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デザイン勉強会をリモートで開催しました

こんにちは、最近日本酒は瓶ごと行くデザイナーのせっきーです。

デザインチームでは有志が集まって隔週に1度、2時間、デザイン勉強会を全5回開催しました。チーム内での交流、デザインスキルやファシリテート能力の向上が主な目的です。

Webデザインに関係するお題を事前に決め、当日までにこなし、勉強会当日に発表、その後最適解を導き出すという形式です。

当日は会議室に集まってみんなでプロジェクターを使って発表…といきたいところですが、いまはコロナ禍。テレワークの社員も多いので全員が集まることが難しい状況です。

そこで、私たちはこの勉強会をすべてリモート上で行うことにしました。本記事では勉強会に取り組んだ際の進め方や気づきなどをお伝えします。

事前準備

お題の決定や勉強会当日のファシリテーターを務める「進行役」を2名決めます。進行役は勉強会ごとにローテーションさせます。

2名選出する理由は、勉強会参加者が9人とリモートで行うには少し人数が多く、2チームに分かれる必要があったためです。

進行役の役割は主に以下です。

・お題決め/チーム分け
・日程調整
・勉強会の準備
・ファシリテーター/勉強会の記録(録画)

お題決め/チーム分け

進行役2名で話し合い、2チームそれぞれ別のお題を決めます。

Webデザインに関わるものならなんでもOK。1~2時間程度で終わりそうなボリューム感で設定します。「DLsiteのお気に入りページの改修案(ワイヤーフレーム)」「架空のゲームサイトTOPを作る」などなど。

お題決めと同時に勉強会参加者がどちらのチームのお題に取り組むか、チーム分けも行います。

勉強会実施2週間前に参加者にお題を告知、AチームBチームに分かれて事前に取り組んでもらいます。

勉強会の準備

当日使用するものは下記です。

・PC
・Web会議ツール(Zoom)
・共同編集を有効にしたAdobe XDファイル

勉強会当日は共同編集を有効にしたXDファイルをオンラインホワイトボードツール(miroなど)の代わりとして使用します。プロトタイプなどインタラクション面でもデザインを確認できるためです。

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勉強会の進め方

勉強会は以下の流れで進めていきました。

16:00〜16:10:概要説明
16:10~16:45:それぞれのチーム内でデザイン発表
16:45~17:30:発表をもとにそれぞれのチーム内で最適解を作る
17:30~18:00:お互いのチームに向けて発表・統括

ですが、

・概要説明(全員で行う)
・それぞれのチーム内でデザイン発表(AチームBチーム分かれて行う)
・それぞれのチーム内で最適解を作る(AチームBチーム分かれて行う)
・お互いのチームに向けて発表(全員で行う)

アートボード 1

とタイミング毎にそれぞれ参加者の移動が必要です。会議室であれば時間に合わせて部屋を移動すればよいのですが、オンライン上ではなかなかうまくいきません。

そこで本勉強会では、Zoomミーティングに参加しているユーザーを少人数ごとのグループに分ける「ブレイクアウトルーム機能」を使いました。

アートボード 1 のコピー

ホスト(進行役)は参加者を移動させたり時間で強制的にグループを解除できるので、タイムスケジュールに沿ったスムーズな進行ができました。

リモート上で同時に動く難しさ

「それぞれのチーム内で最適解を作る」ターンでは、各自のデザインの良い所をピックアップし、XD上で1つの最適解デザインを作るのですが、意見がまとまらず、良い所のピックアップがうまくいかなかったり、実際に手を動かしてデザインする人が偏る(チーム全員が参加していない)など、リモートでなければ起こらなかったであろう問題が多々発生しました。

ここで大事になるのが「進行役(ファシリテーター)」でした。タイムキーパーを担う、意見をまとめる、デザインを分担するなど積極的に音頭を取る(ファシリテートしていく)ことが問題解決に繋がりました。

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スキル向上だけでなく改善提案に繋がることも

勉強会はデザインスキル向上が主な目的でしたが、お題の中には「DLsiteのあのページをリニューアルするとしたら…」など、改善提案に繋がるものもありました。

実際にいくつかのお題で出たデザインは、(調査検証を経て)改善案として受理され実装予定です。

このように、デザイン勉強会を行うことで、デザイン/ファシリテートスキルの向上、改善提案(に繋がるデザインを生み出せた)など数多くのメリットがあり、実施して良かったと感じています。

この経験を共有することで、何かのお役に立てれば幸いです。

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