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貴婦人のコルヴェイユ|DAY 3

本記事はオンラインフェア《貴婦人のコルヴェイユ》DAY 3最終日の配信記録です。本記事をチェックすれば、DAY 3の配信を見落としなく確認できます。
全出品作がここヴィヴィアンズ百貨店霧とリボン オンラインショップに並びました】

DAY 3の配信ラインナップ

文|霧とリボン

 アドベントの足音が近づき、冬支度がはじまろうとしているここモーヴ街。本日、《貴婦人のコルヴェイユ》の全配信が終了し、ヴィヴィアンズ百貨店初のオンラインフェアが無事終了致しました。
 コルヴェイユ(花籠)を片手に、百貨店内の各専門店にお立ち寄り下さいました皆様に深く感謝申し上げます。心沸き立つお気に入りの作品・アイテムはみつかりましたでしょうか。

 ヴィヴィアンズ百貨店がオープンしたのはパンデミック禍の2020年5月。もっとも愛する詩人、ベル・エポックの巴里に生きたルネ・ヴィヴィアンから名前を拝借し、モーヴ街の中で主にモード系作品とアンティーク品をご紹介する場所として誕生しました。

ルネ・ヴィヴィアンの肖像写真を配した
モーヴ街開通イベント《MAUVE NOUVEAU》のポスター
(2020年5月)

 アンヴァンテール様、Belle des Poupee様、massaging capsule様はオープン当初からのお仲間です。

 海を渡って届くフランスアンティーク品の数々は、アンヴァンテール様が巴里や巴里近郊の街を歩きながら蒐集した審美眼の賜物。殊に、別々の場所で大切にされてきた品々を、時の夢を編み上げるようにアッサンブラージュしてお披露目する独自の形式は(本フェアでは「キャロンのモーヴ色パフと小物セット」)、私たちにロマンティックな光景を届けてくれます。

アンヴァンテール
《菫リングケースと女優のシガレットカード》
(2023年5月発表/個人蔵)

 アクセサリーブランド・Belle des Poupee様は「菫色の小部屋(2015〜2023)」オープン初期からのお付き合いです。馨しい布花咲き誇るヘッドアクセサリーの数々に、装いを楽しむたくさんの女性たちが魅了されてきました。可憐な布花とシルクやベロアを中心としたシックなリボンのアレンジメントがこれからも秘密の花園をますます満たしてゆくことでしょう。

Belle des Poupee
《キャノチエ(菫色リボン・ミントブルーリボン)》
(2020年8月発表/個人蔵)

 同じく、「菫色の小部屋」オープン初期からお世話になっている服飾ブランド・massaging capsule様。企画展ごとのテーマを怜悧な解釈で紐解き、ヴィクトリア朝の美意識をベースとした感性と卓越の技で仕立てるアームコルセットは唯一無二の存在です。霧とリボンとのコラボレーションで発表してきた多彩なカフスも機会をみつけてまたお披露目したいです。

massaging capsule
《夢見るゼルダのアームコルセット》
(2020年5月発表・個人蔵)

 SNSの大草原に煌めいていた一輪のビオラ。ビーズ刺繍で構成された美しい作品に一目惚れしたことが切欠で、Under the rose様とのご交流がはじまりました。そののちモーヴ街のお仲間として個展《Hidden Garden Waltz》を開催して下さったことは素晴らしい思い出です。昆虫や草花舞う宝飾店はモーヴ街の光源であり続けることでしょう。

Under the rose
《ビーズ刺繍のビオラのブローチ No.8「ビビ アンティーク」》
(2023年5月Under the rose個展にて発表)

 本フェアでは、物語作家・ミルフィーユ様と霧とリボンによるコフレを発表しました。バレエという共通項からコラボレーションが叶った喜びもひとしおですが、モーヴ街をずっと見守って下さっていたミルフィーユ様をヴィヴィアンズ百貨店にお迎えできたこと、感無量でした。

ミルフィーユ × 霧とリボン
パ・ド・トロワ・コフレ《GISELLE》
本フェアにて発表

 エッセイを手掛けて下さった3名の執筆者の皆様、維月 楓さま、熊谷めぐみ様、高柳カヨ子先生もモーヴ街オープン当初からのお仲間です。

 モーヴ街図書館の司書でもある詩人・映像作家の維月 楓さまとはたくさんのコラボレーションを発表してきました。維月さまによる瑞々しい翻訳でヴァージニア・ウルフやエミリー・ディキンソンを新鮮に感じることができ、また、自作詩ではほとばしる感性のモダニティに驚かされました。

維月 楓「Tropica Utopia」
コラボ・コフレ
《ネセセール・ヴワヤジュール〜マリアンヌ・ノース》収録
(2023年)

 モーヴ街5番地で共に「サティス荘」を運営するヴィクトリア朝文学研究者・熊谷めぐみ様。ディケンズを通じて交流を深めてきた証は共同企画したオンライン展覧会《ディケンジング・ロンドン》として結晶化。読み返すたび、時空旅行へ賭けた並々ならぬ熱情が燃え上がります。

《ディケンジング・ロンドン》展DM
ART WORK|内林武史「物語の街」(2020年)

 モーヴ街には「サンクチュアリ」が存在します。6番地「ブライオニー荘」に住む精神科医・少女批評家の高柳カヨ子先生がプロデュースするオンライン展覧会《少女の聖域》。少女性を秀逸なテーマで多角的に追求する本展はこれまで4回開催され、高柳先生の美意識に賛同する才能あふれるアーティストたちが集い、モーヴ街を華やかに盛り上げて下さいました。

高柳カヨ子プロデュース展
《少女の聖域vol.2〜跳躍と疾走》
ART WORK
トレヴァー・ブラウン「幻走」(2021年)

 これまでのモーヴ街の歩みを追想しながら、本フェア参加者の皆様への感謝を綴りました。

 この度も菫色のストリートを訪れて下さいまして、本当にありがとうございました。これからも、皆様の日常のそばにモーヴ街へと続く扉があり続けることを願いつつ、心からの感謝を込めて・・・


 それでは、本日DAY 3最終日の配信記録をお届け致します。
 毎日夜に更新される一日のまとめ記事(本記事)をご覧になれば、見落としなく配信内容をチェックできますので、ぜひご活用下さい。


 三日間のフェアのご観覧、本当にありがとうございました。明日21時より通販スタートです。菫色のウィンドウから、ぜひお気に入りを見つけて頂けましたら嬉しいです。


【11月24日(日)21時~26日(火)21時】

【11/24(日)21:00〜23:59】限定
BASE【20%OFFクーポン】利用可能
(*諸条件あり)
オンラインショップに順次新作掲載中

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