新電力、買い取り額上げ
要約
FITの期間を終えた住宅の太陽光発電「卒FIT」を新電力が奪い合っている。
各社は買取価格をあげることで売電契約を試みる。
新電力は電力価格高騰に対応すべく、卒FITの買取価格をあげることで調達先を増やしている。
スマートテックは買取価格を3割あげて調達先を増やし、セブンイレブンに再エネを販売している。
伊藤忠エネクスは6割高、京葉ガスは5割高、東急パワーサプライも1割値上げした。
各社の価格引き上げの背景には電力を供給する住宅の増加だ。
12年のFIT制度開始から10年を越え卒FITが増えている。
卒FITの件数は22〜23年でピークを迎え、年間20〜30万件ずつ増えていくという。
これは25年時の累計出力が原子力8基分に相当する。
通常卒FITとなると買取価格は下がるが契約する電力会社は選べるようになる。
卒FITの最低買取価格は8.5円だ。
今や日本の電源構成のうち再生可能エネルギーの割合は20%を占める。
太陽光は全体の1割を占め、メガソーラーの建設余地が減っている。
日本の1キロ平方メートルあたりの発電容量はドイツや中国などの主要国で最も大きい。
課題は卒FITの認知度の低さで15%程度にとどまる。
高価格買取をしてくれる卸を知らない家庭が多い。
FITが終わり卒FITになる家庭がどこなのか情報を得るのは不可能なため、広告等で気づいてもらうしかない。
新電力の生き残りの鍵は安定的な価格で電気を調達できるかにかかっている。
感想
このような卒FIT制度があるのを初めて知った。
そもそもFITに期間があることもここで知った。
各家庭のFIT期間が個人情報として保護されている以上は分譲地として販売された時期から逆算してポスティングとか大規模広告くらいしか知ってもらうことはできないのかなと思う。
なんでFIT期間の情報は保護されるんだろう。
太陽光発電をつけた時期の情報は何か悪事を働かせる材料になるのか?
でもやっぱり知ってるか知ってないかの差はとても大きい。
この卒FITで新電力と契約した方が得をするのであれば今日の記事の情報にはとても価値がある。
そういえばふるさと納税が10月からお得感が減る方に変わると言ってたっけ?
早くふるさと納税しなくちゃ