さあ、行こう

ずっとずっと夢見ていた日がついにやってきた。
水道橋についてTDCの前を通ってドームが見えた瞬間、一瞬で色んな記憶が蘇った。
憧れの大きな大きな会場を横目に、TDCホールに連日通っていた…3度の夏。いつか、いつか…あの場所に行きたいねって、話しながら地下の深い深い世界へもぐって行った、ずっと忘れられないあの夏を。

あの頃なんとなく想像していた"いつか”は、もっとスグ訪れるんだと当時の私はきっと思っていた。あれから5年の間にも色んなことがあったし、決して楽しいことばかりではなかったかもしれない。

それでも、この瞬間を迎えるのが今で良かったと思える今日にしてくれたのは、これまで彼らが着実に進んできた歩みが今の最高にかっこいい彼らを作っていると、見せてもらってきた時間があるからだと思う。

時間はかかったかもしれないけど、いつかいつか…!と願いながら、この日を夢見ることが、私は今日までずっと、とっても楽しかった。
もちろん、夢の舞台で5人揃った姿が見たかったなって気持ちはやっぱりあるんだけど…それも次の”いつか”として、大切に育てていきたいなとドームを目の前にして今は素直に思っている。

ただのファンの1人である私が、彼らの未来を祈りながら想像すること、
この先にまた一つ見せてもらいたい次の夢を持つことが出来ること…
未来のことなんて何もわからないけど、この先もここから続いていく"永遠ではない永遠"が私たちの中に当たり前のように存在して、”いつか”の彼らを願えるこの時間こそがきっと何より幸せなことなのかなって、この11年が私に教えてくれた。


健人くん、風磨くん、勝利くん、聡ちゃん、マリちゃん。
本当に色んなことがあったけど、どんな時もグループとして歩みを止めず…一歩ずつ進んできてくれてありがとう。私たちに見えていないところでも、大変で辛いこと悲しいこと…きっとあっただろうけど、それでも前に進み続けてきてくれた君たちの決断に、私はこれまで知らず知らずにずっと助けられていたはずです。私のなんでもない普通の毎日に当たり前のように変わらず存在してくれたこと、どんな時もそっと優しい光で照らしてくれたこと、たくさん背中を押してくれたこと。Sexy Zoneを好きになったあの日から、今日までの全ての瞬間の君たちの輝きに改めて感謝します。ありがとう。

ずっとずっと前に進む選択をしてきた君たちだからこそ、辿り着いたこの夢の場所。
Sexy Zoneのペースで進んできたからこそ、Sexy Zoneにしか見えない特別な景色がきっとあるはずです。

さあ、行こう。夢のステージへ。


最高に楽しんで、一生忘れられない時間を過ごしてね。

そして、そのステージから見える、次のステージがどんなものなのか。
またいつか、教えてください。

君たちの夢が叶う瞬間を一緒に喜べることが、
これからもずっと変わらない私の夢の一つです。


初の東京ドーム公演、本当におめでとう。

2022.12.16
びび