Rabbyウォレットを使ってみよう!
ハッキング被害にあい自分を自分で信用できなくなったため
Rabbyウォレットを使ってみようと思います。
Rabbyウォレットって?
公式サイト:https://rabby.io/
X(元Twitter):https://twitter.com/Rabby_io
チェーン:各種(Eth,Arb,Op,BSC,Zksync,Scroll等)一部テストネットは未対応
トークンの有無:未発行
サービス形態:ウォレット
2022年に登場したウォレットです。
Metamask同様にブラウザの拡張機能として利用できます。
若干まだ繋がらないサイトはありますが、確認の機能が充実しており安全度は高いとされています。
開発元はDebank社
開発元はDebank社となります。
主にポートフォリオ管理(資産がどこにあるか)で知られる会社ですが、
現在はレイヤー2の作成や、ソーシャル機能にも力をいれています。
ベンチャーキャピタルからの資金調達もしており
その金額は$25M(約37.5億円)となります。
Seauoia社が主導して他には
>決済会社Circle、Coinbase Ventures、Crypto.com、Dragonfly Capital、Hash Global、暗号インフラ会社Ledger、Youbi Capitalが含まれます。
(上記記事より引用)
アメリカ連合も入ってるということでいい感じのVCと言えそうです。
Rabbyのメリットは?
マルチチェーン対応
Metamaskだと表示される資産はETHチェーンであればETHのみです
ですがRabbyであれば対応チェーンすべての資産が表示されます。
同様にMetamaskだとチェーンの切り替え作業が必要ですが
切り替え作業をしないでもトランザクションを発行することが可能です。
(いちいちチェーンを切り替えて表示されるのを待ってといった手間がなくなります)
ニーモニックフレーズが個別に生成される
セキュリティ上は一番大きなメリットだと思います。
前提知識です。
ニーモニックフレーズ
12語もしくは24語の人間が覚えやすい単語
秘密鍵
英数字の羅列
両方とも絶対に漏らしてはいけません。
ですが、何が違うのでしょうか。
Metamaskは一つのニーモニックフレーズから複数のウォレット(秘密鍵)を生成しています。
ニーモニックフレーズが流出すると、すべてのウォレットが侵害される可能性があります。
秘密鍵であればそのウォレットだけが侵害される形になります。
セキュリティ上はニーモニックフレーズの方が重要度が高そうですね。
ではMetamaskとRabbyは何が違うのかというと
Rabbyはウォレットの生成ごとにニーモニックフレーズを作ります。
万が一ニーモニックフレーズが流出しても、侵害を受けるのはそのウォレットのみです。
(インポートしたウォレットはその限りではありません)
セキュリティはMetamaskに比べると強固と言えると思います。
ちなみに、Metamaskからインポートをすると
Metamasknのアドレスが大量に出てきます!
それはニーモニックフレーズが同じなので
心配される方は新規で分けて管理するのが良いかと思います。
日本語対応
詳細のところから言語の設定が可能です。
メタマスクも日本語対応はしていますが、
Rabbyの方が日本語で説明してくれる領域が多いと感じます。
トランザクションや署名の内容確認
セキュリティ機能が充実しており
署名やトランザクションを行うことで何が起きるかを事前に伝えてきます。
安全性の部分ではメリットですね。
速度が遅くなるのでガスの操作であったり急ぎであればMetamaskが勝つパターンはありそうに思います。
まだ強い否定画面にぶつかってないので強い否定署名にぶつかったらスクショしますね
チェックマークをクリアして署名できる感じでした。
他の人が接続していないから気を付けてほしいといった感じの警告ですね。
Revokeが搭載されている
Rabbyはウォレット内にRevoke(承認の取り消し)が搭載されています。
僕はこれを見て被害が他に波及しないだろうと推察できました。
ただ、自分が安全と見込んでいるような資産がないものやもう使わないものもRevokeを推奨してきていたので
ちょっと心配性なおばちゃんウォレットかなと思いました。
Rabbyのデメリットは
1回ハッキングをやらかしている
Rabbyに搭載されているRabby swapがハッキング被害にあったことがあります。
この際は$19万の被害が出て補填しています。
Rabby swapの場合はコントラクトが侵害されていたことが原因でした。
https://twitter.com/Rabby_io/status/1579877793642737665
過去に秘密鍵が流出してしまったSolanaのウォレット「Slope」という事例がありましたが原因は別となります。
(これは秘密鍵の管理が原因でした)
RabbyはSlowmistから監査を受けておりオープンソースで運用されています。
メタマスクと競合してつながらないことがある
何故かつながらないことがあります。
Flip(どちらのウォレットを優先するか決めれるスイッチ)はあるのですが
それでもつながらないことがあります!
その場合は諦めてMetamaskを利用します。
まだ完璧ではなく、Dapps(アプリ)側が対応していないことがあります。
エアドロはあるの?
Rabbyについてはわかりませんが、
DebankはLayer2チェーンを作ることを発表しているので利用しておくのが良いと思います。
バッジの仕組みがあるのでRabbyウォレットユーザーは取得できます。
Debankはソーシャル&ポートフォリオサイトなのでエアドロ狙いの場合は
ポートフォリオの充実
ランクの上昇(トラスト数を稼ぐ)
バッジを増やす
フォローフォロワーの増加
Streamへの投稿
Web3IDの取得(有料)
Paid Featuresへの支払い(有料)
Hiの利用
Reward Activityへの参加
でしょうか!
お金がかかるものもあり全部やるのは難しいので日常的にStreamに投稿するだけでも良いのかなと思ってます。
Rabbyのまとめ
正直Rabbyを利用しても読まないでポチポチしてたらだめだと思います。
結局、盗まれます。
ただ利便性は上がりますし、緊急時のフォローが発動するケースはあったようですので安全度を高める選択肢としては有効だと思います。
あくまでもこの方の事例であり、
Rabbyだけを信認しすぎないのが良いですけれども心強いですね!
とりあえずRabby任せにせず自分の目とRabbyでダブルチェック!
バーンウォレットと重要なウォレットをわける
(ウォレットを複数利用することで1回の被害を減らす)
不要なお金はCEXに預けてしまっても良い
ニーモニックが個別に生成されるのは良いことだと思います!
初心者の方なんか特になんですが、もうMetamaskよりもRabbyに慣れてRabbyでスタートするほうがいいんじゃないかとも思います!
一緒に引っ越そうぜ!Rabby!
書いた人:ネオエクスデス瀕死(@viwashi_)