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サービスピボット時におけるデザイナーの役割

こんにちは!デザインチームの古賀です。かれこれ9ヶ月振りのnote執筆です。viviONではエンタメ音声アプリのZOWAをメインで担当しているUI・UXデザイナーです。

昨年末(12月9日〜12月10日)に開催されたイベント「Spectrum Tokyo Design Fest 2022」に参加させて頂き、「サービスピボット時におけるデザイナーの役割」というテーマでセッションを行いました!この記事ではセッションの要約版を共有します。

※写真はイベントスタッフ様にご提供いただきました。

ZOWAのリニューアルを行った際にデザイナーとしての動きや考えたことをまとめているので、これからサービスリニューアル・立ち上げに携わる方にオススメです。実際のスライドも公開しますので、合わせて御覧ください!

ZOWAってどんなサービス?

一言でいうとエンタメ系の音声サービスで、「あなたの気持ちをリセットする」をテーマにした楽しい音声が聴けるサービスです。

オリジナルのボイスドラマやラジオが聞けたり、アプリ内の掲示板で話した内容が音声になったりと、疲れた人でも気軽に楽しめるサービスを目指しています。

そして、リニューアル前はASMR動画専門のプラットフォームでした。審査制の本格志向のASMR特化アプリとして運営していたのですが、2022年の春よりエンタメ系音声に方向転換していきます。

デザイナーとして、どう動いたか

「音」という共通点はあるものの大きな変更で、どんな世界観を目指すべきか、自分も含めメンバー間でも共通の想像ができなかったので、とにかく早く具体化することを意識して動きました。

では、どのように具体化を進めたか大きく3つに分類して紹介します。

1.コンセプトの具体化

コンセプト具体化のために最初に作ったのはこの3つです。

  • 世界観設計

  • UIのサンプル

  • キービジュアルのサンプル

世界観設計とは、どんな印象を持ってもらって、どんなグラフィックが適しているかを言語化して共有するために用意したものです。

UIのサンプルは世界観をUIに反映してみたものです。要素は仮ですが、形にしてみることでイメージし易くなります。

キービジュアルのサンプルはプロモーション時のイメージとして用意しています。

このように、仕様や使い所が定まってなくても、イメージとして早期に落とし込むことで、コンセプトに合った世界観か議論を進めることができます。

2.機能の具体化

大きな方針転換なので、機能要件を作る前に検証したいことは多くあります。しかし、全て同時に進めることはできないので順番に着手していく必要があります。

そこで、「一番分からないもの」を選んで形にして検証することにしました。今回でいうと「気持ちをリセットできる体験をどうやって提供するか」ですね。

検証したいことに対して、仮説を考えながらワイヤーフレームに落とし込んで行きます。提供したいユーザー体験から逆算して早めに具体化してから、詳細な仕様や実装方法を検討することで、とても進めやすく感じました。

3.コンテンツの具体化

エンタメ音声とは何か?音声を作りながら探っていきます。

コンテンツに深く関わる「Zch」という新機能があり、サービス内の掲示板でやりとりしたコメントが読み上げ音声になるというものです。

ベンチマークが少なすぎて完成形のイメージが分からないので、チーム全員で面白いと思う読み上げ音声を作るという取り組みをしました。デザインと同じで、音声も聞かないと良し悪しの判断は難しいですね。

実際に多く作ることで見えてくるポイントもあり、コンテンツを作る際の指標として抑えることができました。

まとめ

3つに分類しましたが、それぞれ共有した気付きとしては、とにかく手を動かして形にすることで見えてくるものが多くあるということです。

特に抽象的なものほど形にする意義が大きいと思うので、これからリニューアルや立ち上げをやっていきたい方は参考にしてくださいませ!

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