おすそ分けを集めたら、材料費0円で欲しい物が作れた。
こんにちは。ませぽんこと馬瀬戸です。
わたしは普段、何かを作る時、
それに最適な素材を選定して、当たり前に材料を購入しているのですが(きっとそういう人多いのではないでしょうか?)、
今回は、まさかの材料費0円で完成したので、
その中で気づいたことや、感じたことを、お話したいと思います。
「それぞれのブリコラージュ」プロジェクト。手放し難いものを持ち寄って、わいわい話しながらつくりかえて感じたことをご紹介します。
空色マフラー
わたしが今回持ち寄ったものは、親戚からもらった手作りのマフラー。
親戚の趣味で、たくさん編んだマフラーの中から好きなものを選んでいいよというので、色が綺麗だと思って自分でこれを選んだのですが、着こなせずにいました。
断捨離はわりと好きで、衣類は着ないものは処分していましたが、
これは捨てられず。
多分申し訳ないからという気持ちで捨てられないのではなくて、時間をかけて作ったものを自分にくれるというのが嬉しかったからなのか、何なのか、とにかく、捨てられずに数年間引き出しに眠ったままになっていました。
見切り発車で分解開始
毛糸から作れそうなもの……何を作ろうか……と考えていたものの、作るものが決まらず、とりあえずマフラーをほどいて毛糸という素材に戻してから考えようと手を動かし始めました。
3分の1ほど、ほどいたとき、編んでくれたものをほどくのが切ない……
という気持ちが強くなっていることに気づき、マフラーをほどかず、
そのまま生かそうと決めました。
そんなときに、ナレッジルームで、
みんなが持ち寄った物を分解する様子を眺めていたら、
いろんなパーツや素材が目の前に広がっていて、
あ、この中につかってる素材はこういう特性があるのか、
ということは、これとあれを組み合わせたら……
というような感じで、
偶然そこに集まったものに導かれて考えることで、
作るものが決まっていきました。
さらに、完成が近づいてきた頃、
ビビッドな色の毛糸があったらなーと話していたら、
ももこさんが、以前使って余った毛糸をもってきてくれました。
居合わせた人とものとの出会い、この時だったからこそ生まれたもの
おすそ分けパーツからできたものは、iPadケース。
何も材料を購入せずに、今ちょうどほしいなと思っていたものが作れました。
中は、ほぼ穴山さんのバックパックに使われていた素材でできていて、
背面パッドを衝撃吸収材として使い、
取り出し口には防水ファスナーを縫い付け、
タグ(?)はショルダー部分の長さ調整ベルトを拝借、
最後に、ももこさんにもらった毛糸でアクセントを加えています。
・マフラーを解かない(形を変えない)
・その場にあった素材を活かす
この、ある意味、縛りがあることで、
普段だったら絶対毛糸で作ろうとしないであろう、毛糸のiPadケースが完成しました。(作ったケースは、さっそくつかっています!)
内側や形など、粗が目立つ部分や、ハンドメイド感も強いけれど、
最低限、自分の生かしたい部分やほしい性能、薄さは担保できたし、
おすそ分けだけで作れたことが、驚きでした。
また、その場の出会いや組み合わせから発想して作ることは、
普段あまり触れない素材を使ってみるという機会にもなり、
気づいたら、荒削りでも自分のできることの幅が広がっていたし、
それと同時に、次はもっと上手く「あるものでなんとかする」ことができそうだ、という可能性も感じられたのでした。
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