STORY #1 しょうちゃんの「GIZA Shirt」—VIVITA ARTISAN CLOTHES PROJECT in 二子玉川 Powered by 東急
このプロジェクトについて
2021年の春、9名の子どもデザイナーが、第一線で活躍するアルチザンやクリエイターと共創する「VIVITA ARTISAN CLOTHES PROJECT in 二子玉川 Powered by 東急（株）」に参加しました。
子どもたちがいつか叶えたい「最高の一日」をモチーフにして、誰もが「特別な日」に着たくなる「特別な一着」をデザインしました。ひとつひとつの作品が生まれたストーリーを、子どもデザイナーと一緒に活動したクリエイター/クルーのレポートでご紹介します。
デザイナー紹介
しょうちゃん
好きなものが明確で元気な小学3年生。
ゲームやスポーツ大好き。特に釣りが好きです。
しょうちゃんの「特別な一着」
商品名：GIZA Shirt
コンセプト：ゲームの世界に飛び込もう。
たくさんのモンスターと戦ったり、いろんな生きものと仲良くなったりしたい。
そのための、かっこよくて強い服が完成しました。
メッセージ：
ぼくはゲームとかっこいい生きものが好き。だからぼくの最高の1日は、好きなかっこいい生きものがいるゲームの世界にはいって、たくさんの生きものと戦って、ともだちをふやすこと。そのときに、かっこよくて強い服が必要だと考え、このシャツをデザインしました。
特徴：
コンパクトなボール状にしまえるパッカブル機能が特徴。
「かっこよさ」をギザギザで表現しました。
「GIZA Shirt」が完成するまで
・自分自身を観察し、マインドマップをつくって分解してみる
しょうちゃんは、もともと好きなものがとてもはっきりしていました。釣りが好き、かっこいい動物が好き、勝敗のあるスポーツが好き、ゲームが好き。自分の気持ちをちゃんと言葉にできる子でした。（あなっち）
・「最高の1日」をイメージして、言葉にしてみる
好きなものがたくさんあるしょうちゃんに、一番好きなものはなに？と聞いたらすごくなやんで、選べない感じでした。最終的にゲームを選んだときは、よくやった！って思ってしまいました。（あなっち）
・「最高の1日」のマインドマップをつくる
いろんな要素がどんどん出てくるしょうちゃん。ゲームの世界が好き、戦って友達を作ることが好きという部分から今回のコンセプトが導き出されるまでにそんなに時間がかかりませんでした。（あなっち）
・モチーフを集めてムードボードづくりに挑戦する
ムードボードに画用紙のコラージュをしていたりして、とても格好良かったです！私自身、刺激をもらいました。（ゆうこ）
・ムードボードからカラーやテイストを決め、デザインを考える
とにかく好きなものがはっきりしていて、ポケ◯ンのキャラクターがなぜ好きなんだろうを一緒に考えました。本人も好きな色、好きな形を改めて再発見するいい機会になったのかなと思います。（あなっち）
・実現に向けて、シタテルとの交渉
実現したい模様やイメージがそのままだととても手間がかかること、高価になることを知って、どうしたら自分のイメージに近い形を作れるのか一緒に悩みました。気持ちが萎えるところかなと思っていましたが、とても楽しく前向きに話していけたのが新鮮でした。（あなっち）
・素材を選ぶ
ボタンも色も形になるところはとってもイメージできていたが、質感についてはあまりこだわりがなかった様子。なるほどこういうところはイメージしにくいんだなあ、と感じました。（あなっち）
・スタイル画/仕様書
・世界観を言葉にして、プレゼンテーションの準備
この日、一緒に活動しているVIVITAクルーのあなっちが会場に来れなくなってしまうというハプニングが。オンラインでつないで、プレゼンテーションの準備をすすめます。
・完成したサンプルと対面
しょうちゃんと一緒に、実際にできたものを着てみる、ボールにしてみるということをしているだけでとっても楽しかった。シャツを着たときには少し恥ずかしそうにしていたしょうちゃんが、ボールにしたときには少しドヤ顔していたのがとっても可愛いと思いました。（あなっち）
・プレゼンテーションに挑む
しょうちゃんは、とにかく自分で話すというモチベーションがあって、頼りがいがありつつも、少しさみしい気持ちになりました。（あなっち）
しょうちゃんとの道のり
コンセプトが明確で、分かりやすかったです。手書きの絵にとてもセンスを感じます！是非そのまま描き続けてほしいです。出来上がったシャツは本当に格好良く、強そうなシャツだと思いました！今すぐゲームの世界に飛び込んで、バトルができそうですね！（ゆうこ）
第一印象はきいちとは反対で元気な腕白小僧だ！ていうイメージ。同じチームとしてずっと見てきてしょうちゃんの好きなモンスターっぽい服ができてよかったなあと思います。実はときたましょうちゃんとあなやまさんが仲の良い父と息子のように見えてました。（としき）
本人は絵を書くのが苦手と言いながら描いてよって言うと楽しんで描いてくれる。プレゼンの喋る内容考えてねっていうと笑って冗談を言ってやらない感じを出すけど、実際はちゃんと考えてきていて、自作で製本したメモ書きまで準備してくる。しっかりと練習にも付き合ってくれる。年は離れているけど、いい友達ができました。（あなっち）
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しょうちゃん & あなっち