糸つむぎ日記①
去年11月に実施したブリコラージュまつりのときに、近隣の方から国産羊の原毛をたくさんいただきました。せっかくなので、フェルトにしたり染めたり紡いだり、いろいろ挑戦してみよう!と思って、ナレッジルームにいらっしゃった方々と少しずつ取り組んでいます。
フェルトづくりは小さい子でもできて楽しい
まずはフェルトづくり。専用の針でプスプスとつついたり、石鹸水をつけてごしごしこすったりすると原毛がフェルトになります。特に石鹸水を使う方法は、小さい子でも楽しめてとってもいい感じ。
ごしごしこすって……、
コースターにしたり、
ニードルを使ってぬいぐるみにしたりできます。こちらの写真は小学生の作品です(かわいい!)
でもやっぱり紡いでみたい
フェルトもいいのですが、やっぱり紡いで糸にしてみたい!原毛をくださった方に教えてもらったのはスピンドルを使って手で紡ぐ方法。手元で原毛を少しずつ送り出しつつ、下の円盤上の部分をまわしてよりをかけていきます。
スピンドルはあるものを使って簡単に作れて手軽ですが、こつをつかむのが難しい!なかなか同じ太さで、ふんわりとはつむげません。でこぼこしたり、よりがかかりすぎて丸まってしまったりします。
しかしある日、来てくれた小学生と一緒に紡いでいて気づいたのです。ふたり1組になって、スピンドルをまわす係と、原毛を送り出す係に分かれてやると、いい感じの糸にできることに!
ふたりで一緒にやるのは楽しい。でも、ひとりのときにもできたらもっといいかも?
そうだ、電動にしよう!
スピンドルをまわす部分をモーターにできないかやってみようと思い立ちました。VIVISTOPにはプロトタイピングツール「VIVIWARE」があるので、ちょっとモーターを動かしてみるためのプログラムだったらささっと作れるのです。
モーター以外の部分はTinkercadで設計します。とりあえずまわればいいよね?というわけで、ざっくり構造です。
歯車などなどをレーザーカットして組み立てます。
なんとなく紡げた!
ある程度の長さになったら、横に移動して巻きとります。
両手が使えるので、小学生でも楽しくできそうです!ただ、ひとりでもできるように電動化したはずが、モーターのスピードをコントロールするためにふたり一組でやったほうがいいことはあまり変わらず。
あとは、この試作品だと糸によりをかけるのと、まきとるのと、2つのステップを行ったり来たりしないといけません。せっかくだからよりをかけつつ巻きとりつつ、自動でできるようにしたいですねえ。
つくってみるとあれこれ欲が出ますね!というわけで、糸つむぎ修行は続きます。