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卒業文集

卒業文集でございます。何を書こうか。
「受験やばい、締め切りやばい」以外に書くことがない。
卒業文集って売られちゃうらしいし売られたときに恥ずかしくない犯行声明でも書こうかしらん。
これが反省文なら慣れてるのに。400字詰め3枚10分もあれば書けたはず。

……冗談はさておき本当に書くことがない。
一生の記録に、6年間の振り返りに、相応しいと思うものが無い。
文化祭も、体育祭も、確かに楽しかった。
でもそこまでかと言われれば多分違う。
修学旅行や外部研修も特別な思い出ではある。
でもやっぱり何処か納得できない。

「友達」と呼べる存在はいたけど高校卒業したら多分会わない。
学校での関係なんて所詮学校の中でのもの。
LINEをするのも、遊びに行くのも、所詮学校の延長。
放課後になればクラスメイトが他人になるように、
卒業になれば友達だってきっと他人になる。
そんな彼らとを題材に文集を書くと、見返した時が虚しい。

かといって学校の日常に書けることがあるわけでもない。
そりゃぁその辺の生徒よりは波乱に満ちた?生活だったかもしれない。
でも高校生の波乱に満ちた6年間なんてただの黒歴史だから。
そんなもの出した日には同窓会に行けなくなっちゃう。

卒業文集めんどくさい。