WEEED Robot Challenge 活動レポート⑨-東葛大会が行われました!-
こんにちは!VIVITAクルーのはるちゃんです。
ついに、10月30日と10月31日にWEEED Robot Challengeの東葛大会が行われました!
今回はその様子をレポートします!
WEEED Robot Challengeとは?
WEEED Robot Challengeは、PLANET VIVITAから持ってきた「OctMobility」(キャタピラーがついたロボット)の実用化に向けて、シミュレーション用ロボットの製作と走行テストに挑戦するプロジェクトです。詳細はこちらをご覧ください(※現在募集は終了しております)。
大会コース
本大会はこのようなコースで行われました。
平坦な「Plainエリア」、でこぼこ砂利道の「Roughエリア」、お邪魔ロボットが行く手を阻む「Shooting Starエリア」、25度と35度の坂「Hysteric Valley」、最難関45度の坂「Monster Mt.FUJI」で構成されています。
コースにはLEDが埋め込んであり、これを通過すると点数が与えられます。通過が難しいところほど配点は高くなっており、満点は200点です。
個性あふれる参加者たち
東葛大会に出場したのはなんと35組!個性あふれるロボットが集まりました。
参加者が多いため、大会は3グループ制で行われました。
大会には「得点王」「デザイン賞」「テクノロジー賞」「ユーモア賞」が設けられており、以下の基準で各グループに与えられます。
得点王:グループで最高得点を獲得した者
デザイン賞:秀逸なデザインでロボットを製作した者
テクノロジー賞:優れた技術を使ってロボットを製作した者
ユーモア賞:人々を笑顔にさせるロボットを製作した者
※デザイン賞、テクノロジー賞、ユーモア賞は該当者がいた場合のみ授与
11月14日(日)には東葛大会の入賞者と西粟倉村のメンバーによる共同大会が行われます。今回は共同大会に進むことになった入賞者のロボットをご紹介します!
【1部】
👑得点王:えいき
あと2点でパーフェクト!初日から場を盛り上げた
VIVITAロボコンのベテラン勢のひとり、えいき。
今回は前方にタイヤをつけたカブトムシのようなロボットで参加!
リプレイス(審判にロボットを置き直してもらうこと)の判断も早く、ロボットの操作テクニックも見事で、順調に点数を稼いでいきました。
「Monster Mt.FUJI」も裏道を使って登りきりました(どうやら裏道というものがあるらしいです…)。
これはパーフェクトなるか・・・?!と会場も大盛り上がり!
結果は198点とパーフェクトには一歩及ばずでしたが、次の挑戦でもまた華麗な操縦を見せてくれることでしょう!
🎨デザイン賞:ゆり
安全運転で爆走中!家族みんなで作った「レットイット号」
大会スタート前から派手な見た目で会場をざわつかせていた「レットイット号」。運転手は「かの有名な雪の女王」です。トラックのおもちゃを改造したり、デコったり、色塗りしたりと家族みんなでわいわいつくっていたのが印象的でした。
「蝦夷の氷姉妹」「安全運転で爆走中」・・・?
おっと、お邪魔ロボットを吹っ飛ばしてしまいました!
安全運転はどこ行った〜!?
🤖テクノロジー賞:まっつー
前後サーボの優れた機構
昨年のVIVITA主催のオンラインロボコンの優勝者、まっつー。
さすがはロボコン優勝経験者、速いが操縦が難しい「標準ギア」をうまくコントロールしてコースを攻略していました。
テンプレート(全員が取り付けるクローラー部分)に加えて、まっつーのロボットには前と後ろにサーボが取り付けてあります。このチャレンジがテクノロジー賞受賞の理由となりました。
さらにブラッシュアップを行えば坂道にもっと負けないロボットになるはず。今後が楽しみなロボットです!
【2部】
👑得点王:かれん
落ち着いた走行で見事得点王に!
「目標は80点」と意気込んだかれんでしたが、早々に目標の80点を達成しました。
どんどん得点を獲得していき、190点でフィニッシュ!
後ろの尻尾のようなタイヤがぴょこぴょこ動くのが可愛いかったです。可愛いだけでなく尻尾のタイヤがバランスを取るのに大活躍していました!
🎨デザイン賞:Eity
草刈りロボットにぴったりな可愛いロボット
Eityがロボットのモチーフにしたのはモグラ。
草刈りロボットにぴったりなモチーフということで、見事デザイン賞を受賞しました!
実際の現場でモグラの形をしたロボットが草刈りをしていたら、とっても面白いし、楽しいですよね!
腕の部分にもクローラーがついていて、ダイナミックな動きをするロボットでした!
🤖テクノロジー賞:りんせい
四輪駆動のパワフルなロボット!
りんせいのロボットは後ろにもモーターがついた四輪駆動のロボットです。
難関であるラフエリアも安定して進んでいき、坂道では一回も転ぶことなくフィニッシュ!
テクノロジー賞の受賞理由は「後ろのモーターによって坂道を踏ん張っていた」ためです。
りんせいはこのロボットに対し「機動力が少ないのが欠点」と言っていました。探究を続けることで、実際の草刈りロボットの開発にも大きく役に立つのではないかと思います!
😆ユーモア賞:もとき
レゴをふんだんに使ったロボット!
製作中から注目を集めていたもときのロボット。2階建てという見た目の派手さに会場は大盛り上がり!
なんと2階は「お父さんのおうち」なんだとか。
お父さんと一緒に操縦している姿も会場を和ませました!
【3部】
👑得点王:なおき
電池残量20%を残してパーフェクト達成!?
補助輪にサーボをつけたなおきのロボット。スタート前は控えめに満点を宣言していました。
なんと、ほとんどリプレイスを行うことなくパーフェクトを達成!
本大会ではバッテリー式の草刈り機を想定しているため、制限時間は電池残量として表されています。その電池残量を20%(1%=5秒なので100秒)も残してクリアしました。ぜひ次の挑戦や今後の草刈りロボでの活躍も期待したいです!
🗻得点王、特別賞:こうしろう
ついに“Monster”を破る者が現れた!
大会コースの最難関「Monster Mt.FUJI」こと45度の坂。
この坂に真正面から挑むチャレンジャーは何度も現れたものの、登り切る人はなかなか現れませんでした。
そんな中この坂を登り切ったのがこうしろうでした!
大会コースを作ったScotty、Goさん、やまちーは「まさか、45度を登ってしまうなんて!」と驚くとともに、とっても悔しそうにしていました(笑)
このあとこうしろうは200点満点を獲得し、得点王にも輝きます!
まさか、というリアクション通り誰もが予想だにしなかった「Monster Mt.FUJI」登頂。こうしろうには急遽用意した特別賞も授与されました。
🎨デザイン賞:リーコ
ルールをうまく使ったカメさんの仕掛け
リーコのカメさんロボット。色づかいも素敵でとっても可愛らしいです!
隣にはタマゴがありますがなんでしょうか?
スタートからすぐにスタートエリアに戻ると・・・?
カメロボットからタマゴロボットに変身!
「スタートエリアの中であればプレイヤーはロボットに自由に触ることができる」というルールをうまく使ったパフォーマンスで場を沸かせました!
😆ユーモア賞:あやと
世界観バッチリ!な楽しいロボット
背丈が高くて針金ぐるぐる、面白いロボットだなあと思ったら・・・
なんと!スターウォーズのロボットだったとは!!!
あやとの服装までスターウォーズ一色!
さすがはユーモア賞受賞者、踊りながらの御登壇。表彰式でもユーモアは忘れません。(笑)
おわりに
本大会のコースの難易度はとても高く、難しいエリアばかりでした。その中でも「がんばれー!」「いけるよ!」という会場での温かい声援が印象に残りました。
出場者のみんなは声援を受けながら数々の難関を乗り越えていきました。めげずに立ち向かうその姿には胸を打たれました!!
Scottyも言っていた通り、このプロジェクトは大会をやって終わりではありません。大会の後はつくったロボの改良をして実際の草刈りロボット製作へと繋がっていきます。
今回のチャレンジで新たな課題を見つけた人も多くいました。ぜひ引き続き「坂道でも転ばないロボット探究」に挑戦していきましょう!
11月14日(日)には今回ご紹介した入賞者と西粟倉村のメンバーによる共同大会が行われます。こちらもYouTube配信を行いますのでお楽しみに!
本大会のアーカイブの全編はこちらからご覧になれます。
1部
2部・3部