流石に衰えていたんでしょうね。
ナイスファイト!

2017年

サウンドオブアース 牡6 14人気 7着
年内複勝圏内に入ってないわりにはよく追い上げたと思います。
勝てそうだなとは思わないですね。

2018年

サクラアンプルール 牡7 15人気 7着
だから年内勝利無しで勝てるかつってんだよ!!!

2019年

シュヴァルグラン 牡7 14人気 6着
年内勝利は無かったですがラストランでこれならめちゃくちゃ頑張ったんじゃないんですかね?
勝てるかは別問題ですけども!

2020年

ユーキャンスマイル 牡5 13人気 11着
アルゼンチン共和国杯までは良かったんすけど、JCから途端に崩れてしまいましたね。
間隔詰めすぎて疲労抜けなかったのでしょうか。上がりタイムも後ろから仕掛けた割に伸びませんでした。

2021年

タイトルホルダー 牡3 4人気 5着
記憶に新しいタイトルホルダーくん。
やはり大外枠の逃げは厳しいのか…と思わさせる一戦でした。
正直歴代の大外枠でトップクラスの期待値はあったと思うんですよ。
後の活躍を見ても、素人の私にはこうだから負けた!が今回の中で唯一言えない馬です。

2022年 

ディープボンド 牡5 8人気 8着
大外枠の逃げ再び。
しかし今回はあまり好調とは言えないまま本番を迎えてしまったのと、凱旋門帰りが重なり実力を出しきれなかったとも取れますかね。

まとめ

ここまで見ていると、明確に勝てそう!といった馬は3頭程度しかおらず、総合して参考外にしても良さそうな記録が多かった結果となりました。
今回のスターズオンアースに当てはめると、恐らくルメールは無理して先行はしない気がするので末脚勝負で勝ち負けはできるかなと思います!
こんなデータで消しちゃうのは勿体ないぞ!

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