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ビビッドガーデン新章突入。新しいValueを発表します。
こんにちは!
ビビッドガーデン人事のさとかです。
私たちは、この4月よりValueを刷新することになりました。
このnoteでは、
・なぜこのタイミングでValue改訂を行ったのか
・新しいValueにどんな想いを込めたのか
もあわせて、新しいValueを発表します。
なお、去年の11月から始まった4ヶ月に及ぶValue改定の舞台裏については、後日また改めて別のnoteを出す予定なので、そちらも楽しみにお待ちください。
前提 - ビビッドガーデンにおけるValueとは
当社のVision、Valueの定義は以下の通りで、今回はこの中のvalueの改定を行いました。
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背景 - なぜ今Value改定なのか
当社のVision、「生産者の“こだわり”が正当に評価される世界へ」を実現させるためにはまず「食べチョク」事業をより早く大きく成長させ、生産者が正当な評価を受けることで利益をあげ、それによって一次産業を取り巻く様々な課題を解決するインフラ企業となる必要があります。
そしてその実現のためには、組織とそこに所属する人々が成長し続けることが不可欠であり、そのために
・成長する組織であり続けるための行動の指針を定義すること
・その指針に沿った行動が取れているかどうかを相互で確認・フィードバックしあうこと
が重要です。
これまでValueとして定義していた5つの行動指針は、2019年当時まだ当社が10人程の組織だった頃に「ビビッドガーデンに関わる人と会社としての文化はこうあるべき」というところに重きを置いて作成されました。
(当時の行動指針策定の背景については、ぜひこちらのnoteをお読みください)
時は流れ2023年。事業フェーズも変わり組織も拡大。
事業的にも組織的にも今後さらに成熟させていくためには、険しい荒波に立ち向かっていかなければなりません。そんな時全員で苦境を乗り越えられる強い組織であるために、改めて強固な企業文化を再構築していく必要が出てきました。
なので、改めて今回のVALUE改定では 「事業成長をさらに加速させていく上で必要な行動の指針」 という観点を特に重視しました。
食べチョク事業をより早く大きく成長させるために必要な行動や考え方の方向性を言語化し社内の共通認識とすることで、社員同士が日々それを実践できているかフィードバックしあえる状態を確立していきます。
結論 - 新Value
私たちの根源をなすもの - 変わらない想い「生産者ファースト」
創業時から「生産者ファースト」の想いは揺らぎません。
ビビッドガーデンは、一次産業の課題を解決したい、生産者にとってポジティブな変化を起こしたい、という想いから生まれた会社です。
「生産者ファースト」がなくなってしまったら事業をやっている意味がなくなってしまう、というくらい私たちのコアのアイデンティティとなるもの。
今回Valueを改定する中でも、改めてそれを再認識しました。
「私たちは生産者にどんな価値提供をできるのか」という視点は、これまでもこれからも常に大事にされていくものです。
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その変わらない土台の上に創られた、ビビッドガーデンの新しい4つのValueをひとつひとつ紹介させてください。
新Value(1) 全員が船を漕ぐ
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ビビッドガーデンはまだ7期目のスタートアップ。
スタートアップとは、常識に囚われない新たなビジネスによって社会課題の解決を目指す企業です。
その実現のためには、一部の人が船を漕いで、ゆっくり前に進めばいいわけではありません。誰かが漕いでくれる船に、自分は乗っているだけでいいという考えの人が一人でもいてはいけない。
「短期的に大きな成長」をするためには、ひとりひとりが「自分がこの事業を前に進めるんだ!」という強い気持ちを持って日々仕事に取り組む必要があります。
職種・チームの枠を超えて、事業をより早く前に進めるために今何をすべきなのか、自分は何かできないのかという思考を常に持ち続ける。自ら課題を掘り起こし、周りを巻き込み、アクションを起こし形にしていく。
そういう価値観や行動が増えたら、それだけ事業は早く前に進む。そして、「かっこよくて強い組織」になれるのです。
新Value(2) ハイスタンダード
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ビビッドガーデンのビジョンは「生産者の”こだわり”が正当に評価される世界へ」。
これは、今まで長い間、一次産業では実現されてこなかったこと。難しいことを成し遂げようと考えた時に、私たちは個々の職業人としてもチームとしても高いレベルが求められます。少し頑張ったくらいでできるものなら、もうすでに誰かがやっているはず。エベレスト級に高い目標だからこそ、個々人が自分を高め、お互いに高めあうことが必要不可欠なのです。
ハイスタンダードとは、基準を自身で決めて進化し続けることを意味します。人によってもタイミングによっても求められるハイスタンダードの方向性は違いますが、職業人として視座・意識・振る舞い・スキル。それらをより高く、より深くしていくことを個々人とチームで取り組んでいきます。遠慮は不要です。お互いに期待し合い高い基準を求め合う中で、組織は磨かれていきます。
新Value(3) 10倍の収穫
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積み上げの思考ではなく、大きく絵を描けるように。
出来ることベースではなく、「どうしたら実現できるか」から考えられる組織にしていきます。
収穫は種まきから始まり、収穫までの道のりが決して楽ではないのと同じように、私たちが実現したい世界までの道のりも前途遼遠。ビジョンの達成までに、これからもたくさんの苦難が待ち構えていることでしょう。しかし、だからこそやり遂げた時の達成感はとても大きいはずで、常に高いゴールを思い描くことから始めます。
一次産業は長年様々な課題を抱えてきましたが、そのほとんどは解決されないまま今日に至っています。それくらい高難易度の課題に、ヒト・モノ・カネ全てのリソースの少ないスタートアップである我々が挑戦しています。
それゆえに、時には何かを捨てる判断も必要です。成功確率数パーセントでも飛び込む決断に迫られることもあるでしょう。
また、これまで変わっていない業界を変えるには革新的なアイディアが必要です。革新的なアイディアに批判はつきもので、全員が納得する答えを探してしまうとイノベーションは生まれません。傾聴の姿勢は大事にしつつも、反論を押し切ってでも進めていく強いWILLを尊重します。
どんなに難しい局面でも10倍の収穫を目指し、それを実現し、歓喜できる組織へ。
新Value(4) 夢中を吹き込む
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スタートアップには不確実が溢れています。予定調和はほぼ皆無。
カオスの荒波の日々の中で職域を横断した動きが求められ、必ずしも全部が全部自分のやりたい仕事ではないかもしれません。そんな時にエネルギーになるのが「夢中力」。目の前のことに夢中になる力です。
人それぞれ「夢中になるスイッチ」は違うとは思いますが、他者にスイッチを探して押してもらうのではなく、自分のスイッチは自分自身で捜して押す。それがスタートアップで働く醍醐味です。
「努力する人は夢中な人に勝てない」という言葉にもある通り、
・夢中というポジティブな原動力のもと、
・成功するまで行動し続ける粘り強さを持って
・その熱意で周りを巻き込み応援者を増やしていける
そんな人にかなうものはない。
私たちは、ひとりひとりが、そんな集団でありたいと思います。
最後に
「生産者のこだわりが正当に評価される世界へ」というビジョンを達成させるために、ビビッドガーデンはこれからも何があろうと常に前を向き続ける集団でありたい。
そのために全社をあげてValueを大切にし、「これこそがビビッドガーデンらしいよね!」と言えるような文化にしていきます。
今回のValue改定では、プロジェクトメンバーを中心としつつも全社を巻き込んで、今のビビッドガーデンにあった最高のValueを作ることができました。前回のValueが出来た3年前とは会社のフェーズも大きく変化し、ここから次のフェーズに向かうための礎となってくれることは間違いないでしょう。
「生産者の“こだわり”が正当に評価される世界へ」向けて。
新章ビビッドガーデンが始まります。