糸つむぎ日記③
電動糸車をつくってみよう!という話の続きです。前回は糸車の「糸によりをかけつつボビンにまきとる」しくみを調べました。構造はだいたい分かったので、実際に作ってみましょう。
再々度、設計。
あれこれ検討して、こんな構造で作ることにしました。2つのモーターを使って、ひとつはボビンを、もうひとつはフライヤーを動かします。ボビンとフライヤーの回転速度に差をつけて糸が巻きとられるようにしたいのですが、どのくらい差をつけたらいいか分からないので、プログラムで調整できるようにしました。
3Dプリントしてつくるパーツと、レーザーカットでつくるパーツが混ざっています。3Dプリントは形状を自由にできるけれど出力するのに時間がかかります。レーザーカットは板状のものを切ることしかできないけれど、加工時間が短いので、失敗してもすぐやりなおせます。うまーく使い分けたいところです。ベアリングと軸に使っている120mmの六角ボルトはホームセンターで買いました。
3Dプリント&レーザーカットして組み立て
設計したデータをもとにパーツを用意して、
組み立てました。
動かしてみると
紡げてる!(と、思う)
「フライヤーよりボビンが速くまわるようにして糸によりをかけつつ、まきとる」という基本機能は形になりました。モーターのON-OFFや速度調整がスムーズにできないので、プログラムを改良してなんとかしたいと思います。(続く)