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Re:Re:Re:Clothes
VIVISTOP for Bricoleurで、道具を作って→布をワタにして→糸を紡いで→使えるものを作ることにチャレンジするプロジェクト『Re:Re:Re:Clothes 作って考える、服のあとさき』を始めます。
「不要になった服をワタに戻してまた新しい糸として紡ぎ直す流れを、手作りの道具で、体験できるようにできたらおもしろいのでは?!」という予感だけで突き進むプロジェクトです。
反毛ってなあに?
なぜそんなプロジェクトを始めようと思ったのかを、少しだけ。
去年たまたま国産羊の原毛をいただいたことをきっかけに、糸を紡ぐ道具を作ったり染めたりする活動をしてきました。
糸について調べていて知ったのが「反毛」です。反毛は不要になった布や服をほぐしてまたワタに戻すこと。羊毛やコットンの服を反毛してワタに戻すと、糸にして織ったり編んだりして、また服にすることができるんですって!日本でもSDGsやリサイクルが話題になるずっとずっと前から行われてきたことだそうです。
不要になった衣服は燃やすしかないと思っていた私は、「反毛」という方法があることに驚きました。と、同時に「糸を紡ぐ道具をDIYできるんだから、反毛機もDIYできるのでは?」と思ってしまったわけです。専門の方々からしたら「これだからなんも知らん素人は」と眉をひそめられちゃうかも!
分かりやすい情報なんて、ある?
環境負荷が大きいと言われるファッション産業では、余った衣服のアップサイクルやリサイクルなど、サステナブル(持続可能)なありかたに向けた取り組みが急速に広がっています。環境省のこちらのページには、サステナブルファッションの現状がよくまとまっています。
このページの元となった「ファッションと環境」調査結果(令和2年)資料の中に、求められる取り組みとして「何がサステナブルファッションなのか分かりやすく情報発信する」との記述があります。
気になったのは「何がサステナブルファッションなのか分かりやすい情報」なんて、そもそもあるの?ということ。
SDGsを掲げている取り組みだって、見方を変えたらそうでないかもしれない。分かりやすさが複雑さを覆い隠してしまうことだってあるでしょう。でもその複雑さに思いを巡らすには、服が作られる場所も、手放した服が行き着く場所も、あまりに遠くって、想像力が追いつきません。
自分の手で道具を作ってやってみることで、想像できること、考えられることを増やしていくことができるのではないでしょうか。
まだ始めたばかりのこのプロジェクト。今は小さな実験を繰り返している最中です。いろいろな人の助けを借りながら進めていけたらいいなあと思っています。もし興味を持ってくださる方がいたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。一緒にやりましょう!最新情報はinstagramでも発信予定です。
活動日と場所
ここまで読んでくださってありがとうございます。しばらくは毎週火曜日に制作や実験を進める予定です。見学はお気軽に!お待ちしています。
お問い合わせ
gakugei@vivita.club