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靴へのこだわり

私は靴が好き!
値段に関係なく好みの靴を見つけたら欲しくなる。

服や家具を購入するのにはかなり悩むのに、靴選びは悩まない。

私にとって靴はそれほど魅力的なアイテムだという事。

いったいいつ頃から靴に魅了されたのだろう。

私が通っていた小学校は制服がなく私服だった。
毎日違う服を着るから、服に合わせて運動靴の日もあれば、革靴の日もあった。

これは両親、特に母の好みが反映され、その日の着るものに合わせて毎朝玄関に用意されていたのだ。
そんな母に育てられた私は、自然と服に合わせた靴選びをするようになった。

今も靴に対する想いが強く、お洒落は靴で決まると思っている。

母はつっかけサンダルと呼ばれる庭履きを持っていなかった。
庭に出る時も玄関を掃く時も靴を履いていたのだ。

もちろん私もつっかけサンダルを持ったことがない。



母はお洒落好きだった。
そして父はお洒落をしている母を必ず褒めた。
褒められると更に頑張るのが母の良いところでもあった。

お洒落は足元からと言われるように、母にとっていつもきちんとした雰囲気を出すお洒落アイテムが靴だったのだろう。

こんなふうに書くと、窮屈な生活をしてる印象を持たれるかもしれないが、きちんとしている母の姿は、幼い私の目にはとても素敵に見えていたのだ。


そして大切な靴を美しく履く為に、お手入れが大事だと教えてくれたのも母だった。

●2日続けて同じ靴を履かない。
●帰宅したら靴の湿気を取る為に翌朝まで玄関に置いておき、翌朝シューズボックスへ片付ける。
●スニーカーやブーツなど、中に湿気が溜まりやすいデザインの場合は、除菌・消臭スプレーをかけておく。
●汚れはその日のうちに柔らかい布で軽く拭き取る。
●ヒールのトップリフトがすり減っていないかをこまめにチェックする。
●気になることがあれば靴専門のプロに任せる。

履くたび・脱ぐたびにチェックするだけで、靴の持ちが随分良くなる。
靴を美しく保つ為にすることは決して億劫なことではない。


書いているうちに気付いたが、靴に対する母のこだわりは、いつしか私のこだわりになっているではないか!

他にも私の中に存在する母のこだわりはあるのか?

そして私のこだわりは娘達の中にも存在するのだろうか?

脈々と受け継がれていくこだわりを探すのも面白そうだ。







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