access TOUR 2023 ULT それはAXSによる愛のビシバシヲタク鍛えなおさNight(魂の救済プラン含む)

始まりましたよULT~ いや~待った。待った待った、実に6月以来のDAだ。春ツアー以来のAXSだ。

今年は記録的な猛暑が続いたかと思えば急に寒くなったりしたもんで、運動に適した日が一日もねえな~と、数か月怠けたまま初日を迎えた。結果として大反省である。

いつも以上に激しく、なまった体に厳しく、とびっきりの愛にあふれたULTの初日感想、いってみたいと思います。
バチクソにネタバレしてますのでご注意ください。



これ以上ULTにしようがない究極セトリ

永遠diveだって一曲目。いやいや。笑うって。タオル出すひまもないって。HIITか?ってぐらい最初っから飛ばすやん。全力でカモンダイスケ!と叫んだら間奏アレンジ変わっててカモンできない仕様となっており自己の存在の雲散霧消を瞬時に願うほかなかったDAヲタの救われない魂が今もオリックス劇場にいくつか彷徨っている模様だが、AXSのULTな覚悟を感じるにはこれ以上ない出だし。

2曲目のシャザラーでキラキラと降り注ぐ音に、放心していたが目を覚ますよう現実のAXSの世界を取り戻し、すでに自分がAXSを満喫する体になっているのを感じる。

LYIN' EYESの原曲はめちゃアツでしたね!!LYIN' というとどうしてもセカンドツアーのVHSで見た、要塞で後ろ手に2台弾きしながら、意を決したようなきりっとしたあのつぶらなかわいい瞳で、シックでエレガントなプリティダンスをキメる若き日の大介ぼっちゃまが脳内に浮かんできてしまい、目の前のひとと見比べてはあ~~どっちもかわいい選べんとなるんだけども、今回はDA(56)もあのころをほうふつとさせるようでありつつもアダルティな左右いったりきたりするダンスをゆるりと楽しんでいらして、やっぱり大変かわいかったです。

Heart Miningのアレンジ、俺はあまり覚えてなかったんだけど以前どこかで披露したやつだったのかな?少しだけ原曲の余韻を含めつつ物語の始まりを感じさせるイントロの仕上がりがかっこよすぎて、期待あおり感半端じゃなかった。あの曲歌う大介好きすぎて寿命伸びまくる。あと20回ぐらいサビを繰り返してくれまいかと毎回思ってしまう。ULTなツアーに、力強い意志に満ちたこの曲はマストだよね。

リマスタ発売されたばかりのクロブリからの外せない選曲も交えつつ、バラードタイムに突入。ここで人生最大レベルの体の震えを体験するとは思っていなかった。

あのイントロのキラキラシャーで会場の空気が一気に総毛だった気がする。だって間違えようがない、シャッフル再生中イントロドンでこの30年毎回かかさず秒でスキップして命をつないできた、あの OVER TEAR'Sのシャーだ。

震えながらも、見逃してはならないことが起こっていることはわかる。目の前のDAは優しく手を振ったり、哀しみで終わらせない、と口ずさんだりしている。DAがあの曲を弾きながら笑っている。本当にこれは現実か?

アリーナのVHSの最後、フィルムの中でほほ笑むAXSがフラッシュバックする。会場に響く今のヒロの歌声と、記憶にあるアリーナのどこか達観したようでさえあるあのさびしげに響く歌声が重なる。ただ今聴こえてくるのは地平線の果てまで朝を届けるような優しい声だ。

アウトロのピアノだけになるところ、そうだずっとずっと聴いていなかったけど、俺は本当はとてもこのアレンジが好きでいつもピアノで練習したりしていた。愛したことまでもいつか封印してしまっていた懐かしい切ない旋律をバックに、少しテンポをずらした即興を、今のDAが重ねていく。

まるで大事な思い出に触れるような慎重さでそのいつまでもきれいなままの指は、眠る子に毛布を掛けるように、いとしいものの頬をなでるように、記憶の中のあのメロディに新しい命を重ね、青白い光の中でひとつひとつをふたたび花開かせていく。

AXSは今もここにいて、すべての想いを包み込んで、あのときと同じ地球にまだ立っていて、あの曲を二人で、俺たちに聴かせるために奏でてくれている。三部作をやってくれたときもシーメデを聴いた時も確かに救い出されるような気持ちを感じたが、今回の成仏感はもはやなにとも比べようがない。桁違いに怨念が浄化された。

そもそもリシンクがそのままライブで披露されること自体あまりないと思うが、それでもバラードとして OVER TEAR'Sをチョイスしてくれたこと、感謝しかない。ヲタクが真の最強ULTになるためには絶対目をそらしてはならないラスボスだったのだ。その唯一の攻略方法は、生で聴くことであった。

一回今のAXSバージョンで聴いてしまえば単純なもので、もう全然手元のスマホでもスキップすることもなく、シンプルに美しい、、って聴けちゃってる自分がいる。やっと俺は本当に、心からすべてのAXSを愛することができるようになったんだなぁ( ˘ω˘)スヤァ…

DAソロコーナーはどこかで聴いたようなエッセンスがあるんだけどなにかわかんない!!でも超DA!!って感じで始まり、シーメデの予感をさせつつ違う曲になっていき、なななんじゃこりゃ~ってなってる間に気づいたら終わった。あかん。一回じゃ理解しきれなかった。音も過去一レベルの激ツヨいかつさ。DAがすごく強そうに見えたことは覚えている。

これも久しぶりのギターとドラムソロを挟み、(サポートメンバーを主役にする時間があるのAXSらしくていいよな~といつも思う)新曲バラードM-2改め Glory love、WRAやWild Butterflyといったアゲアゲ原曲コーナー。SWEETの原曲は驚いた!一期のシングルの中でも確かに群を抜いてULTな、刺激的ソングである。Bメロで激しくダンシングするDAがあまりに好きすぎて、もうほんとあの動きしかしない人形作りたい。100体ぐらい作りたい。輪にして並べて一生見てたい。

怒涛のマグマのごとくおしよせる原曲パラダイスの最後を飾るのは Verticalだ。しつこいようだが俺はこの曲が本当に好きで好きで、個人的1位は永久欠番 DECADEでぇ2位は特別枠 DISTANCEなんですけどぉ3位が不動のバチカンってぐらいに好きで、ま~~~~気が狂った。おかげで首も逝った。ULT極まりないこの曲でAXSの全力を見せつけられた初日、思い残すことなどあろうか。

ラストは新曲 primitive heartで、ピクミンが天に召されていくがごとしおだやかさで本編終了。アンコールも出てきてしゃべらずに速攻曲に入るという、これまた意表を突く演出。AXSとファンの永遠のラブレター Lovin' youをしっかりと聴かせ、ラストはルカへで大団円。もうマジでこれ以上考えられないぐらい完璧にULTである。

AXSの曲はどれも最強だから選べないんだけど、いざ形になった初日を終えてみれば、このセトリしか考えられないというレベルでキマってる。AXSが自分たちの作品を最強に理解している、AXS自身がAXSというものをとっても大事にしてきてくれたこれまでがあるから、こんなヤバいの思いつけちゃうんだよね。

攻めの姿勢を表しすぎてる衣装

アバンギャルドの権化2023である。オープニングSEとともに現れたDAの▼シルエットは、日本の50代以上総人口のアバンギャルド成分を煮詰めて食ったんであろうぐらいにはアバンギャルドであった。いつからDAの衣装はこんなにアバンギャルドだっただろうか。そしてなんであんなに似合うんだろうか?

ありえんぐらい肩幅広いDAがシルエットから実像になったとき、その顔にはサングラスが輝いており、時々にやりと口元だけで笑っていてかっこよすぎた。これじゃ!これがホールツアーのDAじゃ!!!と心で快哉を叫んだ。クラウスノミかと思ったらギャルソンの最新コレクションだったようだが、ときどき衣装さんはDAの肩幅を異常に広げたがる癖があるな。わかるよ。なんでも似合うから一番すげえの着せたくなるのわかる。

独創的な肩幅にばかり目が行くが中には上品なジャケットをお召しになっており、ぴっちりと閉められたダブルボタンの下でしっかりと胸筋が存在を主張しており、Thank you…とそっと手を合わせた。

弾きにくそうな衣装で弾くDA、っていうジャンル確実にあるわ。弾きにくそうであればあるほど見ていて燃える萌える。

二着目はピンクでかわいかったし中のシャツの色がドラマメの色に酷似していてエモだったし、実用性のなさでは一着目にも引けを取っていなかった。

今年も一緒にハピバできる幸せよ

ヒロのプレゼントは今年は大当たり!あんなにうれしそうな大ちゃんなかなか見れないだろう。相方の夜のお散歩を心配してくれるヒロの心からのやさしさがうれしい。

いつものようにひとりだけケーキをぺろぺろ味見する幸せそうなDAを見ながら、AXSがくれる幸せってなんでこんなにたくさんの顔があるんだろうって感動した。ULTな強い光も、ギラギラの原色もネオンカラーも大得意なんだけど、ページをめくるとその裏にはとんでもなくハッピーで優しい色がたくさんあふれている。

AXSが当たり前のようにみんなに見せてくれるたくさんの幸せが、ずっと色褪せずに新しいページを加えながら続いてくれること、あらためて今年もその場面に立ち会えた奇跡を実感する。ありがとう。

まとめ:ULT一回じゃ全然まとめらんない

ULTは5本しかないからあともう残り4本なわけで、それだけであのDAソロとか消化できる自信がない。体力も全然追い付いていない。どうしよう一曲目からタオル回せないかも。こんなんでいいのか40代。と言ってる間にも次の公演はどんどん近づいてくる。

ULTってタイトルに嘘がなさ過ぎるからいけないんだ。最強にもほどがある。どうしてAXSは30年で手加減ってものを覚えないままここまで来てしまったのか。

AXSを全力で愛する、しかねえんだよな~結局。ヲタクができることってさ。などと言いながら、今日も運動はあきらめて primitive heartのブックレットをゴロゴロと眺めては次の日程を心待ちに数えるのであった。

あと4回、31年目のAXSの最強必殺技にぶちのめされるのを楽しみに行く、でもいいじゃないか。ね。

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