寄席と、ペンからほとばしる愛。
Day 1. 落語通は最初の2フレーズでペンを取る
おそらく9か月ぶりくらいの鈴本演芸場。今夜はひいきの古今亭分菊氏がトリを務めるということで、‛お足元の悪いところ’、上野広小路へ。
平日の夜ということもあり、『通っぽい』『おじさん』『おひとりさま』が多い。なんだか、久々の寄席に、劇場に入ったときには、軽く‛うっっ’と来た。泣きそうになった。(というか、半泣きした)
この場に溢れる、愛は、なんなんだ。
だいたいにおいて、通っぽいおじさんのおひとりさまは、紗に構えがち。でも、そこには圧倒的な愛が存在する(気がする)。
独特な愛のカタチ。目は鋭い。あんまり大声では笑わない(簡単なことでは笑ってやるもんか、という姿勢を感じる)。手にはペットボトルのお茶。(ワタシの少ない観戦歴からも、通はあまり寄席で飲酒をしない気がする)(もっとも、今は寛容な鈴本演芸場さんでも、場内でのアルコールは禁止)
そして、彼らは、だいたいペンを持ち歩いている。もちろん記録用。
もう、なんか、イラっとする(けど愛しい)のは、お噺が始まって、1,2フレーズで、ペンを走らせていること!(おそらくお題をメモっている)
サワリだけで、お題がわかるなんて、イキすぎるじゃないか!
でも、その、書いている様子が、なんとなく、大げさで、アピールしているように見えるのだ(こっちが意地悪すぎ?)。
まあ、それも愛だな・・・と思えたの心の広さは、コロナの副産物なのかな。だいぶ無理やりだけど。とにかく、こうやって直に芸人さんを観られるだけで、ありがたいもんね。
そして、終演後、ソッコーでツイッターですべての演目をアップしてくれる奇特な通さまにも感謝。(こっちはお題、全部は知らないからね!そして、すぐ忘れるしね!)
寄席後にスパ活。はじめてのデリー上野店でデリーカレーをいただく。インドの方かな?パキスタンの方かな?スタッフに軽く絡んで帰路に。
le 24 sep '20